スンダラ・カンダ[ラーマーヤナ第五巻 美の巻]5
更新日 : 2024.7.27
カテゴリー : スンダラ・カンダ
Day 3, August 9 2015
Sri Maha Ganapataye Namaha
Sri Saraswatyai Namaha
Sripada Vallabha Narasimha Saraswati
Sri Guru Dattatreyaya Namaha
Ramachandra Parabrahmane Namaha
Sri Sitaramabhyam namaha
シュリー・ガナパタイェー・ナマハ
シュリー・サラスワティェー・ナマハ
シュリーパーダ・ヴァッラバ・ナラシンハ・サラスワティ
シュリ―・グル・ダッタートレーヤーヤ・ナマハ
ラーマチャンドラ・パラブランマネー・ナマハ
シュリー・シーターラーマービャン・ナマハ
ハヌマーンはこれまで、ランカーの街でシーターを熱心に探してきました。この間、彼はラーヴァナ、クンバカルナ、ヴィビーシャナの家を訪れました。そのうちの1つはヴィシュヌの信者であるサットヴァ・グナ(純質)の家です。もう1つはタモ・グナ(暗質)の家です。ラジョ・グナ(激質)がときどき出ます。もう1つは完全にタモ・グナです。1つは強い欲望に悩まされ、もう1つは眠りや無気力に悩まされています。彼らの邸宅を見た後、ハヌマーンは非常に驚きました。これらの呪われた悪魔がこのランカーの街を支配しているのです。街の人々にはあらゆる種類の奇形があり、本来2本あるべき手足が3本あったり、ある者の特徴は不均衡だったり、臓器が本来ではない位置にある人が多くいました。ハヌマーンはそのような生き物を見て嫌悪感と恐怖を感じ、ブラフマーの奇妙な創造に驚嘆しました。彼はラーマの名を唱え続けました。
ヴィビーシャナとハヌマーンは、ヴィビーシャナがシーターを見つけるのを手伝い、ハヌマーンは、ヴィビーシャナがラーマのダルシャンを受けるのを手伝うという友好的な協定を結びました。ランカーのこの街を横断するのは困難でした。人の動きは予測不可能でした。建物の正面玄関と裏口がどちらなのかわかりにくい構造でした。突然道にくぼみができて、高くなった場所がありました。一方には美しさがあり、もう一方には地獄のような醜さがありました。ここでシーターを見つけることはほとんど不可能でした。
ヴィビーシャナはシーターがアショーカ・ヴァナ(庭園)に隠されていることをハヌマーンに明かしました。彼はそこへの行き方を教えました。彼は言いました、「私はあなたをそこまで案内することができません。ラーヴァナはどこにでも目があって、私の動きを察知しているので問題になります。月明かりの下でも、私は自由に動き回ることができません。ランカーで起こっている小さなことでも、ラーヴァナに知られてしまいます。ラーヴァナは、完全に酔っている人でも皆に恐れられています。ラーヴァナの足音を聞くと、酔いはすぐさめてしまいます。10日間の酔いは、10秒で消えてしまいます。ラーヴァナの外見と動きは非常に奇妙なものです、ハヌマーン」とヴィビーシャナは言いました。
ハヌマーンはラーヴァナと彼のやり口を見てみたいと思っていました。しかし、彼の最優先事項はシータを見つけることでした。ラーマから与えられた任務を達成した後に、他のことに時間を割くことにしました。
ハヌマーンはアショーカ庭園に入りました。猫のように小さな姿で、彼はシムスパの木の葉の間に身を隠しました。私たちは昨日、この話を聞きました。それでは、その後に何が起こったかを見ていきましょう。
Suklambaradharam…
Koojantam Rama Rameti..
Goshpadeekrita…
Anjana nandanam…
Anjaneyamati patalananam..
Yatra yatra raghunatha…
Manojavam Maruta tulya…
Vedavedye pare pumsi…
Namostu ramaya salakshmanaya
バジャン: ジャヤ・ジャヤ・ハヌマー
スンダラ・カンダの講話、3日目が始まります。
シムスパの木の葉は大きくて、この木や他の木々に巻き付くビンロウの葉の下に、ハヌマーンは身を隠していました。彼はビンロウの葉を触って、守ってくれることに感謝しました。彼は、ビンロウの葉で自分を崇拝する人々の願いをかなえると約束しました。
今日、あなたは私が母なるシーターを見つけるのを手伝ってくれています。そのため、私はこの恩恵を与えます、と彼は言いました。以前、彼はウラド・ダルに、ハヌマーンにヴァダの花輪を捧げる者は誰でも存分に祝福されるという恩恵を与えました。崇拝に使われるすべての花の背後には、隠された物語があるのです。ハヌマーンの崇拝に使われる花もまた非常に特別です。彼のアビシェーカムに使われる水とミルクから、捧げられるハーラティ(樟脳を焚いて捧げる)まで、すべての行為と物は意味にあふれています。
ハヌマーンは母なるシーターを見ました。彼は何とも言えない悲しみでいっぱいになりました。その時には月は沈んでいました。彼は家に戻りました。東からは太陽が昇っていました。
私たちを健康に保ってくれるのは太陽の光です。生きていくためには日光が必要です。明るい日の光があるところでは、病気はそれほど蔓延しません。日光が不足しているところでは、病気は蔓延します。
ハヌマーンのグルである太陽が昇りました。ハヌマーンは太陽にひれ伏しました。これまでは涼しい月の光の下で母シーターのダルシャンを受けていました。今は明るい太陽の光の下で母シーターのダルシャンを受けています。ハヌマーンは自分の仕事をやり遂げたと感じました。彼はシーターを見ています。
ハヌマーンの道を照らし、同時に隠れ場所を与えて、アショーカ・ヴァナへの秘密の入り口を提供するという役目を終えた月はいなくなりました。今やハヌマーンは葉の間にうまく隠れ、月は遠慮なくいなくなりました。今、太陽は自分の仕事を始めました。私たちが常に覚えておくべきことは、偉大な魂は訪問に重要な目的がない限り決して来ることはないということです。一部の人たちは、偉大な魂に無視されて、自分の存在に気づかれなかったことに失望します。あなたが無視されたのなら、それは彼らの慈悲深い視線を必要としていないということです。あなたは差し迫った圧力にさらされているわけではありません。
自分の存在が認められれば、偉大な人たちとの交流を必要とする何らかの目的があることを認識すべきです。偉大な人たちは、一度その仕事を成し遂げたら、一秒たりともその場に留まることはありません。もし滞在を延長すれば、無駄な会話が生まれ、呪いを受けることになるかもしれません。
超人的なグルの仕事が完了すると、彼の存在が軽々しく扱われて、不必要なおしゃべりになり、トラブルを招くだけです。そのような不測の事態を防ぐために、彼らはすぐにその場を立ち去ります。この重要な点について私たちに教えるために、聖ヴァールミーキは、月が仕事を終えた瞬間に去っていく様子を詳細に説明しているのです。
あなたを助けるためにやって来た偉大な魂は、あなたと会話する必要はありません。言葉は必要ありません。あなたはただ静かにして恩恵を受けるべきです。家の改装や家具の交換について尋ねるような安っぽい会話を始めてはいけません。グルを家に何度も招待することに何の意味があるのでしょうか。代わりに、グルをあなたのハートの中に住まわせるように招待してください。たまに招待するだけで十分です。グルにアドバイスしたり、奉仕を捧げる必要はありません。あなたの奉仕が必要であれば、グルは必ず教えてくれます。指示を求める必要はありません。そうするのは間違っています。ただグルを観察してください。あなたに向けられたグルの視線は、あなたのすべての悩みを打ち負かし、すべての幸運を与えてくれるでしょう。聖ヴァールミーキはここで私たちにこの教訓を与えています。
8か月の間、シーターは彼らの前で苦しみました。彼女は、栄光の徳を失って地上に落ちた星のように見えました。落ちてしまった星のように、キラキラとした輝きをすべて失っていました。痩せ細って肉体を持っているのかさえ疑問に思うほどでした。彼女は、関節が動くだけの、ただの皮と骨の棒のおもちゃのようでした。
ハヌマーンは、シーターに会っただけで十分だと感じて、今なら戻って、主ラーマに任務の成功を報告できると感じました。しかし、彼はシーターと話したいと思いました。その任務をどう進めたらよいか疑問に思いました。太陽は高く昇っていました。ハヌマーンが猿の姿でシーターの前に現れたら、彼女がどう反応するかは議論の余地がありました。奇妙で残酷な悪魔の存在にすでにひどく苦しんでいた母シーターにとって、ハヌマーンはさらなる恐怖の原因となるかもしれません。恐れから、もし彼女がハヌマーンを永遠にこのような状態にするよう呪ったら、それは彼の終わりになるでしょう。ハヌマーンは、どのようにアプローチするかについて長い間熟考しました。ついに、彼は思い切って母シーターに話しかけました。彼は主ラーマに熱烈な祈りを捧げました。彼は心の中で、強い信仰心をもってラーマの名を唱えました。
バジャン: ハレー・ラーマ・ハレー・ナーマ・ダシャラタ・ナンダナ・シュリー・ラーマ
ハヌマーンは、自分の声が母シーターに聞こえるように、ラーマの名を大声で唱えるべきかどうか一瞬迷いました。母シーターはラーマの名をきっと認識するだろう。彼女は喜ぶだろう。彼は、ラーマの名を大声で唱えるべきかどうか、ずっと考えていました。
この時点でグルからマントラを受け取った人は、地面に座ってマントラを唱えてはいけないことを述べておく必要があります。多くの人がその間違いを犯します。あなたは今、カーペットの上に座っています。大丈夫です。少なくとも布、木製の台、鹿皮、ダルバ草の敷物などを座として使うべきです。使用する物が異なれば、結果も異なります。酷い状況でない限り、布はお勧めできません。同じ布でも、布地が違えば結果も異なります。シルク、綿、ポリエステル、ウール、それぞれが違うエネルギーを与えてくれます。
鹿皮は解放を与えます。クシャ草はジュニャーナを与えます。葉で作られた座席は健康をもたらします。ハヌマーンはキンマの葉の上に座っていました。葉で作られた座に座ると、女神ラクシュミーの恩寵が得られます。食事を配るのに使用する葉の皿に座ってマントラ・ジャパを行うことで、貧困から解放されます。キンマの葉の上に座ってはいけません。それは礼拝の儀式でのみ使用される神聖な物です。神像はキンマの葉の上に置くべきです。バナナの葉や縫い合わせた葉の皿に座ってもかまいません。ニームの葉やレモンの葉は、貧困を取り除くために座を準備するために使用できます。母なる女神ラクシュミーが恵みを降り注いでくれるでしょう。
母なるシーターは女神ラクシュミーの象徴です。ハヌマーンは葉の上に座ったため、シーターのダルシャンの恩寵を得ました。ハヌマーンがこの女性が本当にシーターであることを確かめる前に昼間になりました。
突然、ほこりが舞い上がり、大騒ぎが起こりました。ヴェーダを唱えてトランペットと太鼓を鳴らしながら行列が近づいてきました。一台の戦車が彼の方向に向かって進んできました。この縁起の良い日の出の時間に、乗っているラーヴァナスラの目は欲望で重くのしかかっていました。彼は完全に抑えきれない欲望に捕らわれていました。豪華な服を着て飾り立てられていました。何十頭もの水牛と象を合わせたように巨大でした。派手な服を着た多くの女性を伴って、ラーヴァナは近づいてきました。どの女性も魅力的に見えるものは持っていませんでした。皆、醜い女性でした。後ろ向きに歩いている人もいました。顔とお尻の位置が逆になっている人もいました。おそらく、アニメーション技術を使っても、その姿や動きを再現することすら不可能でしょう。どの女性も見ていて耐えられないものでした。吐き気を催すものばかりでした。それぞれが他のものよりも吐き気を催すもので、お腹も奇妙にひっくり返されていました。彼らが発する音は恐ろしいものでした。これらの生き物にはもつれた長い髪の束があり、子どもが乗る馬車のように使われていました。あらゆる種類の生き物が、まるで巨大な森のように、もつれた髪にしがみついていました。
ハヌマーンは、ラーヴァナがこの取り巻きを連れて近づいてくるのを見ました。
ハヌマーンはラーヴァナスラの威厳に感嘆しました。彼だけが一団の中で見る価値がある人でした。ちょうどそのとき、ラーヴァナスラの上着がずれました。ラーヴァナスラはずれ落ちているのを非常に優雅につかんで直しました。ハヌマーンはこの堂々とした人物に驚いてしまいました。ラーヴァナは山のように雄大に見えました。ハヌマーンは、自分の普遍的な姿は計り知れないものであっても、猫ほどの今の極小の姿ではまったく現れされていないと、この巨大なラーヴァナスラの前では草の葉に過ぎないと感じました。ハヌマーンはこの男に非常に興味をそそられ、もっと知りたいと思いました。しかしこの悪魔の王と親しくなるには、もっと適切な時と場所があるだろうと判断しました。ハヌマーンは今度は彼の歩き方を見ていました。王宮にいる姿を見たいと思いました。今度はラーヴァナスラが話すのを聞きたいと思いました。
日の出の時は欲望の感情を抱いてはいけないと言われています。あらゆる毛穴から欲望がにじみ出ているこの悪魔は、すぐに終わりを迎えるに違いない、とハヌマーンは思いました。今、この人物が、昨晩豪華なベッドに積み上げられていたのを見た、巨大な黒豆の山と同じ人物だとわかりました。これは、ペースト状にすりつぶされ、熱い油でドーナツのように揚げられるところをハヌマーンが思い描いていた人物でした。
ハヌマーンは、このラーヴァナスラがラーマの手で殺されることを確信していました。そうなる前に宮廷でのラーヴァナの態度を見たいと思っていました。戦場での彼の勇敢さは間違いなく見ることになるとはわかっていました。ハヌマーンは悪魔を間近で調べてみたいと思いました。そこで、彼は腰掛けていた場所から、ラーヴァナスラに近い木の枝へと慎重に移動しました。
ラーヴァナスラは非常に賢く、抜け目のない人物でした。振動だけで、生き物の位置と動きを感知することができました。アリや昆虫が動いたかどうかもすぐにわかり、その正確な位置、速度、速さを測ることができました。飛んでいる鳥の正確な動きも知っていました。羽ばたく速さも知っていました。ハヌマーンは、ラーヴァナにこの知性が備わっていることを感じ取ることができました。そのため、彼は木の枝の上での動きを極力目立たないようにしていました。ラーヴァナは、約10ヨージャナ (1000 マイル) の距離から蛇が動いたかどうかを知ることができました。
ハヌマーンは太陽の動きに助けられ、太陽の光線に沿って動いていたため、ラーヴァナスラはよそ者が潜んでいると疑っていましたが、その位置を正確に特定できませんでした。ラーヴァナは、アショーカ ヴァナでのハヌマーンの動きを感知できませんでした。このときハヌマーンはヨーガを行っていたため、それは彼の微妙で感知されない動きに役に立ちました。
主アーンジャネーヤはユガ・プルシャであり、ヨーガ・プルシャです。彼の力は自然そのものを超えています。ハヌマーンの呼吸は感知できません。ハヌマーンの動きはすべてヨーガに基づいています。
バジャン: アーンジャナンマ・ムッドゥビッダ・アーンジャネーヤ
ヴィーラーンジャネーヤ・スワミに勝利を!
終