ラリタ・サハスラナーマの名の意味491~500
更新日 : 2025.4.27
カテゴリー : ラリタ・サハスラナーマ
491. Kālarātryādi-śaktyaughavṛtāカーララートルヤーディ・シャクテャウガヴルター
意味)彼女はカーララートリ・デーヴィや他の神聖なエネルギー(マハー・シャクティ)とともにアナーハタ・チャクラに宿ります。
このチャクラで瞑想するときは、カーララートリ、カーティータ、ガーヤトリ、ガンターダーリニ、ジョーミニ、チャンダ、チャーヤ、ジャヤー、ジャンカーリ、ジュニャーナ・ルーパ、タンカ・ハスタ、タンカー・カーリニの12の神聖なエネルギーとともに彼女を視覚化する必要があります。
これらすべての神々は、このチャクラに集中する志向者を守ります。
492. Snigdhaudana-priyāスニグダウダナ・プリヤー
意味)彼女はスニグダウダナ料理が大好きです。
アナーハタ・チャクラを瞑想する人は、この食べ物を彼女に捧げ、その後はごく少量だけ食べるようにしてください。スニグダウダナはギーを混ぜた炊いたご飯です。少量の塩や砂糖をふりかけてもよいでしょう。
493. Mahāvīrendra-varadaマハーヴィーレーンドラ・ヴァラダ
意味)
a) 彼女は天界の神インドラに恩恵 (ヴァラ) を与え、それによって彼を祝福しました。
インドラは言葉も意味します。したがって、彼女はアナーハタ・チャクラに集中して礼拝する人々に言葉の清浄さ (ヴァーク・シュッディ) を与えると理解する必要があります。
b) プラフラーダはマハーヴィーラという名前で知られています。彼女は彼を祝福して、恩恵を与えたので、彼女はマハーヴィーレーンドラ・ヴァラダと呼ばれます。
494. Rākiṇyambā-svarūpiṇīラーキンヤンバー・スヴァルーピニー
意味)彼女はラーキニ・デーヴィ、アナーハタ・チャクラの主宰神です。
彼女の種子文字はラー(Ra)です。この名前の背後にある多くの隠された秘密は、ヨーガ・タントラの実践を通してのみ理解できます。彼女は信奉者に優れた弁論能力(ヴァーク・チャトゥリャ、巧みな話し方)を授けます。
495から503の名前は、マニプーラ・チャクラに住む女神ラーキニーについて説明しています。
495. Maṇipūrābja-nilayāマニプーラーブジャ・ニラヤー
意味)彼女はマニプーラ・チャクラ (へその位置) に住んでいます。
マニプーラ・チャクラは胎児の発育の3か月目に関連します。この段階で、胎児は手足の発達を始めます。このチャクラに座る聖なる母は胎児の成長と保護を保証します。
496. Vadanatraya-saṁyutāヴァダナトラヤ・サムユター
意味)このマニプーラ・チャクラでは、彼女は3つの顔のある姿で存在します。
497. Vajrādikāyudhoepetāヴァジュラーディカーユドーエーペーター
意味)アナーハタ・チャクラの聖なる母は、雷 (ヴァジュラ)、エネルギー (シャクティ)、長い棒 (ダンダ)の武器を持ち、そしてアバヤ・ムドラー (恐れないという保証)の印を組んでいます。
498. ḍāmaryādibhi-rāvṛtā ダーマルヤーディビ・ラーヴルター
意味)ダーマリとその他の神聖なエネルギー (マハー・シャクティ) は、マニプーラ・ャクラに座る聖なる母に付き添います。
ダーマリ、ダッカリ、タマスィー、ナーミニ、スタンヴィ、ダークシャイニ、ダトリ、ナター、パールヴァティ、パトカーリは、この段階で彼女をサポートする10のエネルギーです。
499. Raktavarnāラクタヴァルナー
意味)彼女は真っ赤な色です。
この赤い色は、今や完全に血で満たされた3か月の胎児を表しています。形成の初期段階では、胎児はアーラクタヴァルナ色 (赤と灰色の混合色) でしたが、今は完全に血で満たされているため、赤色になっています。
500. Māṁsa-niṣṭāマーンサ・ニシュター
意味)彼女は、この体を支える基礎となる、よく発達した肉と筋肉を人に授けます。
3か月で、胎児は筋肉と肉を発達させ始め、急速に成長します。
つづく
●ラリタ・サハスラナーマの紹介
●アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
●瞑想のための詩句
●パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
●ムーラグランタ(基調詩節)1-111
●サハスラナーマ112-1000
※シュリ・スワミジによる『ラリタ・サハスラナーマ』の詠唱アプリはこちらです。
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