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シュリーマド・バーガヴァタム 第55話

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あなたは丸一日を仕事や家事に追われます。夜は睡眠に費やされます。あなたには自分の時間はありますか。100年のうち50年が睡眠に費やされ、残りの時間は個人の要求を満たすためにのみ割り当られるなら、私たちの運命はどうなりますか。

少なくともこの訓練をしてください。あなたの誕生日から、あなたが今まで地球上で過ごした日数を計算してください。どんな形でもいいので善行を行った日数をすべて選択してください。それから、あなたが旅行していたときに自分の命について心配した日数と時間数を概算してください。たとえば、飛行機で旅行する人は、慈善活動や価値ある行為よりも安全に着陸することを心配しています。

人は熟睡している時には全くよい行いができません。旅行中に自分の命について神経質になっている人は、何の善行も行えません。本当の利益のために残りの時間を過ごしましたか。あなたは人生で他の人にとって有益な行為をしたことがありますか。ないのですね。あなたは人を助けたことがありますか。分析してください。

聖仙ショウナカの質問を受けて、聖仙スータは次のように答えました。

「首都クル・ジャンガーラに住んでいた勇敢なパリクシットは、彼の強大な軍隊によって保護されていた彼の王国にカリ(この数千年間主宰者を務めるもの)が侵入したことを察知しました。これを知って、彼は気持ちが昂りました。彼はこれが多くの困難と問題の始まりであると心配しました。彼はカリと対峙することを欲しました。

ただちに弓と矢を取り、立派な戦車に乗り込みました。戦車は美しい丈夫な黒い馬によって牽引されました。その戦車にはライオンの紋章の旗が掲げられていました。彼は、巨大な騎兵隊と多数の歩兵足隊、戦車とゾウに乗った強大な軍隊によって囲まれていました。彼は世界を征服するために出発しました(世界征服ディグヴィジャヤ・ヤトラ)。

誰もが世界を支配することを求めているのではないでしょうか?

彼は世界のバドラーシュヴァ、ケトゥマーラ、ウッターラ・クル、キムプルシャを征服し、残りの王国すべてからは贈り物と賛辞を受けとりました。

どこに行っても、広い心を持ったパリクシット王はシュリ・クリシュナの栄光に関係した話とともに歓待を受けました。彼はまた、人々によって語られる彼の先祖の栄光も耳にしました。彼はシュリ・クリシュナがアシュヴァッターマによって投げられた強力なブラフマーストラの武器から彼をどのように救ったかを聴きました。シュリ・クリシュナの物語とともに、人々はまた、彼の誕生の話を彼に話しました。彼らはまた、彼の偉大さを賞賛しました。彼は祖父や他の先祖が過去にどのように世界を征服したかの話を聴きました。彼はパーンダヴァとヤーダヴァの間にあった親しい友情について聴きました。彼らがシュリ・クリシュナへの祖父の献身についての物語を語った時、パリクシットは大いに喜んだものです。彼は民衆の横に座って、一心にその話を聴きました。

ある時には王らしく着飾った姿で堂々と話を聴きました。また、ある時には変装して、こっそり語り手の詠う物語を楽しんだものです。彼らの演出を楽しんだ後は、彼は豪華な衣服と高価な真珠のネックレスを彼らに贈りました。喜びの度が過ぎた時には、彼は自分の馬をプレゼントしたこともありました。彼は人々に、シュリ・クリシュナとパーンダヴァの栄光を語ってもらうように懇願しました。彼らが語っている間中、彼はその物語に心酔しました。

存在のあらゆる次元(ローカ)で崇拝されている至高の主シュリ・クリシュナは、あらゆる形の奉仕を行ったパーンダヴァが示した愛と強く結びついていました。主は戦車の御者の役割を担いました。時には、主はあたかも彼らのしもべであるかのように奉仕しました。主は彼らと友好的な関係を維持しました。真の友として、彼は喜びと至福を与えるだけでなく、使者になることも申し出ました。シュリ・クリシュナがパーンダヴァの安眠を守るために夜のとばりの中で武器を構えることが何度もありました。主が自ら彼らに食事を用意することもありました。主がパーンダヴァを賛美し、敬意を示すこともありました。

このようクリシュナは、どこでもまさに崇拝される全宇宙の至高の主であり、パーンダヴァの使者、守護、御者、奉仕者になりました。主は常に最高の保護をもたらしました。

これらの話を通して、パリクシットのシュリ・クリシュナへの献身はより一層高まりました。 「ああ、主の御心はどれほど大きなことだろう。主は、全宇宙の保護者であり、先祖に奉仕を行った。主はどれほど偉大なのか」と彼は考えました。

先祖の高い品格を説き聞かされたパリクシットは、効率的に国の統治を行いました。すると、驚くべき出来事が起こりました。私はこのことについてお話しします。聴いてください」と聖仙スータは言いました。

彼は続けました。

「正義(ダルマ)の主が、雄牛の姿をして、片足でゆっくり進んでいました。パリクシットは、母なる大地を牛の形で、子どもを失ったかのように泣いていた母牛の姿で母なる大地を見ました。

あるいは、将来あなたを束縛する不道徳な支配者の負担を負わなければならないことを心配していますか?あなたは不道徳な人があなたを踏みつけて行くことを心配しているのですか?

人間がホーマとヤーギャをやめたことによって供物の分担を奪われている神々(デーヴァタ)のために悲しんでいますか?あなたは主インドラが雨を降らせないことを嘆いているのですか?それとも、将来必要以上の豪雨にみまわれることを悲しんでいるのでしょうか?

あなたはもはや妻を保護しなくなった男性たちを見て不幸を感じていますか?あるいは、悪魔のように、子どもたちを拷問している人々を見て怒っていますか?あるいは、悪に手を染めている不道徳なバラモンがヴェーダ文献を扱い始めるのが遺憾ですか?あるいは、著名なヴェーダ学者が神と宗教を軽蔑する人々に仕えなければならないということが悲しいのですか?

あなたは不道徳で不公平な邪悪なクシャトリヤ(戦士階級)を見て不幸なのですか?彼らが破壊した王国を見て悲しんでいますか?あるいは、すべての規則や訓練を放棄し、単に食べたり、寝たり、入浴したり、未婚の女と同棲することだけに興味があり、勝手気ままに行動する民衆を見て嘆いているのですか?

クリシュナ シュリ・クリシュナ

続く

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