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シュリーマド・バーガヴァタム 第216話

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唱歌の専門家たちは歌い始めました、

“Nālaṁ vayaṁ te mahimānuvarṇane yo deva-varyo ’vatatāra māyayā
Venāṅga-jātasya ca pauruṣāṇi te vācas-patīnām api babhramur dhiyaḥ

あなたは、神々の中で最も至高な存在です。あなたは、御身の幻想の力そのものであるアルチと共に化身されました。ブラフマーらの偉大な神々でさえも、あなたを悟ったら、妄想に落ちていきます。おお主よ、ですから、私たちは、御身の至高の栄光を語りつくすことはできません。

しかし、私たちは、あなたの神聖な遊戯を大変に楽しんでいるのです。ですから、マハルシたちが設定した限界を超えることなく、また同時に、彼らの命令に従って、私たちはあなたの栄光を隅から隅まで語ろうと思います。

Eṣa dharma-bhṛtāṁ śreṣṭho lokaṁ dharme ’nuvartayan
Goptā ca dharma-setūnāṁ śāstā tat-paripanthinām

皇帝プリトゥは、ダルマに従うことに精進する者の中でも最も卓越した存在です。彼は確実に、人々がダルマの道を歩むようにするでしょう。彼はダルマの教義を守るでしょう。そして、ダルマを無視する者を罰するでしょう。

国王としての務めを果たすために、彼は、己の肉体において、時と状況に応じて、守護神として顕現し、様々な職務を実行するでしょう。こうすることによって、国王は、今生と来世の両方の繁栄をもたらします。時機を見て雨を降らせて、彼はこの世界に繁栄をもたらすでしょう。そして、ヤグニャを通じて、天上界の数々の惑星に繁栄をもたらすでしょう。

太陽は、全生命体に光とエネルギーを等しく分配しながら、あらゆる方向を照らしています。蒸発のプロセスで水を吸収し、その後、雨という形で同量の水分を分配します。そして、有能な国王であるプリトゥは太陽の如く輝いて、適切な時期に国民から税金を徴収するでしょう。

その後、国民の必要性に応じて、プリトゥ王は、その徴収した資金を彼らの利益のために使うことでしょう。

彼は、どんな時でも、いかなる差別をすることなく、全生命体に対応するでしょう。忍耐力においては、国王は大地のようです。大地は、自分を傲慢に踏みつける者たちの重みに忍耐強く耐えているのです。

同様に、プリトゥ王は、貧しき者たちは問題を起こしては彼を踏みつけるのですが、この上ない忍耐を彼らに示すでしょう。そして、貧困に苦悩する者を常に助けます。

シュリハリ以外の何者でもないこの王は、インドラ神のように、雨が十分に降らないがために引き起こされる干ばつに苦悩する者たちを守ることでしょう。

彼の美しい顔には愛の溢れる眼差しと魅力的な笑みが浮かび、甘露の神である月に似ています。人々は彼の顔を見ると、幸福感でいっぱいになります。

たくさんの貴重な石と、尽きることのない名声を抱える海の深さを知ることは不可能です。プリトゥは、海のように深遠な存在になるでしょう。彼はひっそりと行動するため、人々が彼による福利のための活動に気づくことはないでしょう。その活動が実を結ばなければ、または、実を結ぶまでは、彼らは、プリトゥがそれに関わっているのを知ることは決してありません。

彼は財政を守ることに熱心で、それを確実に増やしていくでしょう。アナンタの化身であるプリトゥの力は無限です。彼はあらゆる高貴な資質の宝庫です。彼の表情を読むだけでは、彼の考えを把握することはできません。言い換えれば、彼の仕草では、その内なる感情や思考は理解できないということです。

アラニの木から生じる火のように、プリトゥはヴィーナの死体から誕生しました。彼は無敵なので、敵は彼に近寄ることはできません。彼の武勇は比類なきものです。敵方は、プリトゥは目の前にいるけれども、怖くて攻撃できません。

Antar bahiś ca bhūtānāṁ paśyan karmāṇi cāraṇaiḥ
Udāsīna ivādhyakṣo vāyur ātmeva dehinām

遍在する気は生命力という形で人の中に存在するけれども、それ自体はその人のいかなる行動にも執着せず、ただ鑑賞者のように中立であり続けます。同様に、この気高い玉座にある国王は、密偵を通じて、人々の外的かつ内的な(秘密の)行動の情報を知るでしょう。彼は称賛に夢中になることもなければ、悪態に落胆することもないでしょう。中道にあり続けて、己の統治を遂行していくのです。

ヤマ神のように、彼はダルマを守ることに一生懸命であり、公明正大であります。たとえ、偶然にも、その人が敵方の子息であったとしても、彼は無実の人を罰することはありません。また同時に、たとえ己の息子であっても、罪を犯したならば、処罰することに躊躇はありません。

太陽の光はマーナサ山まで行き渡って、この世界全体を照らします。同様に、プリトゥ王の規則は、マーナサ山へと至る、あらゆる場所で施行されます。彼の名声は、あらゆる方面に広まっていくことでしょう。」

続く

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