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スワミジの伝記 2-1(『Swamiji The Manifestation』より)

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第2の周期(1954-1966) 若きスワミ 第1話

ジャヤラクシュミーの死後、誰が子どもたちの面倒を見るかという問題が出てきた。ジャヤラクシュミーの2人の姉妹は少女たちを育てることを自主的に申し出た。妹のパーヴァトランマはサラスワティを育てることになり、姉のほうはヴァララクシュミーを育てることになった。しかし誰もサティアナーラーヤナを引き取ろうとはしなかった。出発のときになってサラスワティは、サティアナーラーヤナと離れたくないと言って泣き叫んだ。ナラシンハ・シャストリはいまだに悲しみに圧倒されていて、娘の振る舞いに憤慨した。彼は子供たちが井戸に放り込まれてしまえば、すべての苦しみが去るはずだと叫んだ。彼はサティアナーラーヤナと彼の妹を掴むと、井戸のほうへと引きずって行った。

村の長老たちが起こっていることを目撃してやってきた。彼らはナラシンハ・シャストリをその振る舞いによって叱りつけ、子供たちを安全に引き寄せた。しかしナラシンハ・シャストリは自身を保てないほどに弱っていて、子供たちだけが残されていた。彼はジャヤラクシュミーの妹のパーヴァトランマといっしょにマイソールに留まっていたが、子供たちは誰も彼と一緒にいることはできなかった。そのためサティアナーラーヤナと妹のヴァララクシュミーは、バナーガッタにいるジャヤラクシュミーの姉のサラダムマと住むことになった。そこはバンガロール近くの小さく宗教的な村だった。サラダムマの夫は村のチャムパカシャメーシュワラ寺院の祭司だった。

バナーガッタは大きな森に囲まれたとても小さな村だった。言葉が違っていたのでサティアナーラーヤナは学校へ行くことができなかった。その代わりに彼の叔父の寺院で働いていた。時おり、母によって表された神のヴィジョンが再び起こった。彼は喜びに満たされ、寺院のなかの女神のまえで踊った。しかしほとんどの時間を過ごしたのは森のなかだった。

ある日、サティアナーラーヤナが一人で森の木に座っていると、大きな熊がやってきた。熊はゆっくりと近づいてきて、彼の足を舐め始めた。サティアナーラーヤナはまったく恐れをみせず、より熊に近づくために木から降りた。少年と熊は友達になり、サティアナーラーヤナが森に来たときは、その熊が彼に会いにくるようになった。まもなく熊は、捧げものを持ってくるようになった。まず、熊は大きなフルーツを持ってきて、口から少年の小さな手へと落とした。それから、ハチミツがいっぱいで爪で剥かれたハチの巣を持ってきて、その甘い蜜を少年の手に落とした。サティアナーラーヤナは熊との友情と贈り物にわくわくしていた。熊が少年をお茶に招待するのは定期的なイベントとなった。熊が少年に捧げたのがフルーツとハチミツであり、それが偉大なるヨギの食べ物であったことは偶然におこったことではなかった。

続く

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