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スワミジの伝記 2-21(『Swamiji The Manifestation』より)

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第2の周期(1954-1966) 若きスワミ 第21話

サティアナーラーヤナは日曜日に定期的にスリカンタヤの家でホーマ(火の礼拝)を執り行うようになった。彼はマントラを唱えている間、右耳の近くにプラシュナ・ガナパティの神像を持った。近所の人たちは、その家から出てくる煙が何なのか、不思議に思うようになった。すぐに彼らは家の中で何が起こっているのか、窓から覗き始めた。村人たちは、サティアナーラーヤナが神聖な儀式を行っていることを知り、参列してもいいか尋ねた。
ある日、ホーマの間、サティアナーラーヤナがサハスラナーマ(千の神の御名)を唱えているとき、カロトロピスの花を、神の御名ごとに一つずつ、ガナパティの神像に置いていった。カロトロピスの花が石に触れると、ジャスミンの花になった。若いヨーギについてのニュースと、彼の宗教的な活動は村じゅうに野火のように広がった。日ごとに多くの人が朝のプージャ(礼拝)を見るためにやって来た。毎朝、何か予期せぬことが起こった。
 ある夜、村の住民のナタラジがやってきた。「ホーマをやっていたら、何をもらえるのか?何もないじゃないか!」彼は声高に言った。
 「ガナパティの恩寵があるでしょう」とサティアナーラーヤナはナタラジに言った。「もっと欲しがるようでしたら関わらない方がいいですよ。あなたに何かがあるという保証は何もありません。私もその結果に何の責任も持っていません」若いヨーギは言った。
 ナタラジは恥ずかしくなって言った。「そんなこと言っていませんよ。これをやる意味をもっとよく知りたいとただ聞いただけです。次のホーマには何を持ってきたらいいのか、教えてください」
 サティアナーラーヤナが彼に持ち物のリストを渡すと、彼は去っていった。次の日曜日に、ナタラジは妻を伴ってホーマにやってきた。儀式の終わりのプラサード(神さまへ捧げたもののお下がり)を渡しているとき、サティアナーラーヤナは、妻の手にプラサードを置くために、ナタラジに脇にどくように言った。
 四日後ナタラジはスリカンタヤに会い、「あなたのところにいる彼は本当に凄いようだ。妻の腹には大きい腫瘍があった。医者は手術をしなければなならいと言ったんだ。手術の前に特別なプージャを行ってもらったら吉祥だと考えたんだ。あなたの家でこの少年について聞いたとき、私たちは、通常のプージャの代わりにホーマを彼にやってもらおうと考えた。月曜日に私たちは手術を受けに病院に行った。医者たちは手術前に再度妻を検査したのだが、腫瘍が無くなっていたんだよ!」と言った。
 スリカンタヤは友人の報告を聞いて喜んだ。「二人は今すぐ行って、サティアナーラーヤナに言った方がいいね。感謝を伝えなさい」
 「たしかに」とナタラジは答えた。「だが今は疲れているので家に帰るとするよ。来週また寄って彼に伝えるようにする」
 スリカンタヤは友人の態度にショックを受けた。「何ておかしな世界なんだ!奥さんは重病だった。もう病気は無くなって手術もしなくてよくなった。でも感謝するのが億劫だなんて!」

続く

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