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シュリーマド・バーガヴァタム 第140話

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ヴァースデヴァーヤ・ナマハ

皇帝マヌが聖仙カルダマに娘との結婚について話しています。

Ya udyatam anādṛtya kīnāśam abhiyācate
Kṣīyate tad-yaśaḥ sphītaṁ mānaś cāvajñayā hataḥ

「ある人からの捧げ物を拒否したにもかかわらず、別の人から捧げ物を請うと、その人の名声は低下します。他人によって山積みされた侮辱のために、彼の自尊心は破壊されるでしょう。偉大な賢者よ!あなたは適切な花嫁を探していることを伺いました。あなたはブラフマチャリヤの人生の段階を離れ、家住期の段階に踏み込もうとしています。ですから、娘の手をあなたの手に託し、結婚させます」皇帝マヌは言いました。

これに対して、カルダマは答えました。「皇帝よ!あなたが言ったことは間違いなく真実です。私は結婚する予定です。あなたの娘はまだ他の人に提供されていないので、適切な結婚となります。王よ、すべての結婚の中で、長老たちが決めたものが一番です。あなたの娘は、結婚がヴェーダに記載されている文章と正確に一致することを望んでいます。あなたも同じことを望みます。あなたの願いが叶いますように!

美しさであなたの娘は女神ラクシュミーをしのぎます。結婚を申し出られた人で、誰が彼女の手を拒否するでしょうか?

かつて彼女がテラスでボールで遊んでいたとき、彼女は美しく精巧なアンクレットで飾られた繊細な足と、ボールの動きを追いせわしなく動く美しい眼が魅力的でした。まさにその瞬間、飛行体で旅していたガンダルヴァがそれを見て、彼が飛行体から降りてきて彼女の美しさに魅了されました。

彼女は女性の世界全体の装飾品です。彼女は、女神ラクシュミーの蓮華の御足を熱心に崇拝している人々にのみ自分自身を見えるようにします。彼女は、マヌの最愛の娘であり、ウッターナパダの妹であり、彼女は自ら進んでここに来ています。聡明な男で彼女を受け入れることを遠慮する者はいるでしょうか?

したがって、私はこの貞潔な女性と結婚することに同意します。しかし、私には条件があります。私は子どもが生まれるまで彼女と一緒に暮らします。

その後、私は家住期の人生の段階を放棄(放擲)するつもりです。サンニャーサ・アシュラマ(放棄者の人生段階) に入り、私はそこに定められた諸々の規則を遵守します。その規則とは、至高の主によって直接教えられたサマ、ダマ、その他のダルマのことです。

多様な姿で構成されたこの世界は、至高の主から生まれました。それは彼によって支えられ、彼に再び溶け込みます。すべての造物主(プラジャーパティ)の指導者であるシュリ・ハリは、私の唯一の証拠です。私は彼が出した指示だけに従います」こう言って、カルダマは沈黙し、シュリ・ハリを熟考しました。

輝いていた彼の蓮の顔は、皇帝マヌの娘であるデーヴァフティの心を盗みました。マヌは妻と娘とこの提案について話し合いました。彼女らの意見を聴き、彼はとても満足しました。

聖仙カルダマは、あらゆる属性の貯蔵庫でした。この点においてデーヴァフティは彼にお似合いでした。幸運にも、皇帝マヌは結婚を行いました。女王シャタルパは、新婚夫婦にたくさんの装飾品、衣類、家庭用品を贈りました。マヌは、娘が本当にふさわしい結婚を見つけたので、安心し、幸福でした。

それにもかかわらず、彼は最愛の娘が彼を離れて去っていくのを嘆きました。彼はデーヴァフティを腕と涙で抱きしめました。彼の目からこぼれた涙は彼女の頭を完全にびしょ濡れにしました。

しばらくして、彼は義理の息子から許可を取り、妻と一緒に戦闘用馬車に乗りました。彼は自分の付添人とアシュラムを去りました。周囲の風景とサラスワティ河の美しさを賞賛し、彼は首都に戻りました。

サラスワティ河は最も神聖です。偉大な賢者はこの川を崇拝します。両河畔は自然にあふれています。その河畔には、解放の道を横断する偉大な賢者の隠遁住居があります。これをすべて観察して、皇帝マヌは旅を続けました。

彼らの王が戻ってきたことを知ったとき、市民は大喜びしました。歌、賛美歌、音楽演奏で、彼らはブラフマヴァルタを出て、彼を温かく迎えてくれました。彼の首都バルヒシュマティは、あらゆる繁栄の宝庫でした。

以前、主ヴァラーハが彼の身体を放棄(放擲)した時、髪の毛が足元に落ち、クシャ(ダルバ)草の葉に変わりました。このダルバ草を使用して、聖仙(マハリシ)はヤグナ(儀式)を執り行う際の障害になる悪魔を追い払い、深い献身でシュリ・ハリを崇拝しました。皇帝マヌは、彼の居住地であるこの地を主ヴァラーハから手に入れました。

彼はダルバ草で作られた茣蓙(ござ)を広げてその上に座り、すべてのヤグナの主であるシュリ・ハリをなだめました。その場所自体が彼の首都バリシュマティ市になりました。それ以降、マヌはこの街に住み続けました。娘デーヴァフティと聖仙カルダマとの結婚が正式に執り行われた後、彼は街に戻りました。

彼は三つのタイプの苦痛すべて追い払う力のある宮殿に入りました。 そこで、妻と娘とともに、彼はダルマ、アルタ、モクシャといった人生の原則の域を超えることなく、すべての快適さを楽しみました。

彼の無限の名声は四方すべてに広がりました。アプサラサとガンダルヴァ(天上界の存在)は、彼の高貴な資質と栄光について歌いました。皇帝マヌは毎日早朝に怠ることなく、献身にあふれた心を持って、シュリ・ハリの物語を聴いたものでした。

彼は自分の意思と欲望に応じた快適さを作り出す能力を持ち合わせていましたが、彼は至高の主のみに心を定め続けました。全身全霊で帰依を行なっていた彼は欲望に惑わされることはありませんでした。

Ayāta-yāmās tasyāsan yāmāḥ svāntara-yāpanāḥ
Śṛṇvato dhyāyato viṣṇoḥ kurvato bruvataḥ kathāḥ

彼は主に関連した物語について聴いたり、話したり、熟考したりし、また彼の奉仕を行なったりもしました。このようにして、彼は与えられた全寿命を生産的に活用し、無駄にしませんでした。起きている時、夢を見ている時、深い眠りに入っている時のどの状態においても、彼はマハーヴィシュヌに関する知識にのみ没頭しました。

彼は三つのタイプの苦悩、すなわちアディヤートミカ、アーディボウティカ、アーディダイヴィカを征服しました。彼は、サットヴァ、ラジャス、タマスのグナ(根本原質の三つの属性)を超える状態に到達しました。

彼はこのように時間を過ごしました。すなわち七十一マハー・ユガであるマンヴァンタラの間、シュリ・マハーヴィシュヌについて考えることに身を捧げて人生を送りました。

サンカルシャナーヤ・ナマハ

続く

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