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シュリーマド・バーガヴァタム 第87話

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タパス(苦行)によってのみ自身に繁栄がもたらされると判断したブラフマーはパドマーサナ(蓮華座)で座り、苦行に専念し始めました。主ブラフマーには、無限の知識があります。修行者の中で彼が最も偉大です。彼は苦行によってマインドと生命の力を自分のものにしました。彼は深い集中状態となり、十の感覚(インドリヤ)を制御・支配し、神の年月にして一千年間瞑想しました。

彼の激しい苦行によって、存在のすべての次元が明るく照らされ始めました。創造の知識が彼にもたらされました。

このようにブラフマーが苦行を通じてマハー・ヴィシュヌを崇拝すると、彼のマインドは純粋になりました。すべての精神的混乱が洗い流されました。彼には今や恐れがありません。今や、主マハー・ヴィシュヌが、彼の住まいであり、自己実現を得たデーヴァタ(神々)すべてが称賛する次元であるヴァイクンタのヴィジョンによってブラフマーを祝福しています。ヴァイクンタよりも偉大な次元はありません!

このヴァイクンタには、情熱の特質(ラジャス)、無知の特質(タマス)、あるいは両者のどんな組み合わせも入ることができません。善良(サットヴァ)の特質でさえも入ることができません。そこに住むマハトマ(大賢者)たちの宙を浮く乗り物は明るく輝いています。そこにいる神の乙女も、その美しさのために、優しい輝きを放っています。

この明るく輝く至高の惑星は、まるで無数の輝く星と豪雨をもたらす雲で満ちた明るい宇宙のようです。ここに幸運の女神であるマハー・ラクシュミは、その従者たちと一緒に、ヴェーダによって最高の栄誉を与えられた主マハー・ヴィシュヌの蓮華の御足に奉仕しています。ある時には、この女神はブランコに揺られ、春の付き添いであるオウム、カッコウ、ミツバチと共に、至高の主シュリ・ハリの栄光を表現するのに一役を買っています。

ヴァイクンタでブラフマーは全能の主であるシュリ・ハリのダルシャン(謁見)に預かりました。主シュリ・ハリは帰依者全員の保護者です。彼はラクシュミーの夫です。彼は全てのヤグニャの主です。彼は宇宙の主です。ナンダ、スナンダ、プラバラ、アルハナなどの至高の帰依者が奉仕している彼は、永遠に彼の帰依者を保護することに従事しています。

「彼」の視線を通して、彼は祝福を振り撒きます。彼の笑顔はいつも喜びに満ちています。彼は四本の強靭な腕を持っています。彼は王冠を被り、黄金の絹の服(ピタンバラ)で身を包み、イヤリングをしています。彼の胸には、女神ラクシュミーが住んでいます。

ブラフマーが至高の主を謁見した時、彼のマインドは幸福と至福で満ちあふれました。喜びの涙が彼の目からあふれ出しました。彼は身体が震えるのを経験しました。彼は、全ての行為を放棄すること(サルヴァ・カルマ・サンニャーサ)で得られた知識によって純粋に理解することができた主の蓮華の御足に敬意を示しました。

ダルシャンのためにやってきて、至福に満ち、創造を司る資格を獲得し、親愛なるブラフマーを喜ばせる意図をもって、シュリ・ハリは朗らかな微笑をたたえながら、ブラフマーに触れて言いました。

Śri bhagavāna uvāca:
Tvayāhaṁ toṣitaḥ samyagveda-garbha sisṛkṣayā
Ciraṁ bhṛtena tapasā dustoṣaḥ kūṭa-yoginām
「ブラフマーよ、あなたはヴェーダの知識で満ちています。私は、あなたが創造の欲求を抱きながら長期にわたって激しい苦行を実行したことに非常に満足しています」

Pratyādiṣṭaṁ mayā tatra tvayi karma-vimohite
Tapo me hṛdayaṁ sākṣād ātmāhaṁ tapaso ‘nagha
「汚れなきブラフマーよ!かつて、あなたは創造の方法に関して多くの不確実性を楽しんでいました。私はあなたに苦行をするよう命じました。苦行(タパス)は私の心です。この苦行は私にとって非常に親しみのあるものです。苦行は私の姿(化身)です」

Sṛjāmi tapasaivedaṁ grasāmi tapasā punaḥ
Bibharmi tapasā viśvaṁ vīryaṁ me duścaraṁ tapaḥ
「私は苦行を通じて純粋に宇宙全体を創造します。苦行を媒介として、私は宇宙を再吸収します。苦行を通して創造を支えます。したがって、困難を伴って行われるこの苦行は、私のエネルギーなのです」

ブラフマーは、主シュリ・ハリが語ったこれらの言葉を聴いて言いました。

「至高の主よ!あらゆる人間の知性の内なる目撃者として存在し、境界なき自己知識の姿の中に存在するのですから、「あなた」はすべての人の秘められた願望も理解しています。主よ!それでも私は妄想(モーハ)から生まれる私の願望成就をあなたに委ねます。主よ、あなたは本質的に無形ですが、私はあなたの粗大な姿と微細な姿を理解しようとします。ラクシュミーの夫よ!蜘蛛が巣をつくるために糸を吐き出し、再びそれを自分に取り込み直すように、深淵なエネルギーを持つあなたは、世界として現れています」

シュリ・ハリ!クリシュナ!

続く

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