言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味511~520

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511. Bandhinyādi-samanvitā バンディンヤーディサマンヴィター

意味 – スワディシュターナ・チャクラで、バンディニと他の神聖なエネルギー (マハーシャクティ) が女神カーキニに随伴しています。 ここに存在する 6 神は、バンディーニ、バドラカーリ、マハーマーヤ、ヤシャスウィニ、ラクター、ランボーシュティカです。

512. Dadhyannāsakta-hṛdayā ダディヤンナーサクタ・フルダヤー

意味 – カードライスは彼女にとって非常に大切なものです。

カードライスの作り方 – 炊いたご飯にヨーグルト(カード)を適量混ぜます。これに、マスタード、生姜、生胡椒(乾燥黒胡椒は不可)、少量のコリアンダーまたはカレーリーフで味付けをします。 こうして作ったカードライスは、日中にナイヴェディヤとして彼女に捧げ、その後はプラサーダムとして食べます。

Balarka preta dhoomascha ratro dadhyanna bhojanam ayu ksheene dine dine
homa dhoomascha ratro ksheranna bhukshischa ayur vriddhir dine dine

 意味 – 昇る朝日を眺め、火葬場の煙を吸い込み、夜にカードライス(ヨーグルト)を食べることは、徐々に健康を悪化させ、寿命を縮めます。夕日を眺め、ホーマの煙を吸い込み、夜にミルクライスを食べると、健康状態が良くなり、寿命が延びます。

 昇る太陽の前に長時間立つのは不健康です。体内のピッタが増加し、病気の原因となります。昇る太陽に顔を向けるのは、スーリヤナマスカーラを行うために必要な時間だけにしましょう。アーユルヴェーダでは、カードライスは毎日食べることが義務付けられていますが、午前中のみにし、夜には食べてはいけません。

513. Kākinī-rūpa-dhariṇī カーキニー・ルーパ・ダリニー

意味 – スワディシュターナ・チャクラにおいて、至高の母はカーキニーという名を名乗ります。

次の514から520までの名前は、ムーラダーラ・チャクラに座する女神サーキニーを表しています。

514. Mūlādhārambujā-rūḍhāa ムーラーダーラムブジャールーダー

意味:彼女は、ムーラダーラー・チャクラと呼ばれる蓮華の上に荘厳に座っています。 ムーラダーラは、基底部のセンターであり、ガナパティ神の座です。彼女はここでガナ(軍隊)を統率し、ガナパティの使命を遂行しています。

515. Pañca-vaktrā パンチャ・ヴァクトラー

意味 – ムーラダーラにおいて、至高の母は5つの顔を持ちます。これはパンチャ・ブラフマー、あるいはパンチャ・ルドラの姿です。

516. Asthi-saṁsthitā アスティ・サンスティター

意味 – 骨の花輪が彼女の首を飾っています。 これは、彼女がすべての存在に健康な骨を授けていることを強調しています。脊椎は人間のシステムの中で最も重要な骨です。 この時点で、彼女はラーフ(ラーフ・スワルーピニ)の姿をとります。ラーフとケートゥはムーラダーラ(基底チャクラ)に宿ると言われています。惑星ラーフは体内の骨と密接な関係があります。骨に関する問題には、ラーフ・カーラムの間にオイルランプが灯されます。9つの惑星(ナヴァグラハ)を体内の6つの霊的センターをマッピングする偉大な古代科学が存在します。

517. Aṅkuśādi-praharaṇā アンクシャーディ・プラハラナー

意味 – このチャクラにおいて、彼女は両手に武器、アンクシャ(突き棒)、カマラ(蓮華)を持ち、またプスタカ(書物)を持ち、そしてジュニャーナ・ムドラ(知識を表すムドラ)を組んでいます。

518. Varadādi-niṣevitā ヴァラダーディ・ニシェーヴィター

意味:ヴァラダー、シュリーヒー、シャダー、サラスワティは、彼女の4つの名前です。彼女はこれらのすべての姿でムーラダーラ・チャクラに宿っています。 ムーラダーラでは、彼女はサラスワティとして崇拝されます。これは、存在が自身の中に存在する不動性と硬直性(ジャダトヴァム)を根絶し、精神的な旅において向上することを決意する必要があるためです。この願望を育むことが、旅の第一歩です。そのような願望を育むためにも、サラスワティ女神の特別な恩寵が不可欠です。したがって、精神的な旅のまさに最初の地点(ムーラダーラ・チャクラ)で、彼女が崇拝されます。

マハリシ・アガスティアは賛美歌の中でサラスワティを次のように賞賛しています。

Yā kundendu tushāra hāra-dhavalā, yā shubhra-vastra’avritā
Yā veena-vara-danda-manditakara, yā shweta padma’asana
Yā brahma’achyuta shankara prabhritibhir devai-sadā vanditā
Sā mām pātu Saraswati bhagavatee nihshesha jādya’apahā -1
Dorbhiryukta chaturbhim sphatikamaninibhai akshamālandadhana
Hastenaikena padmam sitamapicha shukam pustakam chaparena |
Bhāsa kundendushankhasphatikamaninibha bhasamana.asamana
Sa me vagdevateyam nivasatu vadane sarvada suprasanna -2

これはとても神聖な賛美歌です。サラスワティに加えて、ハヤグリーヴァ・スワミー、ダッタートレーヤ、ガナパティ神がその人に知識を与えます。

519. Mudgaudanāsakta-cittā ムドゥガウダナーサクタ・チッター

意味 – ムーラダーラ・チャクラに座する聖なる母に、ムドガンナを捧げましょう。これは彼女にとって大切なものです。 ムドガンナはヴェンポンガルとも呼ばれます。

レシピ:少量の緑豆とひとつまみのターメリックと一緒にご飯を炊きます。これに塩を加え、胡椒、生姜、ギー、クミンシード(ジーラ)で味を調えます。 ムドガンナはごく少量に摂取してください。食べ過ぎると体が熱くなりますが、少量にすると体が冷えます。ムドガンナに含まれる胡椒は、心の倦怠感を払いのけます。これは子供にとって非常に健康的な朝食です。

520. Sākinyambā-svarupiṇī サーキンヤムバー・スヴァルーピニー

意味 – ムーラーダーラ・チャクラにおいて、聖なる母はサーキニ・デーヴィとして座しています。 「サ」は彼女の種子文字であり、彼女は女神シッダ・ヴィッディヤ(名472参照)としても知られています。 このチャクラは妊娠5ヶ月目に相当します。胎児の背骨(脊柱)が形成され始めます。したがって、この月は胎児の発達にとって非常に重要です。顔、鼻、目、耳はこの時期に形成され、はっきりと見えるようになります。現代では、妊婦は胎児の成長を測定するために超音波検査(スキャン)を受けることが推奨されています。肉体的な母親の子宮に座する至高の母は、胎児の成長のあらゆる段階で胎児を守っています。

 サーキニ・デヴィの瞑想詩句は次のものです。

Mooladhaarasta padme shruti dala lasite pancha vaktraam trinetraam
Dhoomraabhaam asti samsthaam sruni mapi kamalam pustakam Jnana mudraam
Bhibraanaam baahu dandai sulalita varadaam poorva shaktyaa vrutaantaam
Mudgannaam sakta chittaam madhu mada muditaam Saakini bhaavayaamaha.

 このようにして、存在(胎児)の生命エネルギー(プラーナ・シャクティ)はヴィシュッダー・チャクラを経由してムーラダーラに降り、そこに座ります。霊的な成長のために、その存在は意識的に努力をし、ムーラダーラーからアジュナ・チャクラまでの進まなければなりません。 521 から 527 までの名前は、ハーキニ デヴィとしてアジュナ チャクラに座する神聖なる母を表しています。

つづく

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

※シュリ・スワミジによる『ラリタ・サハスラナーマ』の詠唱アプリはこちらです。
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