シュリーマド・バーガヴァタム 第261話
更新日 : 2025.3.1
カテゴリー : シュリーマド・バーガヴァタム
この10人の息子のうち、カヴィ、マハーヴィーラ、サヴァナは完全な禁欲者でした。彼らは幼少のころから真我認識の訓練を受けていました。放棄の生活 (サンニャーサ) を受け入れて、最高のパラマ-ハムサクラスの聖者でした。彼らは行為を完全に放棄して、最高レベルのバクティ(信愛)を習得しました。
シュリークリシュナはすべての存在の住まいです。彼に避難を求めた人々の恐怖を払拭します。この3人兄弟は、この主の蓮華の御足だけを瞑想しました。これにより、彼らの心は清らかになりました。その結果、すべての存在の中に真我として存在する至高の主が彼らのハートに現れました。完全に利己性を捨てて、主に溶け込みました。
プリヤヴラタ皇帝にはもう一人妻がいました。彼女を通してウッタマ、ターマサ、ライヴァタという息子が生まれました。彼らはマンヴァンタラの指導者となりました。その後、プリヤヴラタ皇帝は1億1千万年の間、地上を統治しました。剛腕で絶対的な成功を収めました。彼が力強い腕で弓を持って弦を引くと、その音で不義の者たちは震え上がって、逃げていきました。
彼は妻とともに宮殿の贅沢を楽みました。妻のバルヒシュマティは彼にとって非常に愛しい存在でした。太陽はメール山の周りを巡り、大地を照らしています。しかし、太陽は地球の半分だけを照らし、残りの半分は暗闇の中に残しています。プリヤヴラタ皇帝はこれを好ましく思いませんでした。彼は主シュリハリを礼拝して、神秘的な超常的力を得ました。
そして彼は、太陽と同等の速度を持つ、明るく輝く戦車に乗り込みました。神秘的な力で夜を昼に変える誓いを立てました。彼は太陽のように輝いていました。太陽の軌道をたどり、メール山の周りを7回巡礼しました。
巡礼中に戦車の車輪の縁に7つのへこみができました。このために7つの海が生まれました。7つの海のため、大地は 7つの島に分割され、各海が1つの島を囲んでいます。各島は、前の島の2倍の大きさです。
7つの区分は、ジャンブ・ドゥイーパ、プラクシャ・ドゥイーパ、シャールマリ・ドゥイーパ、クシャ・ドゥイーパ、クロウンチャ・ドゥイーパ、シャーカ・ドゥイーパ、プシュカラ ・ドゥイーパです。7つの海は、塩、サトウキビ、ワイン、ギー、ミルク、カード、水という7つの異なる物質からできています。各島は、それに対応する海と同じ大きさです。
プリヤヴラタの10人の息子のうち、3人がサンニャーサ(放棄の道)を追及しました。そこでプリヤヴラタは、残りの7人の息子のアーグニードラ、イドゥマジフヴァ、ヤジュニャバーフ、ヒランニャレーター、グリタプルシュタ、メーダーティティ、ヴィーティホートラを7つの島の王にしました。娘のウルジャスヴァティをシュクラーチャリヤと結婚させました。この夫婦にはデーヴァヤーニという名の娘がいました。
Naivaṁ-vidhaḥ puruṣa-kāra urukramasya
Puṁsāṁ tad-aṅghri-rajasā jita-ṣaḍ-guṇānām
Citraṁ vidūra-vigataḥ sakṛd ādadīta
Yan-nāmadheyam adhunā sa jahāti bandham
ヴァーマナとして化身した際に、三界を3本の足で測り、7つの島と7つの海を創造した主にとって、7つの島と7つの海を創造することは、巨大な仕事ではないでしょうか。したがって、彼の熱心な信奉者たちがそのような創造を行う能力を得ることはまったく驚くことではありません。主を熱心に礼拝する人は、感覚と心を完全に征服します。さらに、飢え、渇き、執着、悲しみ、のぼせあがりも征服します。これらは老齢や死といった六つの肉体の変化を超えたものです。ダリット(抑圧されし者)が一度でも信愛とともに主の名を唱えれば、世俗的な束縛から解放されます。
プリヤヴラタは比類のない勇気を持っていました。マハルシ・ナーラダに仕えながら、王の贅沢な生活も送っていました。そのため、彼は至福を享受しているように見えました。ある日、この真に冷静な聖なる王は、次のように考え始めました。
「私の愚かな行為はなんと馬鹿げているのだろう。無知がすべての苦しみの根源であることは周知の事実だ。この無知はすべての感覚的快楽を引き寄せる。この感覚のために物質的快楽への執着してしまった。輪廻と呼ばれる深い穴に突き落とされてしまった。
この贅沢はもうたくさんだ! 私は長い間、猿のように女性の曲に合わせて踊っていた。彼女の手の中で操り人形になっていた。私の振る舞いは実に浅ましい」。
その瞬間、主の恩寵により、彼は悟りました。無執着の気持ちがさらに強まりました。そしてこの地上を息子たちに、彼らの適性に基づいて分割しました。これまでもずっと正しい生活を妻と送ってきました。王国を含むすべての物質的財産を楽々と捨て去りました。心の中で、主シュリークリシュナの栄光と遊戯のすべてをひたすら思い出しました。彼は今や、マハルシ・ナーラダが示した道を歩んでいます。
プリヤヴラタ・クリタム・カルマ・コー・ヌ・クリャード・ヴィネーシュヴァラム
意味)プリヤヴラタが成し遂げた偉業は、至高の神以外には成し遂げられない。光り輝く戦車に座り、彼は闇を払いのけた。彼は7つの海を創造した。
地上の人々の幸福を確保するため、彼はそれを7つの島に分けました。それぞれの島の中に、境界として多くの山、川、森を創造しました。
プリヤヴラタは神の信奉者たちを大いに愛しました。罪と徳に基づいて、存在は地獄、地上、天界での人生で報われます。プリヤヴラタの意見では、これらはすべて地獄のような状態でした。これで第5巻の第1章、すなわちプリヤヴラトープキヤーナを終わります。
ヴァーマナーヤ・ナマハ