シュリーマド・バーガヴァタム 第526話(パラシュラーマの誕生)
更新日 : 2026.3.25
カテゴリー : シュリー・スワミジの言葉 / シュリーマド・バーガヴァタム
第525話
ナーラーヤナーヤ・ナマハ
プルーラヴァは、三つのヴェーダの知識を用いて、火を三つに分けました。彼はこの火を自分の息子と見なしました。ウルヴァシーが住む世界に到達したいと願ったプルーラヴァは、起こした火の儀式を通して、すべてのヤジュニャの主であり、あらゆる目に見える証拠を超越し、すべてのデーヴァタの化身である至高主、シュリーハリを礼拝しました。
eka eva purā vedaḥ praṇavaḥ sarva-vāṅmayaḥ
devo nārāyaṇo nānya eko ’gnir varṇa eva ca
かつて、オームカーラ・マントラ(AUM)は、すべての言葉の種子文字でした。そのオームカーラ自体がヴェーダでした。主ナーラーヤナ神は唯一の主であり、彼以外には何も存在しない。火のみが存在し、社会にも階級は一つしかありませんでした。
トレータ・ユガの初め、プルーラヴァ王は三ヴェーダと呼ばれる区分を創造しました。ヴェーダの火の儀式を通して子孫を得た彼は、その後ガンダルヴァ・ローカにいきました。
これで第九巻、第十四章は終わりです。
第九巻、第十五章
この章では、パラシュラーマとカールタヴィーリヤルジュナの物語が話されます。
マハルシ・シュカは続けて言いました。
「イラの息子プールラヴァは、ウルヴァシーの胎内からアーユ、シュルターユ、サティヤーユ、ラヤ、ヴィジャヤ、ジャヤの6人の息子をもうけました。
シュルターユの息子はヴァスマンで、サティヤーユの息子はシュルタンジャヤでした。ラヤの息子はエーカで、ジャヤの息子はアミタです。ヴィジャヤの息子はビーマで、ビーマの息子はカーンチャナでした。その息子はホートラカで、ホートラカの息子はジャフヌです。ジャフヌはガンジス川の水をすべて飲み干しました。その後、バギーラタの嘆願に応えて、耳からガンジス川の水を出しました。
ジャフヌの息子はプルで、その息子はバラーハカでした。バラーハカの息子はアジャカで、クシャはアジャカの息子でした。クシャにはクシャーンブ、タナヤ、ヴァス、そしてクシャーナーバーの4人の息子がいました。クシャーンブの息子はガーディで、ガーディの娘はサティヤヴァティでした。マハルシ・ルチカはサティヤヴァティに結婚を申し込みました。
これらは、偉大な魂が生まれた重要な家系です。このような家系では、すべての祖先と子孫の名前を語らなければならないという決まりがあります。家系図全体が詳細に記されています。人の並外れた行いによって、その祖先と子孫は解放を得ます。私たちがこれらの名前を聞く機会に恵まれたのは、純粋に私たちの功徳によるものです。
「ガディは、ルチカが娘サティヤヴァティの夫としてふさわしくないと考えていました。彼は意見を述べずに、ブリグの子孫であるルチカにこう言いました。
「私たちはクシャ王朝に属している。私の娘と結婚するためには、月のように輝く美しい白馬を千頭、持参金として差し出さなければならない。馬の片方の耳は黒くなければならない。」
ルチカ・マハルシは王の意向を即座に理解しました。彼はすぐにヴァルナ神のもとへ行き、王の指示通りの馬を手に入れました。そして、それらの馬を王に献上し、王の美しい娘サティヤヴァティと結婚しました。
長い年月が過ぎた。ある日、サティヤヴァティは母と共にマハルシ・ルチカのもとを訪れました。二人はそれぞれ息子を授かるよう懇願しました。マハルシは適切なマントラを唱え、適切なホーマ(火供儀式)を行いました。妻にはバラモンの輝きを放つ息子が、義母にはクシャトリヤ(戦士階級)の資質を備え、王国を統治するだけの器用さを持つ息子が生まれるようにと祈願した。彼は二人のために米の供物を用意し、沐浴に出かけました。
彼が戻ってきた時には、サティヤヴァティと母はホーマが行われている場所に到着していました。母は、マハルシが妻のために用意した供物は、自分のために用意されたものよりも間違いなく優れているだろうと推測しました。そこで、娘に自分の供物を分け与えるように頼みました。サティヤヴァティはそれに同意し、自分の分の米を母に渡し、自分は母の分を食べました。
帰ってきたルチカ・マハルシは、二人の女性が供物を出し入れしたことに気づきました。彼は妻に「何をしたのだ?この行いによって、あなたには凶暴な性質を持ち剣を取る息子が生まれる。一方、あなたの弟はヴェーダの学者の中で最も優れた人物となる。」
と言いました。
サティヤヴァティは夫に、息子に剣を取ってほしくないと懇願しました。彼女の言葉は夫を安心させました。妻を哀れに思ったマハルシ・ルチカは折れて、「あなたの息子ではなく、あなたの孫が剣を取るだろう」と言いました。
夫の予言通り、サティヤヴァティには穏やかな性質を持つマハルシ・ジャマダグニが生まれました。その後、人々の幸福のために、サティヤヴァティはカウシキ川に姿を変え、流れ始めました。
マハルシ・ジャマダグニは後にマハルシ・レーヌの娘レーヌカと結婚しました。レーヌカはヴァスマン、ヴァススシェーナなどの息子を産みました。その中で末っ子はパラシュラーマとして有名になり、ハイハヤ王朝を滅ぼしました。主シュリーハリの化身であるパラシュラーマは、地球を21周し、クシャトリヤ(戦士階級)を地上から完全に一掃しました。
当時のクシャトリヤは、情熱(ラジャス)と無知(タマス)という性質に支配され、邪悪で不道徳な存在となっていました。ヴェーダの学者たちに対する彼らの残虐行為は際限がありませんでした。彼らの過ちは重大なものではありませんでしたが、パラシュラーマは彼らを皆殺しにし、母なる大地の重荷を軽減しました。
パリクシット皇帝は尋ねました。
「感覚を制御できないクシャトリヤの王朝は、幾度となく主によって滅ぼされてきました。今回の場合、これらのクシャトリヤが犯した罪について説明いただけますか?」
マハルシ・シュカはこう答えた。
“haihayānām adhipatir arjunaḥ kṣatriyarṣabhaḥ
dattaṁ nārāyaṇāṁśāṁśam ārādhya parikarmabhiḥ
クシャトリヤの中でも最も優れたカールタヴィーリヤルジュナは、ハイハヤ王朝の統治者でした。彼は主ナーラーヤナの化身である主ダッタトレーヤに仕えて、敬虔に礼拝しました。主ダッタの恩寵により、彼は千本の腕を授かりました。敵に対する勝利、完全な感覚制御、富、輝き、力、名声、そして強さを、彼は神の恩寵によって得ました。カールタヴィーリヤはヨーガの達人となり、アニマをはじめとする超自然的な力(シッディ)を得ました。
ナーラーヤナ
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