言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味341~350

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341. Kshetra swaroopa クシェートラ・スワルーパ

意味)彼女は肉体 (クシェートラ) の姿で現れます。

クシェートラは、一般的な言葉で、所有されている土地、議会選挙区などを指します。ただし、ここでは、クシェートラはこの体/粗大な肉体を指します。
彼女は、この粗大な肉体の中に住んでいる存在を保護します。この肉体 (シャリーラ) は、中に住んでいる存在の「運搬者」です。
この肉体がクシェートラと呼ばれるのには、2つの理由があります。「クシャタ・トラナット」は、内部の住人を傷害から保護することを意味し、したがってクシェートラです。「クシャヤット」は、破壊可能であることを意味します。したがって、クシェートラまたは肉体は、破壊の対象であり、内部の住人を保護する彼女の姿です。

バガヴァッド・ギーターの「ジュニャーナ・カンダ」(クシェートラ・クシェートラ・ヴィバーガ・ヨーガ)の章は、次のような宣言で始まります。

idam sariram kaunteya ksetram ity abhidhiyate
etad yo vetti tam prahuh ksetra-jna iti tad-vidah

イダム・シャリ―ラム・カウンテーヤ・クシェートラミッティヤビディヤテー
エータッドョー・ヴェーッティ・タム・プラーフフ・クシェートラジュナ・イティ・タッドヴィダハ

意味)アルジュ​​ナよ、この肉体はクシェートラと呼ばれ、その中に住む者はクシェートラジュナと呼ばれる。
ラリタ・サハスラナーマも、この同じ言及でジュニャーナ・カンダを始めます。これは聖典の内容だけでなく、より重要なことはこれらの聖典を説いた形式における類似性を示しています。

342. Kṣetreśī クシェートレーシー

意味)彼女はこの粗大な体 (クシェートラ) を統治する皇后 (エーシ) です。彼女はこの体 (クシェートラ) を維持して機能できるようにします。

343. Kṣetra-kṣetrajña-pālinī クシェートラ・クシェートラジュニャ・パーリニー

意味)彼女は肉体(クシェートラ)とその中に住む存在(ジーヴァートマ、クシェートラジュナ)の両方を支えて統御します。

344. Kṣaya-vṛddhi-vinirmuktā クシャヤ・ヴリッディ・ヴィニルムクター

意味)永遠であり、破壊と衰退 (クシャヤ) または成長 (繁栄、ヴリッディ) を超えています。
成長も縮小もしない太陽と同じように、内なる存在 (アートマ、クシェートラジュナ) も成長も衰退もしません。それは純粋な光です。この概念はバガヴァッド・ギーター第2章で説明されています。「アジョー・ニティヤ・サーシュヴァトー・ヤム・プラノー・ナ・ハンニャテー・ハンニャマーネー・サリレー」

345. Kṣetra-pāla-samarcitā クシェートラ・パーラ・サマルチター

意味)彼女は、クシェートラパーラとして知られるシヴァに礼拝されています。
クシェートラパーラとは寺院の町 (クシェートラ) を統治する神です。クシェートラパーラはシヴァの顕現です。人間の体もクシェートラであり、それを支配するクシェートラパーラがあります。このクシェートラパーラ (シヴァ) は知性 (ブッディ) の中に存在します。ブッダウ・シャラナ・マンヴィッチャ~ ヨーガの道 (ブッディ/知性の道) を歩む者はこの真実を悟ります。

346. Vijayā ヴィジャヤー

意味)彼女は永遠に勝利します。
真の勝利とは、カーマ(欲望)、怒り(クローダ)、貪欲(ローバ)、執着(モーハ)、エゴとプライド(マダ)、嫉妬(マーツァルヤ)などの内なる悪魔を克服することです。彼女は信奉者にこれらの悪魔を鎮圧する勝利を与えます。
ヴィジャヤーは重要な縁起の良いムフールタム(時間)の1つでもあります。この時間に開始された作業は成功して完了すると言われています。

347. Vimalāヴィマラー

意味)彼女は不純性(マラ)の痕跡さえなく、完全に純粋です。
彼女は信奉者から不純性を洗い流し、浄化します。不純性の痕跡がまったくない純粋な心は、彼女の永遠の住まいです。そのような純粋さは、すべての内なる悪魔が打ち負かされた後にのみ実現します。このため、ヴィマラーはヴィジャヤに従います。

次の名前は彼女の住居の名前であると言われています。ドゥルヴァ、ジャンヤ、ジャヤ、カーンタ、ヴィプラ、ヴィジャヤー、スムカ、ヴィマラー、ナンダ、ニダナ、マノーハラ。

348. Vandyā ヴァンディヤー

(これをヴァンディヤー『※ディを強調する』と発音すると意味がまったく変わってしまうため、重大な間違いです。)

意味)彼女は礼拝に値し、尊敬に値します。
彼女はすべての敬意(ナマスカーラ)と礼拝を受けるのに値します。彼女はヴァンダナ・マントラで熱烈に礼拝されます。ヴァンダナ・ムドラーとヴァンダナ・クリヤーは最も重要です。敬意と礼拝(プージャー)はどちらも内部の浄化のための活動です。特定のプージャーでは、大規模なナマスカーラが捧げられます。その背後にある意図は、バヴァとチッタ・シュッダ(思考/感情と心の純粋さ)を達成することです。

349. Vandāru-jana-vatsalā ヴァンダール・ジャナ・ヴァッツァラー

意味)彼女は信奉者を自分の子どものように愛します。

350. Vāgvādinī ヴァーグヴァーディニー

意味)彼女は言葉の形で現れます (ヴァーク・スワルーピニー)。彼女はサラスワティです。
彼女はスピーチを可能にする力です。Vāk ヴァークは内なるレベルの音です。彼女は話された言葉の背後にある力です。

Sarveśām ca svabhaktānām vādarupena sarvadā
Sthiratha vāchi vikhyāta loke vagvādinitisa

意味)彼女は常にすべての信奉者の舌の上に言葉の形で存在するため、彼女はヴァーグヴァーディニーとして知られています。

つづく

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

※シュリ・スワミジによる『ラリタ・サハスラナーマ』の詠唱アプリはこちらです。
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