言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味701~710

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701. Deśa-kālā-paricchinnā デーシャ・カーラー・パリッチンナー

意味 – 彼女は空間と時間の制限によって測られるものではありません。 空のように、パラブラフマは遍在しています。空間と時間さえも彼女の創造物です。

702. Sarvagā サルヴァガー

意味 – いつ、どこにいても、彼女はすべてのものとすべての人の中に存在します。彼女は遍在です。

703. Sarva-mohinī サルヴァ・モーヒニー

意味 – 彼女はすべての人を惹きつけ、幻想を引き起こします。 自然(プラクリティ)は常に幻想を引き起こし、人に自分自身を忘れさせます。

704. Saraswatī サラスワティー

意味 – 彼女はサラスワティであり、サラスワティはすべての知識の主宰神です。「サラス」は「池」を意味します。彼女は池に例えられる個人の心に宿り、そのためサラスワティとして知られています。彼女は舌に宿るとも言われています。彼女は言語の起源となる力です。

705. Śāstramayī シャーストラマイー

意味 – 聖典(シャーストラ)が彼女の体を形成しています。彼女はあらゆる知識の体現者です。シャーストラには、ヴェーダやウパニシャッドを含むあらゆる分野の知識が含まれています。

706. Guhāmbā グハームバー

意味 – 彼女はグハとして知られるスブラマニヤ神の母(アンバ)です。 グハとは洞窟を意味します。この神はハートと呼ばれる洞窟に住まわれるため、グハと呼ばれます。『グル・ギーター』は、「グ」は闇(存在の内なる無知)であり、「ル」はその闇を払う者、と述べています。スブラマニヤ神はグルとしての地位でこの闇を払うため、グハと呼ばれます。 スブラマニヤ神は火星(アンガーラカ、またはクジャ)です。したがって、クジャ・ドーシャ(火星の悪影響)によって苦しむ者は、この神に崇拝を捧げるべきです。

707. Guhya rūpiṇī グヒャ・ルーピニー

意味 –

a) 彼女の姿は非常に秘密めいています。

b) 彼女はグルの姿をとっているため、グヒャ・ルーピニーです。

Guru murti dharām guhyām guhya vijnāna dhārinim
Guhya bhakta jana preetām guhāyaam nihitām numah

c) 彼女は最も秘密の知識を内に秘めているため、グヒャ・ルーピニーです。

d) 彼女は、サーダナを誠実に、そして秘密に行う信奉者を愛しています。ここでの秘密とは、宣伝したり、注目を集めたりすることなくという意味です。

e) 彼女は、心であるグハ(洞窟)の中に住まいます。

708. Sarvopādhi-vinirmuktā サルヴォーパーディ・ヴィニルムクター

意味:彼女は、その存在のために物理的な乗り物(肉体)を必要としません。

ウパーディは乗り物(肉体)です。存在は乗り物を通して真我を表現します。至高意識はそのような支えを必要としません。彼女には無知の痕跡も存在しないため、乗り物の必要がありません。。

709. Sadāśiva-pativratā サダーシヴァ・パティヴラター

意味:彼女はサダーシヴァ神の貞潔な妻(パティヴラター)です。

彼女はパラマートマのエネルギーです。 ここでは「パティヴラター・ダルマ」(貞潔な女性の義)の偉大さが強調されています。

710. Saṃpradāyeśvarī サンプラダーイェーシュヴァリー

意味:彼女はすべての伝統(サンプラダヤ)の権威を担います。彼女はあらゆる慣習と伝統の女王です。 伝統とは、世代を超えて受け継がれてきたものです。

つづく

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

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