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シュリーマド・バーガヴァタム 第93話

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オーム ヴィシュナヴェーヤ ナマハー

プラバーサ・ティールタに到達すると、ヴィドゥラは竹の木の摩擦で起こされた火が森全体を焼き尽くすのと同じように、親族内の激しい戦争がクルの家系全体を破壊したことを知るようになりました。

ヴィドゥラはこの知らせを聞いて非常に苦しみました。沈黙の誓いを立て、一言も話さず、サラスワティ川のほとりに向かって歩いていきました。

サラスワティ川のほとりに到着したヴィドゥラは、トリタ、ウシャナ、マヌ、プルトゥ、アグニ、アシタ、ヴァーユ、スダーサ、ゴウ、グハおよびスラッデャデーヴァといった有名な巡礼地を訪れ、奉仕活動をしました。

この世界、すなわちデーヴァタとマハリシによって奉献された主マハーヴィシュヌの寺院の中では、彼の武器の中で最も重要な円盤(チャクラ)の装飾は損なわれないでしょう。単にそういった寺院を訪問するだけでも人々は主シュリ・クリシュナを忘れなくなるでしょう。ヴィドゥラはそういった多くの寺院を訪れました。

ヴィドゥラはこれらの寺院を訪問しながら、サウラシュトラ、スヴィーラ、マツヤ、クルジャーンガ地方を通り越し、ついにヤムナ川のほとりに到着しました。ここで彼は偶然にも主の偉大な帰依者ウッダヴァに出会いました。

ウッダヴァは、シュリ・クリシュナの熱心な帰依者であり、「主」から与えられた指示を厳守していました。彼は温厚な性格の持ち主でした。彼は主ブリハスパティの元弟子でした。ヴィドゥラはウッダヴァを大きな喜びで彼を抱きしめ、彼からシュリ・クリシュナや親類全員の幸福な暮らしぶりを尋ねました。

ヴィドゥラは言いました。

「ウッダヴァよ、至高の主の臍から生まれたブラフマーの祈りのため、始原の神クリシュナとバララーマが地上に姿を現しました。彼らは母なる地球の負担を減らし、そしてこの宇宙の幸福をもたらしました。今、彼らは一緒にくつろぎ、ゆっくりする時間があるでしょう。

彼ら二人は無事であり、ヴァスデーヴァの家で元気にしていますか?私たちのクルの一族ととても親密な由緒あるヴァスデーヴァは元気ですか?彼はいつもクンティや他の姉妹たち、そして義理の兄弟たちの幸福を心配していました。彼は幸せですか?

ヤーダヴァ軍の指揮官プラドュムナは元気ですか?この勇敢の戦士の前世は、欲望の主マンマタでした。ルクミニ・デーヴィは著名なヴェーダ学のブラフミンを崇拝し、主シュリ・クリシュナからプラデュムナを授かりました。プラデュムナは快適に幸せに過ごしていますか?

サートヴァタの王ウグラセーナと他のヤーダヴァ一族はどうですか?彼は王になる見込みも、野心もありませんでした。それでもシュリ・クリシュナは彼に王位を与え、玉座に就かせました。

ジャーンバヴァティ・デーヴィは厳しい苦行を行い、主スッブラマニヤを息子として授かりました。サンバという名前でした。彼はあらゆる面でシュリ・クリシュナに似ています。彼は偉大な戦士の中で最も偉大です。サンバは元気ですか?

アルジュナから弓術の秘密を学んだサトヴィキは元気ですか?彼の献身的な奉仕を通して、彼は至高の主シュリ・クリシュナを喜ばせ、至高のヤティ(聖人)たちすら把握が難しいとされる献身の究極の状態を学び取りました。

ある日、アクルラは歩いていると、道の真ん中に主クリシュナの足跡を見つけました。足跡を見ただけで、アクルラの心が献身の心で膨らみました。彼の中で急激に増していた献身的な愛の中で自分自身を忘れて、アクルラはその砂利道に倒れ、転がりました。スワパラカの息子アクルラは元気ですか?この至高の学者は全く罪がなく、完全に主に降伏しました。彼は幸せですか?

ボジャ一族に属していたデ―ヴァカの娘、デ―ヴァキはどうですか?彼女は、すべてのデーヴァタの母であるアディティのように、原始の至高の主マハ―ヴィシュヌを息子に授かりました。ヴェーダがヤグニャとカルマを抱えているように、彼女は至高の主を彼女の子宮の中に抱えていました。彼女は元気ですか?

アニルッダは至高の全能者に他なりません。彼は、ヤドゥの血統に属していた彼の帰依者の欲望を満たした人です。ヴェーダの起源であるその至高の主マハーヴィシュヌの第四の側面は、アニルッダです。これは学者が述べることだと認識してください。彼はマインドの主宰神です。アニルッダは幸せに快適に暮らしていますか?

ウッダヴァよ、サティヤバーマの子、ヒルディカやチャールデシュナなど他の戦士は元気ですか?みんな元気ですか?私が彼らについて尋ねるのは、彼らが自己の姿であるシュリ・クリシュナへの深い献身を持っているからです。

クリシュナとアルジュナは、ユディシュティラにとって二本の腕のようなものです。彼は彼らの助けを借りてこの全世界を正しい方法で統治しているのでしょうか?ドゥルヨーダナは、ユディシュティラの最高の勝利と、マヤが彼のために建てた驚異的な宮殿に対してとても嫉妬していました。彼はまたアルジュナがユディシュティラに行う奉仕にも嫉妬していました。ユディシュティラは幸せで快適に暮らしていますか?

ビーマは激しく怒ることで知られています。誰かが失敗すると彼は激怒します。ヘビのように彼はしつこく怒りに巻かれます。彼が怒り狂って戦場を歩いた際に槌矛をほうり投げると、まるで大地が彼に耐えきれないかのようです、ビーマは達者ですか?彼は怒りを捨てましたか?

アルジュナは、偉大な戦士や軍の指揮官の中で最高の戦士として名声を得ました。かつて彼が厳しい苦行を行っていた頃、シヴァ神が彼の前に現れて猟師のふりをしました。アルジュナが彼の矢でその猟師を威圧したときパラマ・シヴァは彼の勇気に非常に深く満足していたので彼はパーシュパタの武器でアルジュナに恩恵を与えたはずです。その至高の戦士アルジュナは、平和で幸福な状態となり、すべての敵を打ち負かすことはできましたか?

双子のナクラとサハデーヴァは、とても幼い頃に母親を亡くしました。クンティ・デーヴィはあたかも自分の息子であるかのように愛情を込めて彼らを育てました。まぶたが目を保護するのと同じくらい熱心にユディシュティラ、ビーマおよびアルジュナが彼らの保護者となりました。ガルーダがインドラから蜜のお皿を奪ったように、その双子もドゥルヨーダナから正当な王国を奪おうとしているのですか?彼らは、幸せで楽しんでいますか?

ウッダヴァよ!皇帝パンドゥは戦の達人でした。彼の戦車に乗り弓術に卓越した技能で片手で全方位の敵すべてを攻撃しました。彼の妻クンティは未亡人となりましたが、子どもたちを世話するために、生活しています。とても気高い特質です。クンティは元気ですか?

ウッダヴァよ!ドリタラーシュトラのことがかなり心配です。これは、彼がいまは亡き兄弟をだまし、罪を重ねたからです。彼は息子の言葉を聴き、その道を歩くことを誓いました。私は彼と兄弟ですが、私が自分の幸福を求めて彼に正しい助言を求めようとしたとき、彼は私を街から追い出しました」

このようにして、ヴィドゥラは皆の幸福について尋ねました。彼が皆の幸福について心配したのか、戦争について悲しんでいたのか、彼が戦争で生き残った人々のことを知りたいと思ったのか、あるいは、彼が各人の偉大さを再確認したかったのか、われわれはその理由を知る由もありませんが、彼は一人一人について尋ねていきました。

オーム ヴィシュナヴェー ナマハー

続く

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