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シュリーマド・バーガヴァタム 第91話

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聖仙シュカは続けました。

「シュリハリは、至高の主(パラマートマ)そのものです。彼は、プラジャーパティといった様々な主、マヌ、デーヴァタ、祖先たち、マハリシ、リシといった寿命のある主、シッダ、チャーラナ、ガンダルヴァ、ヴィディヤダラ、ヤクシャ、キンナラ、アプサラサ、蛇(ナーガ)、キンプルシャ、マートルカ、悪魔、霊、ヴィナーヤカ、クシュマーンダー、ウンマーダー、ベーターラ、ニヴリッティ・ガナ、惑星、鳥類、家畜、野生動物、昆虫、樹木、山、爬虫類といった準神々(半神半人)を絶え間なく創造し続けています。

この創造には、動くものと動かないもののニ種類の存在様式があります。ある種は母親の子宮から生まれます。卵から孵化するものもいます。汗や他の排泄物/糞から出てくるものもいます。地面から出てくるものもいます。彼らの個々の運命に従って生まれてきます。

彼らの前世の徳業の深さのために、あるものは高貴な身分に生まれます。またあるものは、罪の積み重ねのために非常に低い身分に出まれます。徳と罪が混在した場合は人間として誕生します。

皇帝よ!純粋な特質(サットヴァ・グナ)が増加するとき、存在は最高の身体を得るか、デーヴァタ(神々)として誕生します。

行動の特性(ラジョグナ)が優位な場合は、人間としての誕生につながります。怠惰や暗さの特質が優位な場合は、その人間の身体は地獄に連れて行かれます。これらの三つのタイプの身体では、一つの特質が他の二つの特質よりも優勢となり、劣勢のニつは混ざり合うため、全部で三つのタイプが生じます。

この宇宙を創造した主ご自身は、正義の神であるヴィシュヌの姿で現れ、そして動物、鳥、人間、そして天体の様々な化身体をとります。彼はこの宇宙全体を守り、育みます。

宇宙の破壊の時に、「彼」は、燃え立つような破壊神であるルドラとして現れ、そして風が雲を分散させるように、「彼」は「彼」が創造した宇宙全体を「彼」自身に吸収します。

誰もが理解できるように、「彼」は彼によって創造されたこの宇宙を創造し、持続し、そして破壊するという説明がなされてきました。それにもかかわらず、全知の人々は主の姿を単にこれら三つの活動に限定したりしません。哲学的観点から見ると、至高の主はこの宇宙を超越しているからです。

ヴェーダにおいて主が宇宙の創造、維持および破壊の責任者であると説明がなされるとき、その意味はこれらの活動の責任を主に委ねるということではありません。

厳密にいうと、主はいかなる行動にも全く関与していません。私たちはこれらすべての行動を神に押し付けています。これは私たちの霊的な無知を反映しています。

私はカルパと呼ばれる中間期と共に主ブラフマーのマハーカルパについて説明しました。創造はどのマハーカルパにおいても同じ状態で留まります。どのマハーカルパにおいても、マハト・タットヴァ(物質創造の原理)から地上までのすべての原理が根本原理(プラクリティ)から生まれています。

カルパとして知られている中間期には、これらの原則は変化せず存在し続けます。したがって、この期間中は、生物と無生物のみが創造されます。

これから説明する章では、私は時間(カルパ・ヴリクシャ)とカルパとして呼ばれる期間の終了による変容についてあなたに詳細に説明する予定です。それでは、パドマ・カルパに関する詳細について説明します。注意深く聴いてください」と聖仙シュカは言いました。

聖仙スータを通してこの(聖仙シュカによるパリクシットへの)解説を聴いた聖仙ショウナカは、次のように尋ねました。

「聖仙スータよ!高貴なヴィドゥラは、断つことが不可能である人間関係からさえ自分自身を切り離すことができました。あなたは、これらのすべての場所で主に奉仕している間、彼が巡礼者の聖地各地をさまよったことを述べました。

彼はいつどこで聖仙マイトレーヤに会いましたか?議論の間、高貴なマイトレーヤが絶対真理をヴィドゥラに説いた方法は何でしたか?詳しく説明してください。

ヴィドゥラの物語、彼が彼の家や親戚を離れて巡礼を始める理由、そして彼を家に連れ戻した理由を教えてください」

ショウナカが提起したこの質問に答えて、聖仙スータは次のように答えました。

「聖者よ!パリクシットの質問に答えるために、聖仙シュカは順番に答えました。私は今あなた方全員に同じことを説明するつもりです。注意深く聴きなさい」

これでシュリーマド・バーガヴァタム第二編が幕を閉じます。

シュリ・クリシュナ・パラブラフマン・ナマハ

シュリーマド・バーガヴァタム第三編

バーガヴァタムの第二編を質問で締めくくりました。さて、第三編は、パリクシットの質問に対する聖仙シュカの答えから始まります。

聖仙シュカは答えました。

「皇帝パリクシットよ!早い時期に、徳の高いヴィドゥラは繁栄した家を出て森に行きました。あなたが尋ねたように、彼は聖仙マイトレーヤに疑問を投げかけました。 ヴィドゥラは普通の人間ではありませんでした。彼は主の熱心な帰依者でした。

いとこ同士の和解をもたらすために、クリシュナがパーンダヴァ族の使者としてカウラヴァ一族の宮廷に行ったとき、彼は身分相応のおもてなしを受けたと考え、ドゥルヨーダナの家にとどまる代わりにヴィドゥラの家にとどまることを選びました」

皇帝パリクシットはこれを聴いて言いました。

「聖仙シュカよ!尊敬に値するヴィドゥラはどこで聖仙マイトレーヤに出会いましたか?この会話はどこで行われましたか。いつのことですか?これらすべてを詳細に説明してください。ヴィドゥラは非常に純粋で、高貴な人でした。彼が聖仙マイトレーヤに質問した内容は何でしたか?彼の質問は一般的な話題に関するものではないでしょう。それは間違いなく最高の有用性を持っている至高の主題に関係しているでしょう。マハトマたちが尋ねる質問はいつも素晴らしいです。 聖仙マイトレーヤでさえヴィドゥラによって提起された質問を賞賛しました。この会話について詳しく説明してください」

オーム・マーダヴァーヤ・ナマハ

続く

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