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シュリ―マド・バーガヴァタム 第5話

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サトラ・ヤギャ(儀式)の間のある朝、聖者たちは朝のヤギャの儀式を終わらせ、聖仙スータに近づいてゆき、お辞儀をして、恭しく聖仙のところに座り、完全な献身をもって尋ねました。「おお、称賛されるべき罪なき御方よ、すべての歴史、神話、ダルマ経典(正義に関係する聖典)をあなたは学ばれただけではなく、それらに関する解説までも著述されました。聖仙ヴェーダ・ヴィヤーサはヴェーダとヴェーダンガ(ヴェーダの肢)の偉大なる学者の最高峰に位置するお方ですが、その恩寵によって、すべてをあなたに明かされたのです。全ての経典の本質を包含し、最高の富を生むその知識を、どうか単刀直入にお教えください。」

彼らはこのような形で嘆願しました。

brūyuḥ snigdhasya shiśyasya guravo-guhyamapyuta

上記の詩句の意味は、献身的な帰依者への愛によって、グル(師)はもっとも秘密の知識さえも明かすというものです。

「このカリユガにおいて、多くの人は怠惰になり、道を誤って、頭は鈍っており、不運で、寿命は短く、とりわけ病気とそれに関連するさまざまな問題に苦しんでいます。ヴェーダとシャーストラ(経典)はカルマ(行動)の重要性を説いています。しかし経典の一部にほんの少し耳を傾けることでさえ、とても難しくなっています。それゆえ、あなたの英知によってその経典の本質を抜き出して、我々にその英知を分け与えては頂けませんか。」

この世界で富となるものとは何でしょう?何が私たちのアンターカラナ(内なる心)に満足を授けるのでしょうか?どうぞ我々にその知識をお教え下さい。おお、聖仙人スータよ!あなたは全てをご存知です。

至高の主である聖ナーラーヤナ、指導者として我々帰依者を保護して下さり、すべての良い特性の化身、ヴァースデーヴァの息子としてデヴァーキの子宮からお生まれになった主の中の主、その意図とは何だったのでしょうか? 我々はこの物語を聴くことを望んでいます。詳しいお話をぜひお教え下さい。全ての生けるものの福利のために一人化身された至高の主よ。

āpannaḥ saṁsṛtiṁ ghorāṁ yan-nāma vivaśo gṛṇan
tataḥ sadyo vimucyeta yad bibheti svayaṁ bhayam

意味:至高の主の聖なる名を唱えることによって、怖れは蹴散らされ、酷く怖ろしいサムサーラ(生死のサイクルの繰り返し)の中に留まっている救いの無い生き物たちは自由になります。

怖れとは神への怖れであり、それは消え去ります!心を完全に統御し、その心を主の御足の下に置かれる偉大な聖賢方と交わりを持つことによって、生きとし生けるものは即座に純粋になれるのです。ガンガー(ガンジス川)の水を飲むことによる浄化は、何度となく飲んでからのみ達成されるものです。しかし聖なる魂との交わりは即座に純粋性を授けます。

内なる心を浄化したいと願っている者が、帰依者たちによって絶賛された限りなき名声をもつ至高の主の素晴らしい栄光を聴きたくないなんて思えるでしょうか?主の栄光のお話を拝聴することは、このカリユガの全ての罪を即座に洗い流してくれます。学識ある魂たちは、主の化身の特質を歌うのです。我々は聴かせて頂きたく存じております。どうぞ我々にお教え頂けないでしょうか。

主は自らの幻影(マーヤ・シャクティ)の力とともに、ご自分の意志によって、顕現を楽しんでおられます。どうかこの顕現の詳しいところを教えては頂けないでしょうか。神の物語を拝聴するだけで満足です。神の物語を聴くことで喜ぶ者は、物語に出てくるすべての言葉に甘美なものを見出します。すべての言葉は甘く、味わいも最上です。人間の外観をしていながら、バララーマとともに至高の主の数え切れない完全なる行いは、人間のそれを遥かに凌駕するものです。

カリユガが始まったことを知ると、我々は怖れを感じます。それゆえに最も高貴なる主ヴィシュヌの場所、ナミシャーランヤの森の非常に長いサトラ・ヤギャを始めたのです。おお、聖仙スータよ!称賛されるべき行いは実り多きものとなりました。我々はあなたの聖なるダルシャン(一瞥)によって祝福されます。至高の主の栄光をお聴きする機会を与えられ祝福されています。人間の心の純粋さとエネルギーを奪ってしまうこのカリユガの時代を生き抜くのは非常に困難なのです。海を渡ろうと切望する者だけが船頭の助けを探して、神である主は、我々がサムサーラの海を渡れるよう助けるために、案内人としてあなたを顕現されたのです。

ヨガの主であり、盾のように正義を熱烈に守った主クリシュナ。人間の肉体を去り、元の形に戻ったクリシュナの後、正義(ダルマ)はどこに避難所を求めたのでしょうか。あなただけがこのことを教えることができる方なのです。」このようにしてシャウナカと他の聖者方は聖賢スータに嘆願しました。

シャウナカと聖者方の質問から、その時までに主クリシュナはその顕現を完遂され、その神のお住まいに戻られたことは明白です。

これで、最初の編の副章は終わりとなります。この副章の中で、至高の主の偉大さ、神の顕現の理由、最高の帰依者の特質、質問のしかたが明らかにされました。私たちが真剣に向き合えば、最も秘められた知識さえも私たちに印象深く刻まれることはあきらかです。

続く
srimad2

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