言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第403話

カテゴリー :

プラフラーダは続けました。
「母は同意して、父が苦行を終えて戻ってくるまで、恐れることなくマハルシ・ナーラダの庵に住んでいました。徳の高い貞潔な女性であった母は、生まれてくる子の幸福を祈り、自分が望む時にのみ生まれることを願っていました。そのため、彼女は絶対的なバクティをもってマハルシ・ナーラダに仕えました。」

ṛṣiḥ kāruṇikastasyāḥ prśdādu-bhayamīṣwaraḥ
Dharmasya tattvaṃ jnānaṃ ca māmapyuddhiśya nirmalaṃ

慈悲深く、常に優れた師であるマハルシ・ナーラダは、私の悲しみだけでなく、母の悲しみも和らげようと、様々な真髄を説きました。母の利益のためだけではなく胎内で成長していた私のために、正義(ダルマ)と至高の知識(グニャーナ)を説き、私たちにダルマの最も精妙な真髄を教え導いてくださいました。

しかし、時の経過と、女性が直面する様々な不便さのために、母はこの説法を忘れてしまいました。マハルシ・ナーラダの恩寵により、私は今日までそれを覚えています。もしみんなが私の言葉を信じるなら、みんなにもこの知識が授けられますように!この知識がみんなの記憶に永遠に刻まれますように!献身的な努力によって、肉体への同一視を打破する智慧は、私の中に生じたように、女性や子どもたちの中にも生じます。

時が主の姿を木に実らせるように、この肉体もまた、誕生、存在、成長、成熟、腐敗、そして破壊という六つの変化を経験します。しかし、果実の変化が木には当てはまらないように、肉体の変化は真我には当てはまりません。

「真我は不滅であり、非二元です。非二元であるがゆえに、好き嫌いの感情はそこには存在しない」

プラフラーダはここで真我の認識を説いています。彼は、真我は非二元であるがゆえに、好き嫌いは真我の中に生じないということを説明しています。

「真我は、身体、心、感覚器官の結合に他ならないこのクシェートラにおいて、永遠の目撃者であり続ける。全創造物の存在を支えるこの真我には、いかなる変化も存在しない。それは自ら輝き、全創造物の原因であり続ける。

風が周囲の状況に左右されず、影響を受けることなく、家屋、道路、ゴミ、死体、そして生命体を等しく吹き抜けるように、真我もまた、対象物と繋がることなく、あらゆるものに浸透する。真我(アートマ)は、あらゆるベールや囲いを欠いた完全な状態である。真我の実現を求める求道者は、ここに述べられている12の超越的特性を心に留めておくべきです。

身体と感覚器官への執着は、それらに対する「私、私のもの」という誤った概念を人間の中に存在させます。人は、実際には根拠がなく非実在であるこのような感情を捨て去るよう努めるべきです。

金細工師は様々な精錬技術を用いて、鉱石から巧みに金を精錬します。同様に、この創造物における侵害(アートマ)と真我ではないもの(アナートマ)の対象を識別する知識を持つ求道者は、ディヤーナ(瞑想)やその他の真我実現を助ける技法を堅持して、それらを通して、様々な身体(クシェートラ)の中に真我として宿る主を見るよう努めるべきです。

サーンキヤ哲学に基づく計算によれば、地、水、火、風、空の五つの微細な元素は、根本原質(ムーラ・プラクリティ)、宇宙的知性(マハト・タットヴァ)、そして自我の原理(アハンカラ)と共に、創造の8つの主要な要素を構成します。根本原質は、サットヴァ、ラジャス、タマスと呼ばれる3つの特質から構成されます。そして、そして16の原理を構成する5つの知覚器官(グニャーネーンドリヤ)、5つの行動器官(カルメーンドリヤ)、心(アンタッカラナ)、そして5つの粗大な元素が存在します。しかし、それらすべてに遍在するのは、ただ一つの意識(プルシャ、真我)です!

プラクリティとヴィクリティの結合体であるこの身体には、生物と無生物の二種類があります。身体、心、そして真我ではない他の対象を拒絶し、人はこの身体そのものの中に主を探求すべきです。「パラマートマはこの対象ではない、彼はあの対象ではない」――このようにして、人は内なる主を探求すべきです。

原因(カーラナ)は結果のある世界(カーリヤ・プラパンチャ)全体に遍在していますが、求道者は原因と結果を異なるものと捉え、あらゆる動揺や悲しみから解放された穏やかな心で苦行に取り組みます。常に心を穏やかに保つこと自体が苦行なのです!

求道者は、この世界を生み出し、支えている至高主について説くヴェーダの教えを黙想すべきです。そして、それが消滅する際に一体となるものは、あらゆる生類の内に真我として存在します。この主題の深い分析は、純粋で汚れのない心で行わなければなりません。この点においては、ほんのわずかな不安や焦りも許されません。」

ナーラーヤナーヤ・ナマハ

第404話へ続く

PAGE TOP