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シュリーマド・バーガヴァタム 第80話

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主ブラフマーは聖仙ナーラダに説明を続けました。

「その後、あなたの九人の兄弟であるマリーチと他のパラジャーパティたちはヤグニャを通じて、一人の神の姿として現れた至高の主を崇拝した。主は、粗大な化身として現れたが、実際には、永遠に純粋かつ、永遠に不現である。

その後、様々な時代にマヌたち、神々、先祖、聖仙、人間、悪魔たちがヤグニャによって普遍的な主シュリ・ハリを崇拝した。

Nārāyaṇe bhagavati tad idaṁ viśvam āhitam

主ナーラーヤナには属性/特質がない(ニルグナ、無特質)が、創造の目的のために「彼」は幻力(マーヤ)を受け入れ、「彼」の中に無数の特質があるかのように見える。

この世界のすべてのものは「彼」から生じ、「彼」の支えが必要である。「彼」の命令に基づいて私はこの宇宙を創造する。「彼」の支配下にあるルドラは、「彼」の意志に基づいて世界を破壊する。

Viśvaṁ puruṣa-rūpeṇa paripāti tri-śakti-dhṛk

幻力(マーヤ)と、その三つの特質(トリ・グナ)を「彼」の道具として保持している至高の主は、ヴィシュヌとして現れ、全宇宙を保護する。

我が愛する息子よ!私はあなたのすべての質問に答えた。この世界で創造された万物は至高の主に他ならない。「彼」から分離されたものは存在しない。これを理解しなさい。我が息子よ!私の言葉は決して不真実ではないことを忘れないように。私の意図は決して悪いものではない。私の感覚に従えば、決して間違った道を踏み入れることない。至高の主に対する愛にあふれている私の心の中で、私は永遠に「彼」を瞑想する。これが私の瞑想を支える理由である。

ヴェーダは私の化身である。私は自らに対する苦行(タパス)において永遠に揺るぎない。私はすべてのプラジャーパティの主である。誰もが私に敬意を表す。しかし、一意専心を行う厳しいヨーガを実践した後でも、私に出生の根拠を与える創造者の居場所を知ることができなかった。

Nato ‘smy ahaṁ tac-caraṇaṁ samīyuṣāṁ
bhavac-chidaṁ svasty-ayanaṁ sumaṅgalam

主シュリ・ハリの御足に礼拝いたす。主シュリ・ハリは、「彼」の中に保護を求める人々のサムサーラ(世俗的な束縛)と呼ばれる木々を切り倒し、その後、彼らに幸運と恩寵をもたらす。空には果てがない。同様に、シュリ・ハリは幻力の拡大において「彼」には果てがない。「彼」自身が幻力(マーヤ)の最終点を知らないとき、誰がどのように最終点を知ることができようか?

Nāhaṁ na yūyaṁ yad-ṛtāṁ gatiṁ vidur
Na vāmadevaḥ kim utāpare surāḥ
Tan-māyayā mohita-buddhayas tv idaṁ
Vinirmitaṁ cātma-samaṁ vicakṣmahe

私、あなた、サナカと他の偉大な賢者、あるいはルドラも、その至高の主の本当の姿を理解していない。私たちが理解できないなら、他の神々にもわからないだろう。私たちの内なるマインドは、主の幻力によって惑わされ、私たちの個々の能力に基づいて、この世界全体を「彼」とは別のものとして認識してしまう。
私たちのような存在は、至高の主の物語とその行為を賞賛するが、私たちの誰も「彼」の元の姿について何も知らない。私はそのような主に礼拝する。

Sa eṣa ādyaḥ puruṣaḥ kalpe kalpe sṛjaty ajaḥ
Ātmātmany ātmanātmānaṁ sa saṁyacchati pāti ca

何かから生じるわけでもなく、すべての原因(サルヴァ・カーラナ・カーラナム)の原因であり、「自己」の化身である至高の主は、すべてのカルパ(創造期)において普遍的な姿をとる。

ナーラダよ!平静なマインド、身体、感覚を持つ偉大な賢者は、「彼」を理解することができる。しかし、ヴェーダの記載事項に反する討論や無駄な議論を通して「彼」について知りたいのであれば、結果は得られない。「彼」を見ることはないだろう。

ヒラニヤガルバは、至高の主の最初の化身である。永遠の時間(カーラ)、幻力(マーヤ)、因果関係、マハット・タットヴァ(物質創造の原理)、エゴイズム(アハンカーラ)、本性に関わる三つの要素(トリグナ)、五つの基本要素(パンチャ・ブータ)、感覚、普遍的な身体、普遍的な主、生物集団、三人の初代神、ダクシャから始まるすべてのプラジャーパティ、あなた、サナカと他の賢者、インドラから始まる天国の主すべて、ガルーダと鳥類、王、地獄の支配者、すべてが至高のパラブラフマーの現れである」

ナーラヤナ!ナーラヤナ!

続く

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