言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味521~530

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521. Ājñā-cakrābja nilayā アージュニャー・チャクラーブジャ・ニラヤー

意味)アージュナー・チャクラは彼女の住まいです。

アージュニャー・チャクラは第三の目の位置、つまり眉間にあります。 アージュニャー・チャクラに到達したヨーギーは、しばらくこの地点に留まり、瞑想します。 その後、グルと至高の母から明確な許可を得た場合にのみ、サハスラーラへの旅を続ける資格があります。

522. Śukla-varṇāシュクラ・ヴァルナー

意味)彼女は月のように白い肌をしています。

523. ṣaḍānanāシャダーナナー

意味)彼女には6つの顔があります。

このアージュニャー・チャクラで、母なる女神はスブラマニヤ・スワミ (クマラ・スワミまたはスカンダ) として顕現し、カウマリ・シャクティです。スブラマニヤ神には6つの顔があります。ヨーガ、蛇 (ナーガ)、子孫の誕生、音楽 (ナーダ)とスブラマニヤ・スワミの間には密接な関係があります。子孫に恵まれるには、彼の祝福が必要です。彼のアージュニャー (命令) がなければ、誰もこのヨーガの道を進むことはできません。彼の許可がなければ、存在はヨーガの道を一歩も進むことができません。彼の6つの頭は6つの感覚 (インドリヤ)、つまり5つのインドリヤ (感覚) と心を表しています。彼はシャダーナナーです。

524. Majjā-saṁsthāマッジャー・サムスター

意味)彼女は骨髄(マッジャ)の形で存在します。彼女はこの骨髄(マッジャ)で胎児を満たします。

骨髄は骨を結合する組織であり、胎児だけでなくすべての生き物の骨の動きに必須です。彼女はこの骨髄で生き物を祝福し、強めます。

525. Hamsavatī-mukhya śakti-samanvitāハムサヴァティー・ムキャ・シャクティ・サマンヴィター

意味)アージュニャー・チャクラでは、ハムサヴァティーとクシュマーヴァティー (ムッキャ・シャクティとも呼ばれる) という2人の神が彼女に付き添っています。

アージュニャー・チャクラは2つの花びらを持つ蓮で、この2つの花びらはこれらの神を表しています。

ハムサヴァティーは生命エネルギー (プラーナ・シャクティ) です。クシャマーは寛容 (忍耐) と許しの特性を表します。これらは基本的で不可欠な特性であるため、ムッキャ・シャクティ (基本エネルギー) として適切に扱われています。

このアージュニャー・チャクラに到達したヨーギーは、あらゆる状況を簡単に許し、忍耐できるはずです。どのような状況にも適応し、調整し、それを好ましい方向に変えることができるのは、ヨーギーの特性です。忍耐と寛容さにおいて、ヨーギーは母なる大地と同等でなければなりません。聖なる母はこの段階でこれらの特性を授けます。

526. Haridrānnaika-rasikā ハリドラーンナイカ・ラシカー

意味)彼女はターメリックを混ぜた米の捧げものが大好きです。

ターメリックを摂取すると、体からすべての細菌が追い出され、体が浄化されます。入浴中にターメリックをひとつまみ体に塗ると、皮膚からすべての細菌が洗い流されるため、健康に良いと考えられています。さらに、皮膚は珍しい輝きを放ちます。

527. Hākinī rūpa-dhāriṇīハーキニー・ルーパ・ダーリニー

意味)彼女はアージュニャー・チャクラで、ハーキニーという名前を名乗ります。

彼女の種文字はハです。彼女は女神シッダ・マーターとしても知られています (名前473番 を参照)。

次にサハスラーラ・チャクラに女神ヤーキニーとして座る神聖な母が7つの名前(528番から534番)で説明されています。

528. Sahasradala-padmasthāサハスラダラ・パドマスター

意味)彼女は千の花びらを持つ蓮(サハスラーラ)の中に座っています。

「千」という言葉は無限を定義するために使用されます。これは、サハスラーラが無限の花びらを持っていることを意味します。無限は、6つのチャクラを超え、あらゆる制限を超えた状態に対応します。これは完全に開花した状態を表しています。

このチャクラは妊娠7か月目に相当します。胎児の手足は完全に形成され、蹴り始めます。この段階で胎児は生命(サンプールナ・ジーヴァ)で祝福されます。胎児は思考能力(アーロチャナ・シャクティ)を発達させます。

この段階まで、至高の母は胎児とともにいて、胎児の栄養と成長に必要なすべての材料を保護し、供給します。最も重要な体の部分は発達していきます。その後、赤ちゃんは自力で成長する能力を発達させます。これまで至高の母に属していた責任は、子どもを育てる肉体の母親に移されます。私たちの(インドの)伝統によれば、この月は妊婦が出産のために実家に戻る月です。

母親がこの責任を無事に果たせるよう祝福するために、至高の母はすべての女性に優しい性質 (ムルドゥ・スワバーヴァmrdu swabhaava) を授けました。その助けにより母親は、母親であることのプレッシャーに耐え、うまく切り抜けることができます。

529. Sarva-varṇopa-śobhitāサルヴァ・ヴァルノーパ・ショビター

意味)彼女はきらびやかに、いかなる制限もなく、あらゆる色(サルヴァ・ヴァルナ)で輝いています。

530. Sarvāyudha-dharāサルヴァーユダ・ダラー

意味)聖なる母はあらゆる種類の武器を装備して、サハスラーラ・チャクラに座っています。

武器は信者への保護を象徴しています。それらは神聖なエネルギーです。したがって、彼女は信者の保護に不可欠なあらゆる形の武器(エネルギー)を体に身に着けています。彼女は穏やかで優しいように見えます。

つづく

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

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