言葉と教え

ニュースレター(2024/07/27)

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Contents

・困難な時代
・子猫を救出するヤーギャ(祭祀)
・チャトルマーシャの女神チャンディへのヤジュナ(祭祀)

Jaya Guru Datta

暑い日が続いていますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

今年はクローディと呼ばれる年で、困難な年であるとされています。

今年だけではなく、時代に及ぼすエネルギーの悪影響でさまざまな問題、病気、不満がだんだんと広がっています。

【 困難な時代 】

異常気象、戦争、パンデミックなどの大きな混乱があり、世界は困難な時期を迎えています。

シュリースワミジは、アメリカ・ニュージャージー州のアーシュラムでこのような困難に立ち向かうには、お金や権力は役に立たず、霊的な道だけが有用だとおっしゃりました。

自分自身の心と感覚を制御下におき、真の実在を瞑想し、人間やその他の動物たちと食べ物などを分かち合う道をシュリー・スワミジは提唱しています。また、こうした道へ向けて子どもたちが適切な訓練を受けることができる環境を提供する重要性を提示されました。

講話:この困難な時代を生きるために

【 子猫を救出するヤジュナ(祭祀) 】

昨夜、アーシュラムでパイプの奧に入りこんだ子猫の救出が行われたことをシュリーバーラスワミジが本日の短い講話の中で明かされました。

シュリーバーラスワミジが偶然、牛舎のところに来ると多くのランプがついていて、子猫の鳴き声が聞こえていました。バーラスワミジが人々に尋ねると、子猫がパイプに入り込み、アンナプールナ食堂のほうへ行ってしまったとのことでした。鳴き声はここ2日間ほど聞こえていたそうです。なんとか場所を特定しパイプを取り除いた所、子猫は怯えてさらに奧に行ってしまい、大工を呼んでパイプ全体を取り除いたそうです。それでも子猫は逃げて手が届かない奥の穴に入ってしまいました。母猫はずっと側にいたのですが、穴に入ると出られなくなるのをわかっていたので、周囲をうろうろするだけでした。最終的にかわいらしい白い子猫が救出されました。ミルクをあげると母猫も飛んできました。この救出劇は、夜10時~11時45分頃まで行われていました。元気になった子猫はまるで「どうしてもっと早く助けてくれなかったの?」と鳴いているようだったそうです。ですが、三日間もパイプに入り込んでしまっていた子猫のことを誰が知り得たでしょうか?

昨日は、シャスティ(月の満月・新月から数えて6日目)であり、女神シャスティが乗る動物が猫であることから、シュリー・バーラー・スワミジは特別なものを感じられたそうです。

そして生類への慈悲というヤジュナ(祭祀)を行なうことができたとおっしゃいました。

これはアーシュラムの出来事のちょっとしたニュース報告のように聞こえるかもしれませんが、実は深い意味が隠されているようです。

【  チャトルマーシャの女神チャンディへのヤジュナ(祭祀)】

先日、太陽が北へ向かう半年から南へ向かう半年に入り、この期間のチャトルマーシャ(4カ月間  7/17~11/12)は、ヴィシュヌ神が眠りに入っていて、霊性修行に適した時期だとされています。シュリーバーラスワミジは、毎年この期間に2カ月あるいは3カ月の毎夜の連続講話をされています。

今年は『ブラフマーンダ・プラーナ』がテーマです。このプラーナは18あるプラーナの最後であり、そのため未来の時代についても記述されています。また『女神ラリターの千の御名』もこのプラーナの中にあります。

講話の模様は、Guru Bhavana ADPT で日本時間は夜10時15分頃から始まります。ボランティアの方が同時翻訳の英訳をコメント欄に掲載していますので、関心のある方はぜひご参加ください。

また、7/26~8/4の10日間は、非常に強力な祭祀である女神チャンディへのヤーギャ(ヤジュナ・祭祀)が行われています。ヤーギャの第一の目的は、世界への奉仕であり、それに参加する人の問題が解決されたり、繁栄がもたらされたりするのは副次的な効果です。シュリーバーラスワミジは、今回のヤーギャについて「これは世界に福利的な影響をもたらすために行うもの」と明確におっしゃいました。

祭祀は人間のなすべき行為であり、『バガヴァッド・ギーター』はすべての生類への慈悲心を持ち、非利己的になされる行為が祭祀の本質だと教えています。

マントラの詠唱と共に炎を通して神に捧げものをする行為は、目に見えない形で世界に有益なエネルギーをもたらします。

しかし、私たちの五感で感知できるのは、燃え上がる炎や、マントラを唱えながらギーを炉にそそぐ祭祀たちの姿、最後に包みに入った捧げものを炎に捧げる儀式の様子だけです。これが世界にどのように有益な影響をもたらすかは、五感を超えた精妙な感知力を持つ人でなければ把握することができません。

そのため、アーシュラムで起こった「子猫の救出の祭祀」は、このような目に見えない祭祀の力の本質を私たちにわかりやすく教えてくれる女神のメッセージだったのではないでしょうか。

「救われた白い小さな子猫」によって、私たちは「優しさ」という「慈悲」や、その優しさが形となった「救出」の「行為」という「祭祀の本質」を目に見える形で知ることができました。

「女神チャンディへのヤーギャ 7/26~8/4」は、それぞれの日に、705ドル、215ドル、14ドルなどの参加枠があります。

Dattapeetham webサイトに登録し、ご自身で参加することができますが、ダッタヨーガミュージックセンタージャパンでは、少し手数料をいただき代行申し込みも行っています。この世界への奉仕に関心のある方はぜひ参加してください。代行の依頼については当センターにご連絡ください。

ダッタヨーガミュージックセンタージャパン

web:  https://swamiji-music.jp/

mail:  dymcjp@gmail.com

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