シュリーマド・バーガヴァタム 第496話(男女が入れ替わったスデュムナ王)
更新日 : 2026.1.21
カテゴリー : シュリーマド・バーガヴァタム
バーガヴァタムの第九巻に入ります。
第九巻は至高主の喉です。太陽王朝と月王朝について詳述されています。これらの王朝には多くの著名な人物が生まれました。このスカンダ全体が、これらの素晴らしい人物たちの物語で満ち溢れています。
プラーナの五つの特徴は、サルガ、プラティ・サルガ、ヴァムシャ、マンヴァンタラ、そしてヴァムサーヌチャリタです。サルガは、この宇宙卵の進化を説明しています。プラティ・サルガは、カルパの終わり後に創造が再び現れることを説明しています。ヴァムシャは、様々な神々、天界の聖者(デーヴァリシ)、そしてブラフマリシとして知られる至高の聖者の系譜を詳述しています。マンヴァンタラは、14のマンヴァンタラについて詳述しています。これらの特徴については既に説明しました。今回は、ヴァムシャヌチャリタ(王の系譜)と呼ばれる第5の特徴について理解を深めます。太陽王朝と月王朝の王朝の人びとがどのように昇格したかを理解しましょう。
第9巻 第一章
この章では、スデュムナ王の物語が取り上げられています。
皇帝パリクシットはマハルシ・シュカに尋ねました。
「おお、尊き聖者よ! 私は、あなたから14のマンヴァンタラ時代と、その間に主シュリーハリが行った超越的な遊戯についての説明を伺うことができ、幸運でした。
あなたは、前のカルパ(創造)において、サティヤヴラタ王がドラヴィダ地方の支配者であったと仰いました。また、彼が至高主に仕え、それによって至高の知識を得たとも仰いました。さらに、このカルパ(創造)において、サティヤヴラタは太陽神の息子であるシュラッダデーヴァとして誕生し、このマンヴァンタラの指導者であるマヌとなったと仰いました。イクシュヴァークをはじめとする人々は、彼の息子として生まれました。
おお、マハルシよ! おお、至高の学識を持つマハトマよ! どうか、イクシュヴァークをはじめとする人々の系譜を私に語ってください。彼らの王朝と、その系譜に生まれた高名な人々について説明してください。私たちは彼らの物語と輝かしい栄光を永遠に聞きたいと願っています。どうか、これらの王朝に属する過去、現在、そして未来の王たちの物語を語ってください。」
マハルシ・スータはマハルシ・ショウナカらにこう言いました。
「パリクシットのこれらの質問を聞いて、正義(ダルマ)と献身(バクティ)に関する分野の権威であったマハルシ・シュカは、次のように答えました。
「王よ!今からマヌ王朝の重要な事柄をお話します。よく聞いてください。これらの系譜を詳細に記述するには、たとえ数百年を費やしても到底足りません。
この目に見える世界はすべて、溶解の時に至高主に融合します。残るのは至高主だけです。大小を問わず、すべての生類の中に存在するのは、唯一無二の真我です。この至高主の臍から、明るく輝く黄金の蓮が現れました。その中に、自ら生まれた四面のブラフマーが現れました。言い換えれば、彼は始まりを知らない純粋意識の化身です。
マハルシ・マリーチはブラフマーの意思によって誕生しました。マハルシ・カッシャパはその息子です。ダクシャの娘アディティはマハルシ・カッシャパと結婚しました。この聖なる夫婦に、無限の輝きを持つ太陽神が息子として生まれました。太陽神は妻サムジャ・デーヴィからシュラッダデーヴァ・マヌという息子をもうけました。偉大な人格者であったシュラッダデーヴァは、妻シュラッダとの間に10人の息子をもうけました。彼らはイクシュヴァーク、ヌルガ、シャリャーティ、ディシュタ、ドルシュタ、カルーサカ、ナリシャンタ、プるシャドラ、ナバガ、そしてカヴィです。
マハルシ・ヴァシシュタは息子たちが生まれる前に、シュラッダデーヴァにミトラとヴァルナを主神とするヤグナ(火の儀式)を執り行わせました。シュラッダデーヴァの妻シュラッダは、ヤグナの儀式をすべて熱心に守り、牛乳のみで生活しました。ホーマのために神々に祈祷する僧侶はホータと呼ばれます。シュラッダはホータに近づいて、敬意を表して娘を授けてくれるように懇願しました。
アドゥヴァリヤ僧侶がホーマを始めるよう命じると、ホータ僧侶は供物を手に持ち、シュラッダが求める願いに心を集中させ、供物を聖火に捧げながらヴァシャット・マントラを唱えました。
このホーマは、息子をもうけるという意図で始められたにもかかわらず、マヌの妻の願いによって誤って変更され、その結果、イラという名の娘が生まれました。マヌは全く喜びませんでした。彼はグル・ヴァシシュタに語りかけ、こう言いました。
「尊き者よ! あなたは全知なる御方です。なぜ、あなたが始めたヤグナに、このような大きな矛盾が生じてしまったのでしょうか? マントラが相反する結果をもたらすことは決してあってはならないはずです。なぜマントラは失敗したのでしょうか? あなたの部下の成就した聖者たちは、マントラに精通し、苦行を極め、いかなる欠陥からも解放されています。どうしてあなたの意図が覆されるのでしょうか? 絶対真理を知るあなたのような至高の聖者たちの言葉が、どうして偽りとされるのでしょうか? 息子を祈ったのに、どうして娘に恵まれるのでしょうか?」
マヌの曽祖父であるマハルシ・ヴァシシュタは、マヌの言葉を聞いて、この過ちの原因がホータにあることを理解しました。彼はこう答えました。
「王よ、あなたのホータはこのヤグナの本来の意図から逸脱し、本来の意図に反する結果をもたらしました。それでも心配する必要はありません。私の霊的な輝きによって、あなたに良い息子たちが授けられることを約束します。」
その後、高名なマハルシ・ヴァシシュタは、イラを男の子に変身させることを決意しました。そして、このすべての創造の根源である至高主に祈りを捧げました。至高主シュリーハリは、この祈りを聞いて非常に喜び、マヌの願いを叶えました。するとすぐに、少女イラはスデュムナという男の子に変身しました。
ある晴れた朝、スデュムナはシンドゥ地方で買い求めた立派な馬に乗り、家臣たちと共に森へ狩りに出かけました。勇敢な戦士スデュムナは鎧を身にまとい、長く美しい弓矢を手に、北方へと鹿を狩りながら旅を続けました。
彼はメルー山の麓にあるイラヴラタと呼ばれる森へと足を踏み入れました。そこはシヴァが妻パールヴァティと共に自由に散策する森です。森へと足を踏み入れたスデュムナは、突然自分が女性に変身していることに気づきます。しかも、彼の馬も雌馬に変身していたのです。彼は愕然としました!従者たちもまた突然女性に変身し、互いに驚きと動揺のあまり、口をあんぐり開けて見詰め合いました。
この言葉を聞いたパリクシット皇帝は、マハルシ・シュカに尋ねました。
「おお、尊敬すべき聖者よ! なぜこの森は男性を女性に変身させる力を得たのでしょうか? その理由を知りたくてたまりません。どうか説明してください。」
ケーシャヴァーヤ・ナマハ
第497話へ続く

