言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第99話

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パドマナーバーヤ・ナマハー

ウッダヴァは続けました。

「クリシュナは私に向かって言いました。

「ウッダヴァよ、あなたは前世ではヴァス(準神)でした。私は、あなたが心の中で楽しんでいる最も深い欲望に気がつきました。他の人は抱かないようなあなたの欲望を満たすつもりです。過去に、ヴァスとプラジャパティが、ヤグニャを執り行っていたとき、あなたは私に会いたいという願いだけでそこに加わりました。

ウッダヴァよ!あなたは聖なる本性を持っています。これであなたの転生は最後です。なぜなら、私の恵みがあなたに降りてきたからです。私が人間の次元を去る際に、私のダルシャンを持つにあなたが値したのは、あなたの完全な信仰と絶対的に純粋な心の賜物です。これは神のご意志によって起こったのです。

かつて創造の初期段階では、私のへその上に座っていたブラフマーに、私は自分の本質について説明した至高の知識を教えました。博学な学者たちは私の教えをバーガヴァタムとして扱っています。私は今そのバーガヴァタムの知識であなたを祝福します」

このようにして、至高の主は私に愛情をこめて話しました。私はどんなときも主の祝福を受けられたので幸運でした。私の神への愛のために、私は鳥肌が立ちました。私は自分自身のことを話すことができませんでした。手を合わせ、目からとめどなく涙が流れ落ちました。

“Ko nv īśa te pāda-saroja-bhājāṁ
Sudurlabho ’rtheṣu caturṣv apīha
Tathāpi nāhaṁ pravṛṇomi bhūman
Bhavat-padāmbhoja-niṣevaṇotsukaḥ

「主よ!あなたの蓮華の御足に仕える者たちによっては達成されないものは何もありません!人生、すなわちダルマ、アルタ、カーマ、モクシャの四つの目的は、それらすべてによって容易に達成されます。パラマートマよ!しかしそれでも私はそれらを追い求めません。主よ、永遠にあなたの蓮華の御足に仕え続けたいという願望は非常に強いものなのです。(ダルマは、正義の法に従うことを意味し、アルタは物質的な収入を意味し、カーマは欲求の実現を意味し、モクシャは解脱を達成することを意味します)

主よ、あなたは欲望から解放されておられ、行動から(受動的に)影響を受けておられませんが、あなたは常に行動に対して(能動的に)関わっているように見えます。あなたは転生するときはどんな時でも、誕生のない存在です。あなたは時間と死の主でありるのに、あなたの敵を怖がっているように振舞っておられます。あなたはドゥワラカと呼ばれる島に駆け寄って、まるでそこに避難所を求めていたかのような振る舞いをしました。

あなたは、「ご自身」が他の何者でもなく、まるで「あなた」が一万人の妻を快適に生活させる家主であるかのように振る舞いました。あなたの神の御業を正しく理解していない博学な学者は、あなたの行為を見て当惑します。

主よ、「あなた」は全知です!あなたは不可分な究極の知識を持っています。それでもあなたは何も知らないかのような素振りで、いつも私に助言を求めたものです。これによって私も勘違いしたものです。主よ、あなたは、本来の原始の姿について語っている至高の全知識をブラフマーに教えました。私がその知識を吸収する能力を持っていると信じてくださるならば、詳しく私にそれを説いてください。その知識の助けを借りて、私たちは世俗の束縛と呼ばれる海を容易に渡るでしょう」

このようにして、私は心の奥深くにある私の願いを主に表明しました。それから、蓮華のような眼をした主シュリ・クリシュナは私に「自己」の知識を伝えました。私はグルの姿で「自己」の完全な知識を私に教えてくださったシュリ・クリシュナの蓮華の御足に敬意を表し、奉仕を申し出ました。そこから私はこの場所にやって来ました、そしてまだシュリ・クリシュナから離れることの苦痛に耐えることはできません。

ヴィドゥラよ!何年もの間、私はシュリ・クリシュナの存在のおかげで幸福でした。実際、この別離の悲しみは私が当時楽しんでいた幸福感を圧倒します。バダリ・アシュラマは、主シュリ・クリシュナにとってとても近しい場所です。彼の命令に従って、私はバダリへと進みます。

バダリカーシュラマというのは、世界に幸福をもたらすことを意図して聖仙ナラと聖仙ナーラーヤナが穏やかな苦行でありながらそれを最大な厳しさで行った聖地のことで、その地はシュリ・クリシュナにとても近しき場所でもあります。私はその場所へ向かいます」

そうウッダヴァは言いました。

ウッダヴァと親しい者たちからこの耐え難い知らせを聞いたヴィドゥラは、彼自身の中で、沸き起こる悲しみを強引に押さえ込みました。ウッダヴァがバダリカーシュラマへと出発しようとしていた時、クルの系統の中で最も優れているヴィドゥラが、彼に向かって言いました。

「ウッダヴァよ!ヨーガの主であるシュリ・クリシュナは、「自己」の全知識をあなたに教授しました。その教えを私に伝えてください。あなたは誰よりも能力があります。シュリ・ヴィシュヌの帰依者は、他の帰依者の活動を助けるために永遠に旅します。私をあなたの帰依者とし、私にこの知識を教えてください」

するとウッダヴァは言いました。

「ヴィドゥラよ!あなたが「自己」に関する知識を得ることを望むならば、聖仙マイトレーヤに話を持ちかけてください。これは、シュリ・クリシュナが大地を去ろうとしていた最後の瞬間に、彼は自ら「自己」の知識を聖仙マイトレーヤに伝えたからです」

このようにして、主の栄光と偉大さ、資質、原理などを語ったウッダヴァは今や悲しみから解放されました。彼はその夜がまるでほんの一瞬であるかのようにヤムナ川の砂浜で過ごしました。そして翌朝、彼はその場所を去りました」と聖仙シュカは言いました。

この話を聴いて、パリクシットは尋ねました。「聖仙シュカよ!卓越した力を持っていたヴィリシュティとボージャの一族の優秀な戦士たちは全員命を落としました。すべての次元の主であるシュリ・クリシュナも自身の人間の身体を手放しました。ヤーダヴァ一族の中で最も優れたウッダヴァだけがまだ生き続けることがどうして可能でしょうか?」

「地上から旅立つ時が来た時、至高の神の意志を持っていた主シュリ・クリシュナは、「ブラフミンの呪い」という名分で、ヤーダヴァ一族すべてを彼に取り込みました。「彼」の身体を去ろうというとき、彼は考えました。

Asmāl lokād uparate mayi jñānaṁ mad-āśrayam
Arhaty uddhava evāddhā sampraty ātmavatāṁ varaḥ」

ダーモダラーヤ・ナマハー

続く

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