ダッタクリヤヨーガ Datta Kriya Yoga

ダッタクリヤヨーガ Datta Kriya Yoga

すべての人のためのヨーガ(インド政府公認)

クリヤヨーガは創造主から伝えられました。マールカンデーヤ神話によれば、永遠のグル・ダッタートレーヤがこの秘伝であるクリヤヨーガをスブラフマニヤ・スワミ(カールッティケーヤ、スカンダ、韋駄天などと呼ばれる)に教えたとされています。ヴァーマデーヴァ、ジャダバーラタ、シュカデーヴァ、パラシュラーマ、プラフラーダ、アラルカ、カルタヴィリヤルジュナは皆、クリヤヨーガで偉大なヨーギになりました。

ダッタクリヤヨーガは全ての力と熟達を伴う、ヨーガの最高の段階です。ダルマシャーストラで定められた義務の遂行は、霊的専心に向かう傾向の心に必要な円熟をもたらします。その人は深い集中力を得て、特定の活動分野で達成するようになります。心の主人は王のようです。王は王国に普通の人と一緒に自由に移動することができますが、普通の人は王宮には入れません。同じように、素晴らしいヨーギーの一つに集中した心というのは、すべての界を旅することができます。クリヤヨーガの目的は、心身の苦痛を最小限に抑えて、一点集中を開発することです。苦しみは、種子のところで抑えられます。

ダッタクリヤヨーガの意味

ダッタクリヤヨーガの「ダッタ」はダッタートレーヤという神格的人物名を指します。ダッタートレーヤの名はウパニシャッドやマールカンデーヤ神話といったインド古文献にも記述がみられます。太古からの教師で「第一の教師(アーディグル)」、「ヨーガの主(ヨーゲーシュワラ)」などとも呼ばれ、また各時代に繰り返し姿を現すと言われています。「クリヤ」とは、行為を意味します。この行為は身体的行為だけではなく、想念や思いなどの精神的行為を含みます。「ヨーガ」の語源は「ユジュ」であり、結びつけるという意味です。すべてのヨーガは個人としてのアイデンテンティを万物と一体であるアイデンティティに結びつけることを目的としています。

アシュタンガヨーガとクンダリニーヨーガ

ダッタクリヤヨーガの2本の柱は、アシュタンガヨーガとクンダリニーヨーガです。各種ヨーガ文献の中でもっとも権威あるヨーガ経典の著者パタンジャリは、体系的・段階的にアシュタンガヨーガを規定しています。「アシュタンガ」とは8つの手足を意味し、日常的なものから瞑想の深い達成までの8段階のヨーガ規定となっています。

「クンダリニー」はとぐろを巻くものという意味ですが、クンダリニーと呼ばれる精妙で強力なエネルギーが私たちの背骨の脊柱基底部に眠っており、それが脊髄に沿って頭頂まで順を追って流れる経路があります。このクンダリニーエネルギーの段階的な調整がクンダリニーヨーガです。

呼吸の統御とプラーナーヤーマ

インド伝統知識、またヨーガ哲学体系によると、大宇宙である世界と小宇宙であるわたしたちの身体は、プラーナと呼ばれる精妙で微細な活力エネルギーで満たされています。このプラーナは、人体に72000ある微細な経路を通ってわたしたちのマインドと身体の両者に影響します。呼吸とプラーナには密接な関係があり、呼吸の統御を通してプラーナを統御する方法をプラーナーヤーマといいます。ダッタクリヤヨーガはプラーナーヤーマを基礎とした呼吸と瞑想の科学です。

現代世界に認知され広がり続けるヨーガ

ヨーガの哲学と科学は、近代において文化的大使の役目を果たした卓越したインド人や、インドのヨーガ教師に学んだ西洋人たちなどの働きによって、世界に広がってきました。国連は2014年に6月21日を「国際ヨガの日」に認定しました。インドのモーディ首相は、世界における人と自然の調和、健康と福祉、幸福の増進のためにヨガの日の制定を提案し、全会一致で採択されました。日本においてもヨーガの福祉的影響への認知は広がり、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトではヨーガの方法や効果を、エビデンスを挙げながら紹介しています。

ダッタクリヤヨーガの効果

ダッタクリヤヨーガは以下の点に効果があります。
・体の強さの改善
・体の柔軟性の改善
・血圧と血糖値の規制
・血をきれいにする
・ストレスの緩和と排毒(デトックス)
・体と心(マインド)のバランスをとる
・集中力の改善
・仕事の能率の改善
・意思力の改善

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