ブログ

シュリーマド・バーガヴァタム 第17話

カテゴリー :

srimad2

「アビマニュの子、パリクシットは帰依者のなかでもっとも最高であると考えられています。その驚愕すべき誕生と行いの詳細をどうか私たちにご説明ください。この至高の皇帝がすべての豪華な贅沢品を放棄し、ガンガーの川辺に座り死を待つことになった理由は何ですか?パーンダヴァの家系に大いなる名誉をもたらしたのは誰ですか?このことすべてをどうか私たちに説明してください。

敵対する王たちですら、自らの安全と富のために、おおくの所有物と黄金をパリクシットに捧げ、足元にひれ伏したものでした。なんという勇猛さと若さだったでしょう。偉大なる王は、通常の状況では不可能なくらいのその所有物と贅沢品をどのようにして完全に諦めたのでしょうか?この展開の背後にある理由はなんだったのですか?どうぞ驚くべきこれらの事実すべてをご説明ください。

完全に主に全託し、世界の福祉と繁栄と幸福のためだけに生きる人々だけが、崇高な方法で行動します。そのような人々は自分本位の欲望から行動することはありません。自己本位の欲望を満たすために生きることはありません。パリクシット帝はそのような部類に属します。無執着(ヴァイラーギャ)を達成した後、なぜ彼は全世界の他の存在に福利をもたらすためだけに使われていた自分の身体を放棄したのですか?このことの理由は何だったのでしょうか?

おお偉大なる聖者よ!これらの私たちのすべての疑問にお答えください。いくつかのヴェーダの声明を除いて、あなたはその他のすべての聖典を含む知識形態の大いなる専門知識を得ています。」

このような疑問に答えて、聖仙スータは次のように言いました。
Dvāpare samanuprāpte tṛtīye yuga-paryaye
Jātaḥ parāśarād yogī vāsavyāṁ kalayā hareḥ

「三番目の時代、ドヴァーパラユガが終わりが来ていたとき、ヴァスの娘サティヤヴァティのお腹から、聖仙パラーシャラの子、聖仙ヴィヤーサが生まれました。この聖仙ヴィヤーサは、マハーヴィシュヌの部分的化身であり、彼は生まれながらに高貴なジニャーナ(英知)を持っていました。

ある日の朝早く、聖仙ヴィヤーサはサラスヴァティ川で沐浴し、一人になれる場所を選んで、静かに座りました。この偉大なる聖者は神聖なヴィジョンを持ち、過去、現在、未来を見ることができました。彼は地球上のさまざまな時代(ユガ)の時間の経過のなかでダルマ(正義)が衰退していくのを見通しました。さらにそれらの時代の人々が正義に従わないことによって身体とエネルギーが低下していくことを見ました。人々の身体エネルギーと知性の両方に悪化が起こるとわかりました。不幸な人々は、献身、純粋さ、善良さの欠如によって、頭が鈍くなり、とても短命になっていました。

彼はそこに座って、すべてのカーストとすべてのアシュラマ(人生の段階)にまたがるすべての人に福利がもたらされる計画を熟考しました。

未来の人々は、愚かで怠惰で活気がなく、食べ物のためだけに生き、欲望に満ち、怒りが彼らを支配し、病気に襲われていました。彼らのなかに献身と純粋性をみることはできません。長寿もありません。時間はあっという間に過ぎ去ります。このような人々をどうやったら助けられるでしょうか?

彼はヴェーダの儀礼プロセスを通してそれらの人々を向上させることができると気がつきました。ヴェーダの儀礼によって人々の内なるマインドは浄化されます。そのようなヴェーダの儀礼とヤグニャが休みなく続き、すべての階層が繁栄するべきであるという意図を持ち、聖仙はその時までは一組のものだと考えられていたヴェーダの全体を四つのグループに分けたのでした。リグヴェーダ、ヤジュルヴェーダ、サーマヴェーダ、アタルヴァヴェーダが、四つの分類です。諸プラーナ神話とイティハサ(歴史)は第五のヴェーダと呼ばれました。聖仙パイラはリグヴェーダ、聖仙ジャイミニはサーマヴェーダ、聖仙ヴァイシャンンパイヤナはヤジュルヴェーダに精通するようになりました。聖仙スマントゥはアタルヴァヴェーダの専門性を得ました。私の父、ロマハルシャナはイティハサとプラーナにおいて確固たる地位を築きました」と聖仙スータは言いました。

彼はさらに続けました。「傑出した聖者たちは、次々と引き継いだヴェーダをさらに副部門(シャーカー)に分割しました。そしてそれらのシャーカーを彼らの弟子に引継ぎ、弟子は彼らの弟子に、その弟子はまた彼らの弟子に引き継いでいきました。このようにしてたくさんの分派ができました。

貧しい人々への非常なる愛と慈悲から、聖仙ヴェーダヴィヤ―サは、頭の鈍い人類でも掴むことができるようにヴェーダをたくさんの部門に分割したのです。

ヴェーダに述べられているヴェーダと諸儀礼は究極の繁栄のための道具です。しかしヴェーダ自体は、女性、シュ―ドラ(最下級カースト)、聖紐式を受けていない男性は、この面について不適格だと宣言しています。このような人々にも福利があるように、聖仙ヴィヤーサはヴェーダの全真髄が含まれる『マハーバーラタ』を編纂しました。このように聖仙ヴィヤーサはすべての生けとし生けるものの福祉のために、自分の全エネルギーを最大限に活用しました。

ここではガヤトリーマントラを唱える資格をもたない人だけはこれらの仕事を行うことができないと述べられいます。これはすべての人、誰一人を禁じるものではありません。ガヤトリーマントラのイニシエーションを受けていない人も手にすることができるその他のプラーナや諸文献があります。

これらの至上の仕事を成し遂げた後にさえ、聖仙は心の平安を得ることができませんでした。全人類の福利のための仕事の後ですら、彼は平安ではなかったのです。

オーム ナモー ナーラーヤナ

続く

PAGE TOP