言葉と教え

【スワミジの教え】ダディーチという聖者

悪魔ヴルトラースラはデーヴァタたち(神々)や人間を苦しめていました。

デーヴァタたちは悪魔を戦闘で打ち負かせませんでした。

デーヴァタたちはブラフマーに助けを求めて祈りました。

ブラフマーは言いました。

「ダディーチに、タパス(苦行)・シャクティ(エネルギー)が入った骨をお願いしなさい。

ヴィシュワカルマはヴァジュラユダ(武器の一種)を作るのにその骨を使います。

これでインドラはヴルトラースラを殺せます。」

デーヴァタたちはマハルシ・ダディーチのところに行き、助けを乞いました。

少しもためらうことなく、マハルシ・ダディーチはヨーガの炎の中に肉体を放棄しました。

彼の骨を使って、強力なヴァジュラユダが作られました。

インドラはヴルトラースラやほかの悪魔たちを殺すのにそれを使って、世界を困難から救いました。

(スークティの詠唱)

このスークティは「世界を救うのに自分の命を捨てるダディーチのようなマハトマは非常にわずかである」という意味です。

マハトマたちはすべての生類を愛しています。貧しい人々を面倒見ます。困難にある人に同情します。

人を助けるのに大きな喜びを得ます。これがマハトマたちの人生の目的です。


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