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シュリーマド・バーガヴァタム 第101話

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ヴィドゥラは続けました。

「私の敬愛する聖仙マイトレーヤよ!私は以前、聖仙ヴィヤーサから、様々な階級や地位の人々が従うべき義務について聞いたことがあります。その主の超越的な栄光を説明したいと熱望し、あなたの親愛なる友人聖仙ヴィヤーサは、マハーバーラタを執筆しました。その中で、彼は物質的な生活様式と世俗的な話題を説明することを通して、主シュリ・クリシュナに対して人間のマインドを引き付けることを試みました。主シュリ・クリシュナの物語への絶対的な献身を涵養する人は、この物語も好むようになるでしょう。彼が、この物語に含まれている蜜のような味を楽しみ始めると、俗物的な物事への傾倒は弱まり、離心を育みます。このようにして、主シュリ・クリシュナの蓮華の御足の絶え間ない思い出と、彼がそこから導き出す至福を通して、彼の悲しみは完全に払拭されました。

この世界には本当に哀れむべき人々がいます。特に、人々の初期の罪深い行動のために、超越的な主の物語にまったく気にも留めない人々が最も哀れです。私は本当にそのような人たちを哀れみ、人々が完全にダメになってしまっていることを嘆いています。これは、主クリシュナの物語から離れて、マインド、身体、そして行動を全面的に関与させて実行されるあらゆる行為は無駄な努力だからです。時間の主は、太陽の姿で現れ、時間を無駄する人々の寿命を短くします。
聖仙マイトレーヤよ!あなたは抑圧された人々の友です。絶対的な名声のある主シュリ・クリシュナは、常に人々に幸せを与えます。それゆえに、ミツバチが花から蜜を吸うのと同じように、これらすべての世俗的な物語の中から、主シュリ・クリシュナに関する物語だけを選んで、私たちにそれらを語ってください。私たちを高みへと持ち上げてください。

彼の幻想の力を受けて、至高の主は宇宙を創造し、維持させ、破壊します。主がこの地上に転生したときに、主が行った超越的な行いは何でしたか?それについて語ってください」

ヴィドゥラが提起した質問を高く評価して、聖仙マイトレーヤは言いました。

「清きヴィドゥラよ!あなたのマインドは、主シュリ・ハリに定まっています。人間を高揚させ、彼らに幸福をもたらしたいという願望とともに、あなたは非常に適切で貴重な質問をしました。私たちの間での会話のおかげで、あなたの名声はあらゆる方向に広まるでしょう。ヴドゥラよ!私は、聖仙ヴィヤーサから生まれたあなたがそのような適切な疑問を投げかけることに驚きません。これは、究極の献身をもって至高の主シュリ・クリシュナに奉仕し、「自己実現」を得たからです。

聖仙マーンダヴヤの呪いにより、サティヤヴァティの息子である聖仙ヴィヤーサを介して、ヤマ(死の主)が、ヴィヤーサの弟のヴィチトラヴィーリャの妻の召使いの元に生まれました。あなたはヤマ以外の何者でもありません。

あなたは、シュリ・クリシュナにとっても、その帰依者にとっても、非常に近しき存在です。それゆえ、シュリ・クリシュナは、彼の肉体を去るとき、至高の知識をあなたに授けるよう私に特別に指示しました。

これから至高の主が、彼の幻想の力の助けを借りて、この宇宙を創造し、維持し、そして消滅させる方法を順番に説明します。

創造の以前には、この宇宙は至高の主の姿をしていました。そのとき、これらの顕在化した存在すべては、完全に彼の中に溶け込んでいました。彼は非二元的でした。創造期には、主はすべての万物に宿り、それぞれの名前と姿が違っていたので、まるで「彼」は数多の存在として現れたように思われました。

創造の終わりに、幻想の力(マーヤシャクティ)が彼に再吸収される時、純粋な意識の具現像である彼だけが残ります!幻想の力が、光の姿として輝く、非二元的なパラマートマに完全に溶け込んだとき、「彼」に見えるものは何ですか?何もありません。

見えるものが何もなかったので、その時点では、「彼」は自分自身のことを、非現実的で、不完全(アサット)で、居住場所を持たないもの(ユニキ)として想定します。実際には、知識は、知識の顕現である主の中で眠りにつくことがありません。しかし、彼の幻想の力が完全に彼に取り込まれて眠ると、「彼」は不完全さを感じます。

この幻想の力(マーヤ)は、主の不可分のエネルギーです。根本的な原因です。それはまた結果でもあります。すなわちカールヤ・カーラナです。この錯覚について説明することは絶対に不可能です。

この幻想の力を使って、至高の主は、宇宙を創造し、その中に広がります。徐々に、時間の影響により、三つの属性(トリグナ)からなる幻想の力に、小さな振動が生じます。

いかなる証明も超越した存在であり、知識の具現像である至高の主は、彼の幻想の力(マーヤ・シャクティ)に、彼の個々の(ジーヴァとしての)姿の種を受胎させます。名前と形からなる幻想の力から、時間の影響を受けて、マハト・タットヴァ(全ての物質創造の基本原理)が生まれます。この幻想のエネルギーは、種子の姿でその中に保持されている創造物を拡散させることを容易にします。

注意深く聴いてください。バーガヴァタムの話し手の言葉は、人それぞれです。聴き手が受け取るバーガヴァタムの言葉も、人それぞれです。両者で食い違いがあります。バーガヴァタムの一言一句には、莫大な知識が含まれています。「結局のところ、書物を読めばいい。なぜ講話を聴かないといけないのか?」とは思わないでください。その中に含まれている幻想の力(マーヤ・シャクティ)に関する至高のマントラが、あなたに教示されているのです。これはウパデーシャ(教え)です。実は、あなたはこのウパデーシャを聴いているのです。

この話題に関する本は入手可能ですが、自分で本を読むことができるとは思わないでください。これはウパデーシャ(教え)です。あなたが問題を思い出すのを助けるために、同じ話題が何度も何度も繰り返し説明されています。

プラデュムナーヤ・ナマハ

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