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人生の浮き沈み

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(2021年3月6日 インド・プラジャーヴァニ新聞 日刊記事より)

人生の浮き沈みは創造の生命力です。 ヒンドゥーの聖典はこの宇宙の創造を科学的に解明してきました。それは人間の心の移りやすさについても説明しています。 シュリ・ヴィヤーサ(マハーバーラタの著者)によって書かれた18のマハープラーナ(神話)のうちシヴァ・マハープラーナの「ヴィディイェーシュワラ」と呼ばれる最初のサムヒター(集成)の第3章で、「パラブラフマン」の原理について説明しています。主ブラフマーは、ニルグナ(特質がない)であるパラブラフマーの性質を、プラヤグのシャトゥクリーナ(プラヤグの3本の川の合流点の6つの川岸)リシに説明します。パラブラフマンのサットヴァ(純質)・ラジャス(激質)・タマス(鈍質)の特質が調和しているときは、創造は休眠状態でした。これらの側面がニルグナのブラフマーにおいて不安定になると、この世界の創造が始まりました。

主ブラフマーによれば、すべてのものには、サットヴァ・ラジャス・タマスの特質が存在します。これらの特質に変化と動きがあると、生命の創造が始まります。これは科学者が説明している陽子・中性子・電子の動きと比較することができます。これは人間の心の善悪と比較することもできます。人の善と悪は決して一定ではありません。さまざまな問題についての意見の違いは、人間の心に葛藤を生む起伏を引き起こします。これは繰り返しラーマとラーヴァナの出現につながってきました。そしてラーマーヤナとマハーバーラタは、今日まですべての家庭で続いています!

主は、3つの特質で創造されたこの世界に創造、維持、破壊の規則を実施しました。これらのルールもさまざまです。同じように医者が測った心電図の変化は命を表し、平らな線は死を意味します。これは刻々と見られる変化がこの創造の本質であることを意味しています。この変化の性質が失われると、この創造には輝きや光沢がなくなります。地球は太陽の周りを動き、生命のために熱を受け取ります。回転する機械の車輪はエネルギーを生成し、私たちの生命の車輪もエネルギーを送り込んで回転します。

この創造の本質が絶え間ない変化の特質とみなされるなら、人生の困難と幸福もまさに命の表れです!人が苦難を恐れて、幸福だけを期待しているなら、人生で何も達成できません。命の強さは前進して成し遂げる決意にあります。人間の多様な特質、混乱、熱意が人生を現実のものにします。人生は幸せと悲しみ、甘さと苦味があるときだけ面白いのです。幸福か悲しみのどちらかだけがあっても、刺激や魅力はありません。

私たちの内側、外、地平線まで、浮き沈みが力の源です。困難と喜びが力を与えているのです。それは挑戦の形をとります。これらの変化は私たちに決意させ、強さを与えてくれます。困難が大きければ大きいほど、人は強くなります。人は仕事をせずに座っているのが幸せで、動き回ったり歩いたりするのは面倒と思うかもしれません。しかしぼーっと座っているとは病気を意味し、動き回れることは病気がないことを意味します!この人生の山と谷に立ち向かうには、神のサポートが必要です。このために私たちは毎日瞑想とヨーガをしなければなりません。

聡明な人は困難な時に神を非難したり、幸せな時期にだけ神を賛美したりしてはいけません。バランスの取れた心でいつも神を礼拝しなければなりません。グルの前では主の真の姿を悟って、この見解を吸収して、神を賞賛して歌わなければなりません。シュリ・ヴィヤーサは、そのような人は「サッチダーナンダ(絶対の永遠の至福)」を体現したシヴァのヴィジョンを得て、シヴァと一つになると言いました。サット・チット・アーナンダの形である比類のないパラブランマーを実現する手段として、バクティ=信愛、献身を使わなければなりません。

ジェイ・グル・ダッタ

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