言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第262話

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第5巻 第2章です。

この章では、プリヤヴラタの長男アグニドゥラと、妻プルヴァチッティの9人の息子の誕生について取り上げます。

マハルシ・シュカはプリヤヴラタの物語を完了して、今度はパリクシット皇帝にアグニドゥラの物語を説明し始めました。彼は言いました。

「プリヤヴラタ皇帝の心は完全に神に集中し、どこにでも神を見るようになりました。彼は息子のアグニドゥラにジャンブ・ドゥイーパの責任を委ねて、アグニドゥラは父の望みに従って統治しました。アグニドゥラは国民を自分の子どものように扱いました。

ある日、アグニドゥラは先祖の住処に達する資格を得たいと望みました。この資格を得るには、息子がいる必要があります。この望みをかなえるために、彼はマンダラ山に行きました。そこで彼は深い洞窟で激しい苦行を始めました。

神々は配偶者とともにこの洞窟の中を自由に歩き回っていました。アグニドゥラはプージャーの材料をすべて整えて、完全な集中でブラフマー神を礼拝しました。ブラフマーは、集会で歌っていたアプサラ(聖なるの乙女)のプルヴァチッティを呼び、彼女をアグニドゥラのもとに送りました。プルヴァチッティはアグニドゥラの美しい庵に到着して、庵を取り囲む美しい庭園を散策し始めました。

この庭園は言葉では言い表せないほど美しく、さまざまな種類の絶妙な木々でいっぱいでした。金色のつる植物がこれらの木々を取り囲んでいました。木の枝には多くの鳥のつがいや孔雀のつがいがいて、メロディアスに歌っていました。多くの素晴らしい池では、アヒル、カーランダヴァ鳥、白鳥がメロディアスなさえずりを楽しんでいました。その地域全体が鳥のさえずりで響き渡っていました。その絶妙に美しい湖は蓮で満ちていました。

プルヴァチッティが庭園を歩いているとき、彼女の足首の飾りの美しい音色がアンギドゥラの集中を乱しました。彼はゆっくりと横目で彼女を見ました。彼は彼女を賞賛しました。愛の神マンマタが彼のハートに入り込んで、彼女の美しさに魅了されました。実際、彼はあまりにも魅了されて、自分が男性と話しているのか女性と話しているのかさえわかりませんでした。そのため、彼女に「おお、尊敬すべき聖者よ!」と呼び始めました。

アグニドゥラは言いました。「おお、尊敬すべき聖者よ! あなたはどなたですか? なぜこの山の近くにいるのですか? どういうおつもりですか? あなたはシュリー・マハーヴィシュヌの魅惑的な幻想の力ですか?魅力的な眉毛で自分を守ろうとしているのですか? それとも、弓のようなその美しい眉毛で、ここで動物を狩ろうとしているのですか?

サムサーラ(輪廻転生)という森では、好色な人は酔った野生動物にたとえられます。あなたは彼らを狩っているのですか?あなたのその鋭い視線の矢を誰に向けるのですか?あなたの勇気が私に幸運をもたらしてくださるように」。

それから彼は彼女の従者たちに気づきました。彼らを聖者の弟子だと誤って思い込みました。そこで彼は続けました。「聖者よ、あなたの耳元で秘密をささやくあなたの弟子たちは、ヴェーダのマントラを唱えているようです。聖者よ、あなたは非常に美しく魅力的です。あなたの足のアンクレットは奇妙なメロディアスな音を奏でます。カダンバの花で作られたウエストバンドはキラキラと輝いています。あなたは美しいドレスを体にまとっています。胸は高くなっています。ウエストは細くほっそりしています。私の視線はこの場所で止まります。あなたから目を離すことができません。

幸運な人よ、あなたの神聖な香りは私を魅了します。どうかあなたの住居への道を私に示してください。庵には、あなたのような美しい聖者が大勢いるのでしょう。あなたの笑い、視線、言葉は、私を驚かせます。私はそれらにすっかり魅了されています。あなたは何を食べられるのですか?あなたはシュリハリの部分的な化身のような気がします。

苦行があなたの富のようです。あなたのこの姿は苦行にとって大きな障害です。この美しい体を得るために、あなたはどのような苦行をしたのですか?答えてください。私はすべての詳細を知りたいと思っています。あなたは苦行で私と競争するつもりですか?創造主は、あなたのような人物と競争できるように私を祝福してくれると思いますか?私はあなたと一緒に苦行をしたいと思っています。あなたと一緒にいたいのです。創造主はあなたを私のところに送りました。あなたの側を決して離れません。どうか私を一緒に連れて行ってください。」

プルヴァチッティは彼の言葉に感謝しました。1億年の間、ジャンブ・ドゥイーパの王アグニドゥラとプルヴァチッティは、お互いの関係を楽しみながら、地上と天界で幸せに暮らしました。彼らはあらゆる贅沢を楽しみました。

この夫婦には、ナービ、キンプルシャ、ハリヴァルシャ、イラーヴルタ、ランミャカ、ヒランマヤ、クル、バドラーシュヴァ、ケートゥマーラの9人の息子がいました。プルヴァチッティは毎年1人の息子を産みました。宮殿に隣接する庭園に彼らを残して、彼女はブラフマー神に仕えるために天界に戻りました。

母親から豊かに祝福されたこの9人の息子は丈夫で健康でした。アグニドゥラはジャンブ ・ドゥイーパを9つの部門に分けました。各息子に部門の責任者を任せ、すべての管理を任せました。この9つの部門は息子の名前で知られていました。彼らはそれぞれ、他の兄弟の領域に侵入することなく、自分の領域を正しく統治しました。

しかし、アグニドゥラはプルヴァチッティを忘れることができませんでした。彼の思いはすべて彼女に集中していました。彼女を手に入れるためにに多くのヤグナを行いました。最終的に、彼は死後、プルヴァチッティが住むピトル・ローカ(先祖の住居)にたどり着きました。

父親の死後、9人の兄弟はメールの9人の娘、メールデーヴィ、プラティルーパ、ウグラダムシュトリ、ラター、ランミャー、シャーマ、ナーリ、バドラー、デーヴァニーティと結婚しました。

これで第5章の2章は終わります。

トリヴィックラマーヤ・ナマハ

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