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スワミジの伝記 2-9(『Swamiji The Manifestation』より)

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第2の周期(1954-1966) 若きスワミ 第9話

ラムビカ・ヨガを終え、ヴェーンカンマはすべてをサティアナーラーヤナへ教えきった。胸のなかで、自分の死が近づいているのを知っていた彼女は、学校の夏季休暇が始まると、子どもたちを父親のところへ送った。ヴェーンカンマは厳しい師だったが、彼女と過ごし、他の霊的探求者と関わりをもったことで、サティアナーラーヤナの霊的実践は進んだ。サットサンガ(聖なる人々との集い)を続けることは、霊的修練の道において大切な手段だった。しかし、その修養が高い段階へ達すると、サットサンガはしばしば、不運で不適切な状況にとってかわる。寛大で聖なる魂に囲まれているときに前進するのは、あまりいいことではない。真の前進は、不運にあるときのみ起こりうるのだ。
ヴェーンカンマが亡くなり、ナラシンハ・シャストリは再び、子どもの面倒を見るという責任に直面した。以前と同様、子どもと関わりたくなかった彼は、教師をしていたサティアナーラーヤナの兄であるナンジュンダヤのもとへ子どもたちを送った。ナンジュンダヤと彼の妻のラリタンマは、愛情をもってふたりを迎え入れた。

教師として、ナンジュンダヤはサティアナーラーヤナの教育について案じていた。できるだけ早く、弟をアナンタプルにあるポッティ・スリランルル高校の1年生として入学させた。学校の近くに住めるよう、彼はサティアナーラーヤナをおばのいるアナンタプルへ連れていった。ほかにも同じ学校へ通うふたりの少年が住んでおり、おばは彼らのためにも料理をし、よく面倒をみていた。ナンジュンダヤは去る前に、弟が学校で使えるよう、必要な本、鉛筆、紙を買い与えた。兄は出発するとき、ティアナーラーヤナに彼の学力について話をした。

「いいかい、サティアナーラーヤナ」と彼は言った。「おまえは今13歳で、本来は4年生であるべきだ。しかし、おまえの成績では1年生に入ることしか許されなかった。どれだけ自分が遅れているか、わかるかい? これからはもっとがんばらないといけないよ」

しかし、ナンジュンダヤの忠告も無駄に終わった。これまでの学校同様、サティアナーラーヤナは授業に関心を示さず、勉学よりアナンタプルにある寺院やその行事に興味をもっていた。13歳でクラスメイトよりずいぶん年上だったサティアナーラーヤナは、年下の子どもたちにバカにされた。しかしながら、キャンディを物質化したことで、彼はすぐに“マッド・スワミ”の異名をとることになる。いつでも可能なときは、彼は友だち数人を連れて寺院へ行き、祈祷の歌を歌ったり、儀式を眺めたりした。

そのころヴァララクシュミーは、ナンジュンダヤの家でつらい思いをしていた。ヴェーンカンマは修行者として禁欲的な生活を送っていたため、ヴァララクシュミーが家事を覚えることにまったく期待していなかった。しかしながら、一般の家庭での暮らしには新しい挑戦が待ち受けていた。祖母のアンバンマは11歳にもなる女の子がなぜ家事手伝いをできないのか、理解できなかった。家事をこなせるようにヴァララクシュミーを鍛えることにし、そのために過酷な仕事や厳しい罰を与えた。ナラシンハ・シャストリが訪れたとき、娘がひどい扱いを受けているのを目の当たりにし、息子とアンバンマを激しく責めた。父親がいるあいだは祖母の態度は改善したが、ナラシンハ・シャストリが帰ったとたん、アンバンマは彼女に仕返しをし、ヴァララクシュミーにとってはすべてが悪化した。こうした状況がナンジュンダヤを不安にさせたばかりか、学校の先生からサティアナーラーヤナの成績の悪さを報告され、子どもたちに対するいらだちがさらに増した。悪くなる一方の成績について、兄はサティアナーラーヤナを叱責した。

するとサティアナーラーヤナは「もし試験で合格しなかったら、私をとがめてください」とだけ答えた。

続く

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