言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味481~490

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481. Tvaksthaトヴァクスタ

意味)彼女はトヴァク(皮膚)の主宰神です。

彼女は皮膚の形で私たちの体の中で輝きます。彼女は皮膚で胎児を祝福し、筋肉とリンパを覆います。皮膚の形成は妊娠の最初の月に始まります。

482. Pashuloka bhayankariパシュローカ・バヤンカリ

意味)彼女は動物(パシュ)に恐怖を与えます。

「パシュ」とは、二元性を行動して、自分は神の存在とは別物であると考えるすべての人々を指します。そのような人々は、彼女が恐怖を植えつける動物です。

子宮内の子どおは母親とは別のアイデンティティを持たないため、二元性の概念は子どもにはわかりません。

483. Amrtādi-maha-shakti-samvrtā アムルターディ・マハー・シャクティ・サムヴルター

意味)ヴィシュッダー・チャクラで、彼女はアムルタおよび他のさまざまな神聖なエネルギー (マハー・シャクティ、聖なる母) と一緒に住んでいます。

アムルタ、アーカルシニ、インドラニ、イーシャーニ、ウシャ、ウルドゥワケーシ、ルッディダ、ル(Ru)カーラ、ル(Lu)カーラ、ル(Lu)シャ、エーカパーダ、アイシュワリヤ、オームカーリ、アウシャディ、アンビカ、アクシャラは、このヴィシュッダー・チャクラに住むマハー・シャクティです。

これらの神聖なエネルギーはヴィシュッダー・チャクラで視覚化され、礼拝されるべきです。

484. Dākinīśvarī ダーキニーシュヴァリー

意味)彼女はヴィシュッダー・チャクラの統治者 (イーシュワリ) であるダーキニーです。

485の名前から494までは、アナーハタ・チャクラに住む女神ラーキニーについて説明しています。

485. Anāhatābja-nilayāアナーハターブジャ・ニラヤー

意味)彼女はアナーハタ・チャクラと呼ばれる蓮の中に住んでいます。

「アナーハタ・チャクラ」は心臓の近くにあり、ヴィシュッダー・チャクラの下にあります。「アナーハタ」とは、摩擦なしに自然に発生する内なる音を指します。アナーハタの段階に達したヨーギーは、これらの音を聞き始めます。それは創造の音(原初の音)です。

このチャクラの神はヴァーマデーヴィです(469の名前を参照)。彼女はこれまで子宮に保持されていたすべての創造物を吐き出すので、彼女はヴァーマデーヴィです。

胎児の頭の形成プロセスは妊娠1か月目に始まり(「カトヴァーンガーディ・プラハラナ」の名を参照)、2か月目にも続きます。この時期に聖なる母は胎児に強くて健康な頭を祝福します。

486. Śyāmābhāシュヤーマーバー

意味)彼女はシュヤーマ・デーヴィです。彼女は知識を授けます。

シャヤーマはまた、黒と青が混ざった独特の色です。夜に咲く蓮はこの色です。

487. Vadanadvayaヴァダナドヴァヤ

意味)アナーハタ・チャクラでは、彼女は2つの顔を持つ姿で現れます。

アナーハタで発生する音は火の要素と関連しています。火は ドゥヴィシールシャ(2 つの顔) という名前で知られています。ここでは、火としての彼女の姿が讃えられています。

488. Daṁṣṭrojvalāダムシュトロージヴァラー

意味)彼女は牙(ダムシュトラ)で、光り輝いています。彼女は猪の顔をした母なるヴァーラーヒです。

ソウンダラ・ラハリの3つの節に含まれる意味を理解しましょう。

Avidyanam antas-timira-mihira-dweeppa-nagari
Jadanam chaitanya-stabaka-makaranda-sruti jhari
Daridranam cinta-mani-gunanika janma-jaladhau
Nimadhanam damshtra mura-ripu-varahasya bhavati

意味)おお、神聖なる母よ!あなたの足元の塵は、無知な人々の心からすべての暗闇を洗い流します。それは、最も貧しい人々に降り注ぐチンターマニ(願いを叶える)宝石の山です。ヴァーラーハ神の牙が沈みかけていた大地を引き上げてくれたように、あなたの聖なる足は、輪廻というこの海に溺れている人々を引き上げます。

このように、至高の母ヴァーラーヒは牙を使って無知な信奉者を引き上げ、至高の知識へと導いてくれるのです。

489. Akṣamālādi-dharāアクシャマーラーディ・ダラー

意味)至高の母は首にアクシャマーラーを着けています。

アクシャマーラーは、ルドラークシャの首飾り、水晶 (スパティカ)、トゥラシーマーラー、ジャパ・マーラー(数珠)、またはバドラーアクシャマーラーです。

サンスクリット語の「アクシャ」は「目」を意味します。ここで目はチャクラを指します。つまり、彼女は4つの手に武器 (シューラ /先の尖った道具)、円盤 (チャクラ)、太鼓 (ダマル)、蓮 (パドマ) を持ち、アナーハタ・チャクラで輝いている姿で視覚化される必要があります。

490. Rudhira-saṁsthitāルディラ・サムスティター

意味)彼女は血(ルディラ)の中に住んでいます。彼女は存在の中の血であるという意味に解釈できます。

血液の形成により、これまでほとんど目に見えない状態だった胎児は、今やはっきりとした大まかな形になります。

つづく

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

※シュリ・スワミジによる『ラリタ・サハスラナーマ』の詠唱アプリはこちらです。
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