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シュリーマド・バーガヴァタム 第130話

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聖人たちは続けました。

「人間の幸福のために、あなたの化身である諸王を媒介として、あなたは正義(ダルマ)に反する人々を破滅させました。あなたは正義(ダルマ)の道が妨げられるのを見ることを望みません。自然の三つの属性(サットヴァ、ラジャス、タマス)をあなたに委ね、この宇宙全体を支配し、維持します。

あなたが私たちに示した謙虚さにより、あなたの至上性は少しも損なわれません。この謙虚さは、あなたの超越的な遊戯のほんの一部です。

宇宙の主よ!あなたが二人の門番を罰しようと、尊重しようと、いずれの判断になっても私たちは受け入れます。これに嘘偽りはありません。あなたの判断を私達は受け入れます。また、私たちも罰してください。あなたから罰を受けることも喜びです。なぜなら、私たちは罪のない二人の存在を呪うという罪を犯しているからです」

シュリハリは聖人たちに向かって、こう言いました。

「聖仙(マハリシ)よ!この二人は、私に対して深い嫌悪を持つ悪魔として生まれ変わります。激しい怒りの感情を伴った憎悪により、彼らのマインドが永遠にわたしに向かって集中することは確実です。それはヨーガに変わり、すぐに私の元に帰ってきます。あなたたちが彼らを呪ったのは、わたしの意志によるものだと理解してください」

サナカと他の聖仙たちはこれらの言葉を聴いて大喜びしました。彼らは再び自分たちの心に満足し、主を見ました。シュリハリは反論の余地のない自己を照らす神です。大喜びした四人の聖人は主の住処である神聖な光を自ら放つ惑星ヴァイクンタを観察しました。彼らは歩き回り、主への従順を申し出ました。主の許可を求めてから、彼らは主の栄光を称賛するその界層から戻ってきました。

その後、シュリハリは彼の二人のしもべに話しかけました。

「私の最愛なる従者よ!何も恐れずにこの場を離れなさい!幸運に恵まれるように!私はブラーフマナが発する呪いを覆す能力を持っているが、そうしなかった。一方、その呪いは私の意志に従っていたのだ。したがって、私はそれを撤回するつもりはない。

以前、私がヨーガの眠り(ヨーガ・ニドラ)に入っていた時に、お前たちは入り口で女神ラクシュミを立ち止まらせた。彼女は激怒し、その瞬間に彼女は実際に不満をぶちまけた。このため、下位の次元への墜落は免れなかったのだ。おまえたちは私に対して深い嫌悪感を抱くことになる。そしてブラフミンを軽視した罪を完全に清めた後、すぐに私の住まいに戻るだろう」

このように述べて、それまで入り口に立っていたシュリハリは、すぐに彼の住まいに戻りました。ヴァイクンタは、そこにある飛行体の素晴らしさとともに輝いていました。それは無限の富に満ちていました。非常に美しい女神ラクシュミによって仕えられていました。

ブラフミンの免れ得ない呪いにより、ジャヤとヴィジャヤはヴァイクンタにいるにも関わらず輝きを失いました。そして彼らはヴァイクンタから追放されました。彼らの傲慢さは完全に打ち砕かれました。

ブラフマーはこのようにして、ジャヤとヴィジャヤの悪魔への呪いの物語を語りました。そして彼は言いました。

「この二人がヴァイクンタから落ちた時、飛行体にいた天人たちは失意の念より叫びました。デーヴァタ(神々)よ!シュリハリの二人の従者は、ディティの子宮で成長しています。聖仙カシュヤパの力により、彼らは繁栄しています。死に似ている二人の悪魔は双子です。彼らの力はあなたがた神々の輝きを破壊しています。この状況は、純粋にシュリハリの意図のために引き起こされたので、私は無力です。

viśvasya yaḥ sthiti-layodbhava-hetur ādyo
yogeśvarair api duratyaya-yogamāyaḥ
kṣemaṁ vidhāsyati sa no bhagavāṁs tryadhīśas
tatrāsmadīya-vimṛśena kiyān ihārthaḥ

原初の存在であるバガヴァン・シュリハリは、宇宙全体の創造、維持、破壊に全責任を負う絶対的な原因です。彼は、自然の三つの属性、つまりサットヴァ、ラジャス、タマスを完全に彼の管理下に置いた三つの存在の次元すべての主です。最も偉大なヨーギでさえ、彼のヨーガマーヤ(幻力)を越えることはできません。幸福をもたらすのはこの主です。彼の幻力(ヨーガマーヤ)について議論することは無益です。彼に降伏することは有益でしかなく、彼のみが私たちを救います」

これで第十六章を終わります。

この章では、悪魔ヒランヤークシャとヒランヤカシプの誕生に先立つ不吉な兆しとヒランヤークシャの勝利について説明します。

聖仙マイトレーヤはヴィドゥラにこう言いました。

「自己創造の主ブラフマーが神々(デーヴァタ)に彼らの輝きの減少の理由を説明すると、彼らの疑念は完全に払拭されました。主の許可を求めてから、神々は彼らの惑星である天国に戻りました。

聖仙カシュヤパの貞操な妻ディティは、夫が予測していたことをすべて思い出しました。彼女は、胎児がすべての世界に破壊と苦難をもたらすのではないかと心配し、緊張していました。妊娠百年後、彼女は双子の男の子を出産しました。

彼らが誕生した時、多くの不吉な兆しが天国、地上、宇宙に現れました。山は激しく揺れました。地上の多くの場所で激しい地震がありました。あらゆる方向に大規模な火災が突然発生しました。破壊を引き起こす雷と彗星が地球に落ちました。

肌に突き刺すような強い暴力的な強風が、口笛のような音とともに激しく吹きました。軍隊のように力強い旋風がそれに伴いました。その風のせいで発生した塵は、それの冠のようでした。その風は、巨大な木を根こそぎさらいました。

空を光で眩ませる稲妻は笑っているように見えました。空は雲で完全に覆われていたため、太陽、月、きらめく星、惑星は完全に隠されていました。すべてが闇に包まれ、何も見えませんでした。

海は大しけになり、陸には巨大な津波が打ち寄せました。海は乱心した存在のように凶暴でした。川、湖、池さえ波立ちました。咲いていた蓮は枯れました。

日食と月食が起こりました。太陽と月の周りに一続きになった光輪が見られ、まるでそれらの光がすべて一箇所に集まっているように見えました。雲がないのに雷鳴が轟きました。戦車が走るような轟音が山の洞窟から聞こえました。

雌のジャッカルは村の通りの真ん中に立ち止まり、口から火の炎を放つように不吉にうなりました。雄のジャッカルとフクロウと一緒でした。多くの場所で犬は遠吠えをしました。時には歌を歌っているかのようであり、時には不吉な共鳴でもありました。酔ったロバの大群は、ひづめで地面を蹴っていました」

ヴィシュナヴェー・ナマハ

続く

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