シュリーマド・バーガヴァタム 第471話(アムリタ)
更新日 : 2025.10.16
カテゴリー : シュリーマド・バーガヴァタム
悪魔の乗り物となることを受け入れた人間の中には、生まれながらに悪魔的な性質を持つ者がいます。彼らは極めて好色で、暴力に満ち、悪魔的な振る舞いを見せます。これは、悪魔たちと時間を過ごし、その性質を吸収したためです。ホロスコープを分析すれば、そのような人が悪魔の一族に属していることが明らかになるかもしれません。対照的な性質を持つ男女は、口論が絶えないので、決して結婚すべきではありません。どちらも神聖な性質に満たされているか、あるいはどちらも悪魔的な性質を持っているかのどちらかです。
マハルシ・シュカは続けてこう述べています。
「ある兵士はラクダに乗り、ある者はロバに乗り、ある者はクマ、サル、ゾウ、ライオン、トラに乗って戦いました。ある兵士はワシ、ハゲワシ、ツル、タカ、ニワトリ、ハヤブサ、クジラ、サイ、ウシ、スイギュウ、アルナ・ムルガ、その他の動物を戦争の乗り物にしました。ある兵士はジャッカル、ネズミ、マングース、ウサギ、ヤギ、人間、クロジカ、白鳥、イノシシを戦争の乗り物にしました。またある兵士は水鳥、飛ぶ鳥、その他の種類の鳥、そしてその他の異形の生き物を乗り物にしました。両陣営の兵士たちは、それぞれの乗り物に座り、戦いへと突き進みました。」
おそらく、その時代には、これらの悪魔や神々を助けるために巨大な恐竜が存在していたのでしょう。
兵士たちの戦車やその他の乗り物は、色とりどりの旗、純白の傘、貴重な色とりどりの宝石をちりばめた扇、孔雀の羽根で作られた扇、そしてビンジャマラ扇で飾られていました。兵士たちの上着はそよ風に美しくたなびき、最高級の装飾品で飾られていました。鋭利な武器は、降り注ぐ太陽光線によって輝いていました。神々と悪魔の軍勢は、水棲動物で満たされた巨大な海のようでした。この二つの軍勢の力と壮大さは、言葉では言い表せません。戦いそのものも言葉では言い表せません。
ヴィローチャナの息子で、悪魔の軍団を率いるバリ皇帝は、多くの著名な軍司令官に囲まれていました。頭上には美しい白い傘をかぶり、両脇からはビンジャマラ扇で扇いでいたバリ皇帝は、まばゆいばかりに輝いていました。東の山々に浮かぶ月のように、彼は輝いていました。彼は、魔術師の悪魔マーヤーが作ったヴァイハーヤサ飛行体に乗っていました。この飛行体は独立して移動することができ、心から遠隔操作することもできました。心に思いを馳せるだけで、この飛行体はその方向へ移動します。戦争に必要なあらゆる武器が装備されていました。中には、数々の精巧な品々が収められていました。この飛行体は、想像を絶する、言葉では表現できないものでした。
スワミジの解説:もしマハルシ・シュカがパリクシット皇帝に、この飛行体は想像も言葉も及ばないと言ったのであれば、私がどうやってこの飛行機について皆さんにうまく説明できるでしょうか?
「飛行体は時々見え、また時々見えなくなることがありました。ナムチ、ヴィプラチッティ、アヨームカ、ドゥヴィムーダ、カーラナーバ、プラヘーティ、ヘーティ、イルヴァラ、シャクニ、ブータサンターパ、ヴァジュラダムシュトラ、ヴィローチャナ、ハヤグリーヴァ、シャンカシラ、カピラ、メーガドゥンドゥビ、ターラカ、チャクラドゥルク、シュンバ、ニシュンバ、ジャンバ、ウトゥカラ、アリシュタ、アリシュタネーミ、マーヤー、トリプラーディパといった悪魔たち、そしてその他多くの悪魔たち、ポーウローマ、カーレーヤ、ニヴァータカヴァチャたちがそれぞれの乗り物に乗り、バリ皇帝を取り囲みました。彼らは皆、海をかき混ぜる行為に参加し、今や甘露を奪われたことへの復讐心を持っています」
スワミジの解説:彼らはこう考えました。『我々はアムリタ(甘露)を得るために同じように努力した。あの詐欺師のような神は、魅惑的な女性の姿をとって我々を完全に幻惑し、それからこっそりとアムリタを神々に分け与えて姿を消した。彼は我々を欺いた魔術師だ。彼の幻惑に囚われた私たちは愚かだった。彼が与えてくれた水をなんと愚かにも飲んだことだろう!彼女の魅力的な言葉になんと愚かにも魅了され、なんと忌まわしい振る舞いをしたことか!我々はあまりにも世間知らずで、彼女がそっと私たちのそばを通り過ぎるとき、足首の飾りの音に心を奪われてしまいました。心に湧き上がる愛を抑えることができなかった。愚かな我々は、一滴のアムリタさえも手に入れることができまなかった。これらの神々は私たちを騙したのだ。』
彼らは互いに、聖女を情欲の目で見つめていると非難し、敗北の責任を互いになすりつけました。彼らはかつて神々を容易く打ち負かした勇敢な戦士たちでした。以前は、悪魔たちが襲い掛かろうとするたびに、神々は恐怖に駆られて逃げ出していました。しかし、この勇敢な戦士たち、名高い無敵のリーダーたちは、今やライオンのように咆哮し、大きな法螺貝を吹き鳴らし、恐ろしい音を立てていました。
マーダヴァーヤ・ナマハ