シュリーマド・バーガヴァタム 第47話(ナーラダのユディシュティラの説得)
更新日 : 2018.8.19
カテゴリー : シュリーマド・バーガヴァタム
宮殿で父からの伯父と伯母を見つけられないために深く悲しみ、動揺していたユディシュティラに、ナーラダはこう言いました。
「おもちゃ遊びをする者が、自分の気まぐれでおもちゃをくっつけたり、離したりするように、至高主も御自身の意志に基づいて人間を繋いだり離したりするのです!それなのに、なぜ彼らを悲しむのですか?すべては神の意志によって起こるのです。
この世界を永遠と見なすか、一時的なものと見なすか、あるいはその両方なのか、あるいはこの宇宙全体を至高主ご自身と見なすかに関わらず、彼らを悲しむのは間違っています。
私たちは、嘆かわしい人たちを慰めるためにこう言います。
『とにかくこの世界は無常です。なぜあなたは彼らのために悲しみますか?泣いて何になりますか?涙で彼/彼女が戻ってくるのですか?』
しかし、同じような状況に直面したとき、私たちはこの理論を自分自身で試すことはありません。もし自分自身で試せたらどんなに素晴らしいことでしょう。ひどく落胆し、私たちは何度も嘆きます。そして、誰かが知恵の言葉で慰めてくれると、「ああ、この理屈はもう分かっている」と考えます。しかし、それでも私たちは嘆き続けます。この悲しみの原因は何なのでしょうか?すでにいない人たちに対して抱いているのは、極端な愛着と心酔なのです。
従ってダルマラージャよ!ドゥリタラーシュトラがあなたの助けなしに生きのびることができないというあなたの不安と無知を放棄してください。あなたは彼らが高齢で、無力であり、盲目であるので、あなたの支援なしには生きられないと信じています。あなたは伯父のヴィドゥラを心から愛しています。だからこそ、彼ら全員を守る必要があると信じています。この幻想を完全に捨ててください。
保護を申し出ているあなたは一体何者ですか。保護するのは神です。主が、彼らの保護を保証してくださいます。あなたが自分の王国を失ったとき、神はあなたを保護なさらなかったしょうか。あなたは国を取り返した後、あなたを守ってくださっていませんか。どの局面でもどんな状況でも、保護してくださるのはパラマートマ(至高の自己)だけです。なぜあなたはそんなに泣くのですか?どうしてそんなに動揺するのですか?あなたの行動は正しいのですか?前を向いて、やるべきことを遂行してください。
この身体は五大元素でできています。三つの特質(トリグナ)、永遠の時間、プラーラブダ・カルマ(過去生の行いの結果としての行為)が、身体を完全に制御します。ニシキヘビに飲み込まれた人はどうやって他を守ることができますか?同じように、時間の支配下にあるこの身体は、人を守ることはできません。
ニシキヘビに飲み込まれた人は人を守ることができません。彼が他を守らなければならないと考えているのは何のためですか?
同じように、ニシキヘビに飲み込まれた人を救うことは可能でしょうか?飲み込まれた人が、誰も助けてくれないと嘆いても、何の役にも立ちません。彼は巻き込まれてしまったのですから、それに立ち向かわなければなりません。この世での時間は終わり、彼はこの世を去らなければなりません。泣いても何の役にも立ちません。
この世界では、手を奪われた生き物は、手を持つ生き物のための食べ物となります。脚がない生き物は、四脚の動物のための食べ物となります。小さな生き物は強い生き物の餌になります。こうして生き延びるのです。
王よ、この全世界はパラマートマに他なりません。この世界のあらゆるものに遍在しています。この創造物の外にあるあらゆるものに遍在しています。幻惑の力によって、あらゆるものの内と外に様々な姿で現れます。多様で奇妙な姿で現れます。あらゆるものの中にパラマートマを見るようにやってみるのです。悲しむのをやめなさい。
so ‘yam adya mahārāja bhagavān bhūta-bhāvanaḥ
kāla-rūpo ‘vatīrṇo ‘syām abhāvāya sura-dviṣām
あらゆる存在の創造の根源である至高主は、悪魔を滅ぼすために、今、時間という形でこの地球に転生されました。
主の任務はほとんど終わりに近づいています。あとわずかな仕事を残すのみです。 シュリー・クリシュナはこの完成を心待ちにしています」
ダッタ・ナーラーヤナ・ダッタ・ナーラーヤナ!

