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シュリーマド・バーガヴァタム 第100話

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サンカルシャナーヤ・ナマハー

シュカ・アヴァドゥータは答えました。

「地上を去るときが来た時、“ブラフミンの呪い”という大義名分によって、彼のヤーダヴァ一族の仲間全員を自分に再吸収しました。彼の身体を離れる際、彼は考えました。

Asmāl lokād uparate mayi jñānaṁ mad-āśrayam
Arhaty uddhava evāddhā sampraty ātmavatāṁ varaḥ

『私がこの世界を離れた後、私に関する知識を伝えるという意味では、ウッダヴァだけが頼りになるだろう。彼は賢明であり、自分の感覚を克服している。彼は帰依者の中で一番優秀な人間だ。彼は本性の三つの属性(トリグナ)を超越しており、どんな世俗的な幻想にもとらわれないだろう。それだけではない!彼はあらゆる点で私に匹敵する。ゆえに、彼はもうしばらくの間この世界にいて、私に関する知識を人々に伝えることを祈る』

ヴェーダの具現であり、三つの世界の主であるシュリ・クリシュナは、ウッダヴァにバダリカーシュラマに進むように命じました。この命令に従ったウッダヴァはバダリに到着し、主シュリ・クリシュナを崇拝することに一意専心しました。

ヴィドゥラは、ウッダヴァから至高の主がシュリ・クリシュナとして化身し、多くの驚くべき行いを成し遂げたことを学びました。クリシュナの超越的な御業と地上からの離脱の物語は、懸命な者に自信を与えます。一方、無知な人には、「彼」の神の御業に含まれる意義を見出せません。彼らには彼の行いを真似することはできないでしょうね。

王よ!帰依者の中で一番優秀なウッダヴァがその場を去った後、ウッダヴァからシュリ・クリシュナが彼のことを思い出したことを聞いたヴィドゥラは、シュリ・クリシュナに想いを馳せ、偲びました。

クル一族の中でもっとも賢明なヴィドゥラはヤムナの河畔を去り、数日の旅をした後、ガンジス河のほとりにある聖仙マイトレーヤの庵に到着しました」

これでシュリーマド・バーガヴァタムの第三編第四章を終わります。

第三編第五章

この章では、ヴィドゥラの質問に答えて、聖仙マイトレーヤが創造の順序を説明し、その一環として、マハトの神々によって作られた詩句を暗唱することや他の創造の原理を説明します。

聖仙マイトレーヤは、自分自身をすべての行為から完全に自由であり、ハリドワールを流れるガンジス河のほとりに静かに座っていました。クル一族で最も優れたヴィドゥラは、主シュリ・クリシュナへの彼の献身を通して内なるマインドのすべての不純物を清め、聖仙マイトレーヤに近づきました。

静寂さと聖者の穏やかな性格に深い喜びを感じたヴィドゥラは彼に話しかけました。

Sukhāya karmāṇi karoti loko na taiḥ sukhaṁ vānyad-upāramaṁ vā
Vindeta bhūyas tata eva duḥkhaṁ yad atra yuktaṁ bhagavān vaden naḥ

「幸福を常に願っている人間は幸福を得るために打算的な行為を実行します。行動への努力もむなしく、彼はいかなる形の幸福も手に入れることができず、悲しみを追い払うこともできません。結局のところ、行為をなす肉体的負担と、それがもたらす悲しみが繰り返されるのみです。この悲惨な状態に陥った人は至高の至福を得るために何をすべきですか? 由緒ある偉大な賢者よ!丁寧に説明してください。

Janasya kṛṣṇād vimukhasya daivād adharma-śīlasya suduḥkhitasya
Anugrahāyeha caranti nūnaṁ bhūtāni bhavyāni janārdanasya

至高の主クリシュナへの信仰が欠けているため、人間は「彼」に背を向けて、その代わりに不義な行いに傾倒します。そのような人は、永遠に悲しい存在です。そのような人々を導き、彼らが正義の道に歩むことを確実にするために、主シュリ・クリシュナの幸運な帰依者は地上をくまなく歩き回ります。

由緒ある偉大な聖人よ!私たちに幸福をもたらす至高の幸福な道について私たちに教えてください。主に奉仕した人が、歩むことで、自らの心を清められる、その道について教えてください。これは、至高の主に近しい道を歩むことによって、「彼」は喜び、「彼」は心を清めた人々に自己の知識について伝えるでしょう。

至高の主は、絶対的に自由です。彼は三つの世界すべての主です。彼は欲望や行動から解放されています。それでも彼は肉体化し、行動を起こします。この主はどのようにして原初の宇宙を創造されたのでしょうか?どのようにして創造された生き物たちを世話するのですか?創造の終わりに、至高の主は、「彼」の意志から生じた被創造的宇宙全体を休止させることを決意し、被創造的世界全体を宇宙に再吸収し、ヨーガ・マーヤの状態で休息しています。このことはどのように起こりましたか?詳しく説明してください。

ヨゲーシュワラ、すべての主である至高のパラマートマは本質的に非二元的です。それでも彼はこの宇宙を創造し、目撃者としてそこに入り、様々な異なる姿で現れます。これはどのようにして可能ですか?説明してください。

彼は、様々な姿に肉体化し、ブラフミン、牛、そしてデーヴァタの保護のために多くの超越的な行為を行います。「彼」の栄光は無限大です。それらを聴くことは、耳にとって甘露のごとく甘いです。それらを何度も聴いても、私は満足できず、もっと聴くことを切望します。

この宇宙を超え、宇宙の主宰たちを超えて、そしてローカーローカ山を超えた存在であるパラブラフマーは、それぞれの適格性に応じて、さまざまに異なる存在次元とさまざまに異なる生き物を創造しました。「彼」がこの宇宙を創造した際に基づいた原理とは何ですか?私が理解できるように丁寧に教えてください。

(ローカーローカは、七つの海の一番外側をとりまき、暗闇の世界と可視的(光の)世界の境目に位置する壮大な山脈地帯のことです)

この宇宙では、生き物は、その固有の性質 (スワバーヴァ)、その性質に対応する動き(行動)、この両者に一致する姿(形態)、この三つに理論的に適合する名前あるいは種に分類することができます。意識の具現である至高の主は、どのようにこれらの違いを生み出したのでしょうか?これについて説明してください」

オーム・ヴァスデーヴァーヤ・ナマハ

続く

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