シュリーマド・バーガヴァタム 第515話(サウダーサが呪われて悪魔になる)
更新日 : 2026.2.17
カテゴリー : シュリー・スワミジの言葉 / シュリーマド・バーガヴァタム
ミトラサハが悪魔になったと聞いて、パリクシット皇帝は好奇心に駆られ、尋ねました。
「おお、尊敬すべき聖者よ! 尊きサウダーサ(ミトラサハ)がグル・ヴァシシュタに呪われたのはなぜでしょうか? 私はこの話を知りたいのです。もし秘密にしておくべきでないなら、どうか私にお話しください。」
マハルシ・シュカはパリクシットに語り聞かせる際、多くの物語を飛ばします。しかし、熱心に耳を傾けるパリクシットは、これらの物語の詳細な語りを何度も求めます。私たちは、このムーラ・バーガヴァタムの中でマハルシ・シュカが語るこれらの話を聞けることを、実に幸運に思います。
マハルシ・シュカはこう説明しました。
「かつて、森へ狩りに出かけたサウダーサは悪魔を殺しました。しかし、悪魔の兄弟は命を助けました。生き残った悪魔はサウダーサへの復讐を決意し、魔力を使って人間の姿を取り、王宮に料理人として入り込み、復讐の機会を待ち構えていました。
ある朝、グル・ヴァシシュタは宮殿の昼食に招かれました。料理人は人肉を使った料理を作り、聖者に振る舞いました。マハルシ・ヴァシシュタは神秘的な力を用いて、自分が人肉を出されていたことを瞬時に悟りました。彼は、禁じられている人肉を自分に出した王に激怒し、すぐにマハルシ・サウダーサを呪いました。
「おお、王よ、私に人肉を出すことで、あなたは悪魔のように振る舞いました。そのため、あなたは悪魔に変わるように!」
王は厨房で何が準備されていたのか知りませんでした。厨房から運ばれてきた料理を盲目的に提供しました。私たちのダルマ・シャーストラでは、人に出す前に作られた料理を味わうことは、自分の残り物を出すのと同じであり、罪深いと説いています。
後に、それが悪魔の料理人の仕業であり、王の仕業ではないことを知ったマハルシ・ヴァシシュタは、王の苦しみは12年間だけであると呪いを変えました。グル・ヴァシシュタが不必要に自分を呪ったことに憤慨したサウダーサ王は激怒し、グルを呪おうとしました。
王は両手に水を取り、偉大な聖者を呪おうとしましたが、妻のマダヤンティが「グルを呪うのは間違っている」と禁じました。両手に取った水は、王の怒りをすべて吸収しました。王はすべての方角を見ました。彼は空間、方角、大地が生類で満ちているのを見ました。彼は怒りが込められた水をどう処分したらよいか分からず、その水を足にかけました。
妻の忠告に従ったサウダーサは、ミトラサハと呼ばれました。水をかけられた足は黒くなり、それゆえカルマシャパーダと呼ばれました。
王は悪魔に姿を変え、森の中をさまよっていたとき、夫婦の至福に浸るバラモンの夫婦を目にしました。まさにその時、王は抑えきれない空腹を感じました。空腹の苦痛に耐えかねた王は、それが不適切な時であることを顧みず、その男をつかまえました。
その時、バラモンの妻は無力感に襲われ、王にこう言いました。
「おお、悪魔よ、あなたは呪いによって悪魔になりました。私はあなたがイクシュワーク王朝の王の一人であることを承知しています。マダヤンティの夫であるあなたは、実に勇敢な方です。決して悪行にふけるべきではありません。私の夫は無力なバラモンです。私は息子を授かりたいと願っています。ですから、どうか夫を私の元へ返しください。
おお、勇敢なる王よ!この人間の体は、人生の四つの目的すべてを与える乗り物なのです。」
これが人間の体の意味です。人間の体は、人生の四つの目的を達成するための乗り物であり、私たちを解放へと導く力を持っています。ですから、私たちはこの体を軽蔑してはなりません。私たちが人間の体を授かったのは、神の恩寵です。病に冒された時でさえ、神はあらゆる苦しみに耐える力を与えてくれました。
「ですから、王よ!私の夫を返してください。人を殺すのは間違っています。私の夫はヴェーダの博識あるバラモンです。彼は苦行、善良な人格、そして誠実さに満ちています。パラマートマ(至高の真我)がすべての生類の中に宿ると見なし、すべての生類に対して平等な感情を持ち続けています。彼は至高主を礼拝しようと努めています。どうか、聖なる性質に満ちたこのバラモンを解放してください。
王よ!あなたは悪魔となられたにもかかわらず、正義に満ち、今もなお義務を忘れていません。あなたは聖なる王の中でも最高の存在です。それゆえ、ブラフマリシの中でも最高の存在である私の夫を殺すのは間違っています。父親が息子を殺すことなどできるでしょうか?
おお、王よ!高貴な聖人たちはあなたを讃えます。私の夫もそのような高貴な聖人たちの一人です。彼は罪がなく、ヴェーダを熟知しています。彼は博識なヴェーダ学者の息子です。そのようなバラモンを殺すことは、牛を殺すことに等しいのです。どうして夫を食することがあなたの幸福につながるとお考えになるのですか?
私は夫なしでは一瞬たりとも生きられません。ですから、王よ!お願いです。」
クリシュナーヤ・ナマハ
第516話へ続く

