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ラリタ・サハスラナーマ11-20の意味

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11. Pañcatanmātra-sāyakā パンチャタンマートラ・サーヤカー

意味)五つのタンマートラは花の矢です。
(タンマートラは微細な元素で、五つの感覚器官の対象。五つのタンマートラは音、触感、形、味、香りあるいは匂い)
このことは彼女はタンマートラを仲介として心を統御していることを意味します。

12. Nijāruṇa-prabhā-pūra-majjad-brahmāṇḍa-manḍalā ニジャールナ・プラバー・プーラ・マッジャド・ブラフマーンダ・マンダラー
(プラバープーラからマッジャド・ブラフマーンダまでは一つの名前なので一息で言わなければならない)

意味)彼女のきらめく輝きは宇宙を包みこんでいます。
彼女は私たちが完全にそれと一つになる状態へと私たちを連れていきます。彼女はデーヴァタたち(神々)に自分が悪魔たちを同化してしまうことができると確信させます。

13. Campakāśoka-punnāga-saugandhika-lasat-kacā チャンパカーショーカ・プンナーガ・サウガンディカ・ラサット・カチャー

意味)彼女はチャンパカ(サムパンギ、ミケリア・チャンパカ)の花、アショーカ(サラカアショーカ)の花、プンナーガの花を、長く編んだ黒髪につけています。

彼女の長い髪の色である「黒」は、彼女が悪魔を連れ去っていく仕事を持つ死の神(ヤマ)であることを象徴しています。

また、彼女の粗大体(目に見える身体)の描写を髪から始めることは、サハスラーラ・チャクラから始まることを象徴します。

この名前が強調する微細な意味は、自然(プラクリティ)を守るということにあります。植物や木々を守るのは私たちの義務です。世界を、もはや木が存在しない状態にしてしまわないようにしましょう。

女性にとって長い髪(カチャー)は美しさのためにあるのではありません。それは彼女たちに吉祥(マンガルヤ)をもたらすものです。髪の毛は結ぶべきであり、そのままにしていてはいけません。全体が髪の毛とその重要性についてだけ規定している一つの経典(シャーストラ)があります。女性は髪を長くするべきですが、男性は後頭部の髪の房に垂れるような長い髪をするべきではありません。髪は家の中でとかしてはいけません。同様に爪はキッチンで切るべきではなく、実際は家の中で切ってはいけないものです。男性は部屋の中で髪や髭を剃ってはいけません。これらの規定の背後には、多くの科学と衛生的観点があります。

どの寺院でも直接、神像の真正面に立つべきではなく、少し横から見るべきです。真正面に立つと神/ヤマの怒りを招くことになります。神に捧げられる樟脳の光(アーラティ)が見せられるとき、私たちは手をこすり熱を作ってそれを目に押し当てます。なぜそうするのでしょうか?熱が私たちの目に触れると、血流の循環が強まります。そして同時に私たちの罪が清められるのです。

14. Kuruvinda-maṇiśreṇī-kanat-koṭīra-maṇḍitā クルヴィンダ・マニシュレーニ・カナト・コーティラ・マンディター

意味)彼女の王冠にはクルヴィンダの宝石が並び、きらめいています。

赤と黒の色をした美しいクルヴィンダの種はインディアン・ショット(アブルス・プレカトリウス、カンナ・インディカ)と呼ばれるインド由来の自生の甘草のものです。
また主に海から採取されるクルヴィンダの宝石(パドマラーガ)として知られる宝石があります。
そのような美しい宝石(ルビー)と種が彼女の王冠を飾っています。

15. Aṣṭamī -candra-vibrāja-dhalika-sthala-śobhitā アシュタミー・チャンドラ・ヴィブラージャ・ダリカ・スタラ・ショービター
(ヴィブラージャとダリカスタラの間は一つの名前なので休止せずに言わなければならない)

この名前には次の意味があります。

1) 彼女の額はアシュタミー・チャンドラ(月の周期の二週間における八日目の半月)のようです。
八日目の月は極めて美しいものです。アシュタミー(八日目)には、月の満ちる二週間においても、月の欠ける二週間においても、同じ形になります。ここに特別性があります。

2) 「アシュタミー」は「トヴァリタ」として知られています。トヴァリタとは素早いことです。したがって、「アシュタミー・チャンドラ」は、彼女がすぐに祝福を授けることを象徴します。
髪の毛がサハスラーラ・チャクラを象徴するのに対して、額はアージュナー・チャクラ(二枚の花弁の蓮)を表し、それは額の中央に位置しています。この二枚の花弁の蓮はアシュタミーの半月に似ています。このアージュナー・チャクラの点に集中するか、あるいは焦点を置く人は、すぐにディヤーナ(熟考、瞑想)を達成します。

16. Mukacandra-kalaṇkābha-mṛganābhi-viśeṣakā ムカチャンドラ・カランカーバ・ムルガナービ・ヴィシェーシャカー
(カランカーバからムルガは一つの名前なので一息で言わなければならない)

意味)黒いビンディ(カストゥーリ・ティラカ)[額につけるジャコウの黒点印]が彼女の顔を飾り、美しく円満な満月の小さな黒い斑点のようです。
彼女の額は半月に例えられる一方で、顔は輝く満月に例えられます。ここでビンディはアージュナー・チャクラを表します。美しい満月の中に小さな黒い印を見つけるために努力が必要であるように、サーダカ(霊性探求者)には、素早く集中/熟考するためにアージュナー・チャクラに焦点を置く努力が必要です。
額のクンクマ(ビンディ)は吉祥(マンガルヤ)をもたらします。そのためこのビンディをつける伝統には人気があります。

17. Vadanasmara-māṅgalya-gṛhatoraṇa-cillikā ヴァダナスマラ・マーンガルヤ・グルハトーラナ・チッリカー
(一つの名前なので、マンガルヤとグルハの間は一息で言わなければならない)

意味)彼女の顔を欲望の主の美しい宮殿とするならば、彼女のくっきりとした眉(チッリカー)は花の綱(トーラナ)のようです。
欲望の主であるマンマタは、スマラ、カーマデーヴァとしても知られています。
伝統的に、祭のときにはマンゴーの葉でできたアーチ(トーラナ)が家の門口に結ばれ、吉祥とされます。これらの葉が毒のある病原菌を追い払い、家に入るのを防ぎます。
また伝統では、牛糞が家の前の庭に塗られ、一定のデザイン(ランゴーリー)が描かれます。これも悪い病原菌が家に入るのを防ぎます。

18. Vaktra-lakṣmī-parīvāha-calan-mīnābha-locanā ヴァクトラ・ラクシュミー・パリーヴァーハ・チャラン・ミーナーバ・ローチャナー

意味)彼女の美しい目は閃き、海を美しく泳ぐ魚のように動きます。
彼女の顔は美しさの海であり、彼女の目はその中を泳ぐ魚のようです。それは美しく光沢があり、すべての吉祥(繁栄)の原因となるものです。
彼女の目は魚に例えられ、それは彼女が私たちを保護することを保証しています。母魚は一目ですべての子どもたちの動きを追います(ミーナ・キショレーンヤヤ)。同様に聖なる母はただの一目ですべての子どもたちを守り面倒を見ます。

19. Navacampaka-puṣpābha-nāsadaṇḍa-virājitā ナヴァチャムパカ・プシュパーバ・ナーサダンダ・ヴィラージター

意味)彼女の鼻(ナーサ)は咲き始めたチャムパカ(マグノリア・チャムパカ)の花のようであり、彼女の美しさを大いに増しています。
「ダンダ」とは杖(棒)のことです。このダンダは上へと進む動きを補助します。「ナーサ・ダンダ」は鼻が高い界層へと行く補助に使われるべきであることを意味します。言い換えるならば、ヨーガ的プロセスであるプラーナーヤーマ(呼吸統御)が微細な形で強調されています。

20. Tārākānti-tiraskāri-nāsabharaṇa-bhāsurā  ターラーカーンティ・ティラスカーリ・ナーサバラナ・バースラー

この名前は異なった意味で解釈できます。

1)「ターラ」は諸惑星を意味します。彼女は鼻輪として金星(シュクラ)と火星(マンガラ)を保持し、輝いています。
2)プラナヴァ・マントラ(オームカーラ)はターラカ・マントラとして知られています。ここで「ターラ」という言葉を使うことによって、聖なる母パラーシャクティがオームカーラ(ターラカ)を超えていることを暗に示しています。
多くの霊的な理由から、女性は鼻輪(ナーサバラナ)をつけることを推奨されます。耳と鼻にある神経の終着点は密接に関係しています。男女のナーディの違いにより、男性は鼻にピアスをつける必要がありません。

<続く>

⇒ラリタ・サハスラナーマ目次
※シュリ・スワミジによる『ラリタ・サハスラナーマ』の詠唱アプリはこちらです。
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