言葉と教え

オームカーラ(AUM)

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Omkāra bindu saṃyuktaṃ nityaṃ dhyāyaṃti yōginaḥ
Kāmadaṃ mōkṣadaṃ caiva ōmkārāya namō namaḥ

音(シャブダ)、触覚、形、味覚、嗅覚は、5 つの微細な感覚(タンマートラ)です。その最初のもの、つまり音は空間から生まれました。スピーチは、音の明確な形です。そのためヴェーダとウパニシャッドは、私たちのスピーチはメロディアスで愛にみちたものでなければならないと強調しています。

オームカーラ(AUM)は、すべての音の根源です。この創造物はすべて、AUM の音から生まれました。オームカーラは音(シャブダ)の形で、私たちの体内に存在します。「AUM」と唱えると、神聖な振動が私たちの体内に現れ、人は簡単に瞑想状態に陥ります。オームカーラを唱えている間、2回唱えるときのその間(ま)を観察してみてください。瞑想状態が達成された瞬間、心は静止状態(ニスチャーラ・タットヴァ)に固定されます。

心を征服した霊性の実践者は、もはや賞賛や侮辱に反応しません。その人はあらゆる面で勝利を収めます。彼はどこでも尊敬されます。ですから至福と平和を求めてあちこち走り回る必要はありません。それを探す必要もありません。この簡単なテクニックを採用すれば十分です。そうすれば、静けさと至福の両方があなたのものになります!

「AUM」の音が主シュリークリシュナのフルートに入ると、ゴークラとブリンダーヴァナの土地全体に活気を与えて、そこにいるすべての生き物を魅了し高揚させました。宇宙全体が彼のフルートの演奏に夢中になったと言っても過言ではありません。そのようなとき、意識に満ちた不活性な物は陽気に踊り、生き物は彫像のように動かないままでした!これはシュリーマド・バーガヴァタムで明確に説明されています。

この1週間のセッションの間、スワミジはあなた方全員をオームカーラ瞑想で訓練しています。そのためそこから得られる利点のいくつかを理解することが重要です。

ウパニシャッド(聖典)は、3 つのアルファベット「A」、「U」、「M」の組み合わせが「オームカーラ」を形成すると宣言しています。はるか昔、至高の主は太鼓を叩きました。太鼓から発せられた音はアルファベット(アクシャラ)に変化しました。これらのアルファベットは体内では火の形で存在しています。この火は人間の言葉の形で現れます。したがって言葉は火と同じ程度の純粋さと力を持っています。

超越した音である AUM は、このようにすべての人の中に精妙に存在します。そのため私たちの中に存在するこの超越した音を理解しようとすることは不可欠です。

「OM」は、すべての神聖な名前を飾る美しい宝石です。すべてのマントラの前には必ず「OM」がなければなりません。「OM」が前に付いていないマントラには力がありません。マントラを唱えるときには、間違ったり不注意なままでは、悪い結果につながるリスクがあります。「OM」を唱えることで神聖な振動が生まれて、その人の周囲に保護シールドを作ります。

寺院の鐘のように「OM」の音が体内で振動すると、悪魔のエネルギーが追い払われます。神聖なエネルギーが勝利し、その結果、デーヴァタ(神々)は永遠にあなたのそばに留まります。実際に神々はあなたの中に住み始めます。あなたは生きた神に変容します。あなたの周囲は信じられないほどの変化を遂げます。あなたが発するポジティブなエネルギーにより、邪悪な人は変化を遂げて善良になります。

この知識に精通しているマハルシとヨーギーは、世界が神聖なエネルギーで満たされて、悪魔の振動が払拭されることを求めて、永遠に「AUM」を唱えます。

今後、あなた方全員は毎日21回「AUM」を唱えなければなりません。21という数字は、私たちの中に存在する21の原則を表しています。それらは何でしょう?5つの行動器官 (カルメーンドリヤ)、5つの知覚器官 (感覚器官)、5つの鞘 (パンチャ・コーシャ)、5つの生命力 (パンチャ・プラーナ)、そして心の合計は、21 (5+5+5+5+1) です。「AUM」を唱えることで、これらすべてにエネルギーが与えられます。

ヨーガ・シャーストラ (ヨーガに関する論文) では、「AUM」の音はへそから始まって、喉まで伝わり、唇から発せられるべきだと述べられています。「AUM」を定期的に唱えることで、長年の病気が治ります。身体はエネルギーに満ち、輝きます。情熱と無知/無気力 (ラジャス、タマス) の特性は破壊されます。徳の高い特性が浸透します。生命力 (プラーナ) が高まります。

至高の神・シヴァは永遠に「オームカーラ」瞑想に浸っています。彼が発するすべての言葉、歌はオームカーラの本質に浸透しています。彼は自分が住む場所に「オーム」マントラだけが響き渡るのをとても愛しています。

シヴァはハヌマーンです。ハヌマーン自身がシヴァです。シヴァ神が喜び、皆さんに祝福を降り注いでくれるようにと、スワミジは今週皆さんに「オームカーラ瞑想」をさせました。これが日々の実践の秘訣でした。

「すべての創造物は『オーム』に起源があります。至高の形である「オーム」を理解することに至福があります。真の至福は、神を理解して、神と一体となり、神を得ることにあります。至高の本質を徹底的に調査した結果、これが私が理解した真実です」と聖カビールは言いました。

Bāhū saṃstaṃbhayāmāsa mahāparigha sannibhau
Sasāda ca kapiḥ kaṭyām caraṇau samcukōca ca (Sundara kanda 1-35)

「オーム」を定期的に実践することで、不安、高揚感、怒りが軽減されます。霊的本質を理解する傾向が高まります。仕事面でも成功します。定期的に「AUM」を唱えることで、ラーマ神に仕えることが唯一の義務であると考えていたハヌマーンは、すべての努力において成功を収めることができました。

彼はマヘーンドラ山の頂上に立って、途轍もない跳躍で海を越える準備をしました。この出来事で、「Omkāra」の実践の成果が理解できるようになります。

Bāhū saṃstaṃbhayāmāsa mahāparigha sannibhau
Sasāda ca kapiḥ kaṭyām caraṇau samcukōca ca (Sundara kanda 1-35)

これは、山の頂上に立っていたハヌマーン神が、跳躍する前に体を大きくした瞬間を指します。

意味:彼は巨大な鉄の柱に似た、長くて頑丈な腕を硬直させた。息を止め、お尻を締め、足をしっかりと踏みこんだ。

(この中でヨーガの学びの全体が説明されています)彼は規則的な吸気と呼気でプラーナーヤーマを行いました。「AUM」と唱えました。エネルギーを集めて、「AUM」と唱えながら突然空に飛び上がりました。その時、広大な海が牛の蹄跡のように小さく現れて、彼はそれを楽々と渡りました。ランカーの悪魔の支配者ラーヴァナを狂乱させて、ラーマの使命を成功させました。

この世俗的な束縛(バヴァ・サーガラ)の海を渡り、霊的な努力で完全な成功を収めるためには、「AUM」を定期的に唱えることが重要な役割を果たします。あなたの中のナーディー(微細なアストラル神経)がポジティブに振動して元気にさせます。あなたの心は永遠に正しい行為/道に傾くでしょう。動揺や困難は消えて、精神力は強まります。さらに霊的なエネルギーが成長します。これらの利益は素晴らしいと思いませんか?

リストはこれで終わりではありません。他にも素晴らしい利益がたくさんありますが、後日お話しします。しかし、今すぐに「AUM」を毎日 21 回唱え始めてください。これによりあなたとあなたの子どもたち、そしてあなたの人生は平和に恵まれます。人生のあらゆる面が改善されて祝福されます。


続く

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