言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第98話

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オーム・パドマナーバーヤ・ナマハー

ウッダヴァは続けました。

Bhagavān api viśvātmā loka-veda-pathānugaḥ
Kāmān siṣeve dvārvatyām asaktaḥ sāṅkhyam āsthitaḥ

「普遍的な「自己」である主シュリ・クリシュナは、世俗の慣習に従いながら、ヴェーダの教示を厳守し、究極の絶対的真理に心をしっかりと定め、物質的世界への欲求を全く持たずに、ドゥワラカの快適さを楽しみました。このようにして、彼はこの世界で知識の道を確立しました。

大地の住民だけでなく、天空の住民も、彼の優しい微笑、蜜のように甘い言葉、屈託のない性格、全身が美のための住処である姿にともなう魅力的で愉快な視線に魅了されました。

夜の余暇に、彼は熱心なゴーピカが捧げた愛を受け入れて、ラーサ・クレーダを楽しみました。このように、いかなる形の愛着も欲求も抱かずに、彼は何年もの間ラーサ・クレーダの至福を楽しみました。そのように彼はグリハスタ・アシュラマ(家住期の者)が提供しなければならなかった居心地の良さに対して完全に無執着でした。

行為のヨーガ(カルマ・ヨーガ)と知識(ジニャーナ)を通して主に絶対的な奉仕を行う、全てのヨーギの主である主クリシュナの熱心な帰依者でさえ、主の支配下にあります。完全に神の支配下にあるそのような者たちは、物質的な快楽には全く傾倒しません。彼らはそういった罠には陥りません。このように、帰依者たちが世俗的な快適さにひきこまれないことが明白である場合に、主がそのような快適さに対して巻き込まれていないことをわざわざ強調する必要があるでしょうか?

かつてドゥワルカで遊んでいたヤドゥ一族とボージャ一族の子どもたちが彼らの行いを通して聖仙を激怒させたことがありました。シュリ・クリシュナの神の意図に従って、聖仙はこの男の子たちを呪いました。

何ヶ月か経過しました。主によって創造された幻想のために、ヴルスティ、アンダカに属するヤーダヴァ一族とボージャ一族は、戦車に乗り込み、プラバーサクシェートラへ血眼になって進撃しました。彼らはこのプラバーサクシェトラの水に浸って、デーヴァタ、先祖、賢者に捧げられる供物を忠実に揃えて彼ら全員を喜ばせました。ブラフミンには牛を差し出しました。

ヤーダヴァ一族は彼らの生活を犠牲にして、牛とブラフミンを保護しました。徳の高いヤーダヴァ一族は、またブラフミンに、金、銀、高価な品、宝飾品、ベッド、毛布、駕籠、戦車、座席に使われる動物の革、象、少女たち、肥沃な土地、おいしい食べ物と高価な品々を無償で与えました。

これらの品々を慈善活動の一環として配布している間、彼らはマインドを主に完全に定め、その行動の結果を主に差し出しました。その後、彼らはブラフミンの前で礼儀よくお辞儀をすることでブラフミンへの服従を申し出ました。彼らはこのようにしてブラフミンと牛を丁重に扱いました」

これで第三巻第三章を終わります。

第三巻第四章

この章では、ヤーダヴァ一族の破滅について詳しく説明します。 ウッダヴァによって与えられた教えを理解し、解脱を得たいという願望と共に、ヴィドゥラは聖仙マイトレーヤに近づいています。

ウッダヴァは続けて、次のように述べています。

「彼らの慈善活動を完了したヤーダヴァ族はブラフミンのもとを去りました。すぐに、彼らは豪華な昼食をとりました。食後には、酒も飲みました。この酒の影響で、彼らの知識は完全に失われました。我を忘れて、彼らは汚い言葉でお互いを傷つけ始めました。

日没前に酒の酔いがピークに達しました。山林の竹同士の擦れる音が驚くほど不気味な音を生み出すように、ヤーダヴァ一族内での争いが恐ろしく激しくなりました。

Bhagavān svātma-māyāyā gatiṁ tām avalokya saḥ
Sarasvatīm upaspṛśya vṛkṣa-mūlam upāviśat

超越的な神のビジョンを持つ至高の主は、このヤーダヴァ一族の破滅を予見していました。そして彼はサラスワティ河に浸り、樹の下に座りました。

苦しんでいる人々の救い主としてやって来た至高の主は、彼が選んで生まれた血統を自分自身の中に撤収することを決心したと、私に呼びかけて言いました。「ウッダヴァよ、あなたは五感を征服しました!これからバダリ・アシュラマに進みなさい」

私はこのメッセージの背後にある理由を理解しました。しかし、私は彼の蓮華の御足から離れることに耐えられませんでした。こうした理由から私は「彼」についていきました。私の愛する、親愛なる主を探して、私のマインドは完全に「彼」に定められていました。

すべての存在のための避難場所である主がサラスワティ河のほとりの樹の下に座っているとき、私は「彼」を見ました。

永遠の真理であり、青みがかった顔色をしていて、赤い眼で、四つの手があり、黄金色の服を着ている主を、私ははるか遠くからでも見分けることができました。彼は左腿に蓮のような右足を重ね、バニヤンツリー(ベンガル菩提樹)の下に座っていました。それまでに彼は果物を含むあらゆる種類の食物を完全に断っていました。彼はどの感覚器で受け取る快適さも完全に捨てていました。それでも彼は陽気で至福な様子でした。

そのとき、彼の熱心な帰依者であり、聖仙ヴィヤーサの友人でもあった至高の知識人聖仙マイトレーヤが偶然に到着しました。聖仙マイトレーヤは、シュリ・クリシュナへの最高の愛と献身を持っていました。 彼はいつもシュリ・クリシュナの指示に従い、喜んで彼の言葉に耳を傾けたものです。

解脱の主であるシュリ・クリシュナは朗らかな笑顔で私を見つめました。彼の喜びに満ちた眼差しで、私の身体の疲れはすべて吹き飛ばされ、喜びでいっぱいになりました。 私に向かって彼は言いました。「ウッダヴァよ、あなたの前世はヴァスでした。 私はあなたの強い欲望を知っています。 他の人には達成できないようなあなたの欲求を満たしましょう。以前にヴァスとプラジャパティたちによって執り行われたヤグニャでは、あなたは私を手に入れたいという願望でヤグニャに参加しました」

パドマナーバーヤ・ナマハー

続く

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