シュリーマド・バーガヴァタム 第40話(パリクシット皇帝のホロスコープ)
更新日 : 2018.7.25
カテゴリー : シュリーマド・バーガヴァタム
ユディシュティラの質問への返答として、高名なブラフミンたちは答えました。
「おお、皇帝ダルマラージャよ!この少年は将来、神(ブラフマ・ヴェーッタ)を経験した者たちへの深い愛情を育むでしょう!」
このような甘美な言葉を耳にすると、私たちはなんと至福と喜びを感じることでしょう! 耳に心地よく響きます。
彼らは続けました。
「さらに、彼は最高の真理(サッティヤ・ニシュタ、真実性)に確固として献身的でしょう!」
この二つの言葉、サッティヤ・ニシュタとブラフマ・ヴェーッタの中に、ユディシュティラの孫であるパリクシットの将来のすべての話は含まれます。
「市民を守ることにおいて、彼はダシャラタ王の息子、シュリー・ラーマのようになるでしょう」
なるほど、なんと喜ばしく、すばらしいホロスコープだったのでしょう!
「慈善の点から、この少年はウシナラ王国の皇帝、シビと同様な存在になるでしょう。彼はこの上なく慈善への傾向があるでしょう。つねに貧しい人に保護を提供するでしょう。ドゥフシャンタ王の息子のバラタのように、彼は家族の栄光を強めるだけではなく、犠牲的儀式(ヤグニャとヤーガ)を執り行うことに従事する人たちすべての名声を強めるでしょう」
皇帝シビ、主シュリー・ラーマ、そしてドゥフシャンタの息子バラタの話はこの先の話で語られることになります。
「弓に関して彼はアルジュナやカルタヴィリヤルジュナと互角でしょう!」
アルジュナやカルタヴィリヤルジュナの偉大さも、この先で取り上げていきます。
「彼は火の神、アグニ・デーヴァのように打ち負かされることはないでしょう」
このアグニとは誰でしょう?火とは何でしょう?後でその詳細についても話しましょう。
「彼は深遠な性格を備え、海のように広い人になるでしょう。武勇においては彼はライオンのようでしょう!ヒマヴァンタに仕えるように、高貴な人間(サットプルシャ)は彼のもとで仕え、庇護を求めるでしょう」
ヒマヴァンについても後ほど話しましょう。
「忍耐においては彼は大地のようでしょう」
この地球の素晴らしさとは何でしょうか?このことも話しましょう。
「大地のように彼は市民に対して極めて寛容でしょう。主ブラフマーのように、彼はすべての人に対して平静な感情をもつでしょう」
主ブラフマーのような平静さとは何を意味しているのでしょうか?後程掘り下げましょう。
「親切心あるいは恵みを惜しみなく与えることにおいて、彼は主シヴァのようでしょう」
シヴァについても後程話しましょう。
「生きとし生けるものすべてに保護を捧げることで、彼はラクシュミー女神の夫のヴィシュヌと等しい存在になるでしょう」
今はとにかくクリシュナの物語です。その物語の深いところに進みましょう。
「彼は主シュリー・クリシュナの熱烈な信奉者になるでしょう。寛容とほかの高貴な特質において彼は王ランティデーヴァに等しい存在になるでしょう」
このランティデーヴァとは誰のことでしょう?どうして彼の寛容さは相当なものだったのでしょうか?このことを話しましょう。
「正義(ダルマ)に対する忠実さにおいて彼はヤヤーティのようになるでしょう」
ヤヤーティについても話しましょう。
「勇気において彼はバリ・チャクラヴァティに等しいでしょう」
バリについても話しましょう。
「プラフラーダのように彼はシュリクリシュナに対してこの上なく献身的な信愛(バクティ)をもつでしょう」
プラフラーダとは誰でしょう?このことも話しましょう。
「彼は年長者に対して深い尊敬の念をもつでしょう。彼はアシュワメーダの儀式を多く執り行うでしょう。王にとっては聖人のような人格(ラージャ・リシ)をもつ父のようになるでしょう。邪悪な者を罰するでしょう。この地球にダルマを確立するためにカリ・プルシャ(カリユガの主)を制御するでしょう。聖者の息子から自分がヘビに噛まれて死ぬということを聞き、彼はこの物質的な世界に対して計り知れない平静を培って、ヴァイクンタ(主マハーヴィシュヌの住まい)に到達するでしょう。聖賢ヴィヤーサの息子の聖賢シュカから彼は『真我の知識』について聞くでしょう。ガンジス川の岸辺で彼はこの肉体を放棄して、恐れが存在しないところの解放の段階に達するでしょう。これが究極の真理なのです!」
このような方法で、占星学者はユディシュティラに子どものホロスコープの詳細を説明しました。彼らはユディシュティラによって与えられた贈り物を受け取り、各々の家路につきました。
一族を殺した罪を贖うために、ユディシュティラはアシュワメーダ・ヤグニャを行うことを決めました。しかし彼はこの目的のために必要な資金をもっていませんでした。彼の願いを理解し、彼の弟が主シュリークリシュナの価値ある助言に基づいて、北方へ旅し、マルット王が以前に残した金版やその他の財宝を探し出し、王国へ持ち帰りました。
誰かが残した財産は、国が管理する権利を持っています。ですから彼らは取得できたのです。この富を使って、ユディシュティラは一族を殺したことで負った罪を思い、儀式のために必要な物資を入手しました。彼は三回のアシュワメーダ・ヤーギャ(儀式)を執り行いました。
ユディシュティラの招待を受けて主クリシュナは儀式に参列し、博識なヴェーダ学者たちの助けを借りて、ユディシュティラが儀式を正しく執り行うということを保証しました。パーンダヴァに幸せを運ぶためにクリシュナはそこに何カ月も滞在しました。
その後、クリシュナはユディシュティラから承諾を得て、ドラウパディーとアルジュナ、ほか彼のヤドゥ族の人々とともに親戚たちを同伴してドワーラカに発ちました。
これで第一巻、十二章は終わりになります。
皆さんは儀式について聞きました。思い出して、何度も何度も聞くことでもっと深く理解するようになるでしょう。
シュリマン・ナーラーヤナ!

