言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第340話

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ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ

神々は祈り続けました。「以前、破壊の時、激しい竜巻のような風を伴った巨大な津波が起こり、恐ろしい音を立てました。その時、一人だったブラフマー神は、座っていた蓮華から、荒れ狂う破壊の水の中へ落ちそうになりました。しかし、シュリハリの恩寵によって、彼はこの恐怖から解放されました。そんなシュリハリ神が今、私たちを救い出してくださいますように!」

非二元なる神は、その幻想的な力を用いて私たちを創造しました。私たちは神の祝福によって宇宙を創造しています。私たちは、自らを神から分離した存在とみなし、行動の「行為者」であると自負しています。この欠陥が、私たちの近くで戯れ遊ぶ神を知覚することを妨げています。時間を超えながらも、その幻想的な力によって、この至高の神は、あらゆるユガ(時代)において、神々、マハルシ、人間、牛の姿で化身します。主は私たちを親族とみなして、私たちを邪悪な心の魔の手から救い出してくれます。

Tam eva devaṃ vayam ātma-daivataṃ paraṃ pradhānaṃ puruṣaṃ viśvam anyam
Vrajāma sarve śaraṇaṃ śaraṇyaṃ svānāṃ sa no dhāsyati śaṃ mahātmā

シュリハリは、この創造の物質的原因(ウパーダーナ)であると同時に、道具的原因(ニミッタ・カーラナ)でもあります。宇宙の形で顕現しながらも、彼は宇宙とは独立した存在であり続けます。彼は、安息を求めるすべての人々にとっての避難所であり、私たちが礼拝する神です。私たちは主に安息を求めます。あらゆる生命体の内に真我として存在する主は、私たちの幸福と安寧をもたらしてくれます。

神々が一心に祈りを捧げている間、シュリハリは西の方向に顕現しました。至高主は両手に法螺貝、円盤、棍棒を持っていました。16人の侍従たちが仕えていましたが、彼らはシュリーヴァッツァの印とカウストゥバの宝石を除けば、あらゆる点で神に似ていました。

神々は主の姿を見て喜びに溢れ、地面にひれ伏して敬意を表しました。その後、彼らは立ち上がって、声を詰まらせながら祈りを捧げました。

“Namas te yajña-vīryāya vayase uta te namaḥ
Namas te hy asta-cakrāya namaḥ supuru-hūtaye

おお主よ、時間の権化であるあなたは、人の行いに応じて報いてくださいます。円盤を手に持つ主よ、あなたの無数の御名は、あなたの偉大さを称えています。私たちは繰り返しあなたに敬意を表します!

あなたは、生き物が旅するすべての高位、中位、低位の惑星を統べる主です。あなたは至高の支配者です。天地創造の始まり以降に創造された私たちは、あなたの超越的な栄光を言葉で表現することはできません、おお至高の主よ。

おお、ナーラーヤナよ!ヴァースデーヴァよ!プルショーッタマよ!私たちはあなたに敬意を表します!あなたは、この世界の光を照らし出す原因です。あなたの栄光は無限です。あなたの永遠の吉祥なる姿は、信奉者たちに吉祥を与えます。あなたは、常に慈悲深い主であり、全創造物の主権者です。あなたはすべての世界を支配し、守護する唯一の主です。

最高位の聖者(パリヴラージャカ)は、永遠に真我に立脚しています。これによって清められた彼らの心には、シャマ、ダマ、そしてその他の正しい義務が支配し、それによって彼らの無知は清められ、解放への扉が開かれます。そのような心には、真我として存在するあなたが光を当てます。真我実現の結果、彼らは自動的に至高の至福に満たされます。それはあなたの姿に他なりません。

あなたは姿を持たず、特徴を持たず、支えを超えた存在です。あなたの無限の超越的な遊びは、ブッディ(知性)の範疇を超えています。あなたは私たちの支えを必要としません。あなたは全く変容を欠いています。それでもなお、あなたは創造し、支えます。そして根本原質の三つの特質によって創造されたこの宇宙全体を滅ぼし尽くすのです。

おお主よ、あなたはこの創造物の中に、幻想に囚われ、果報的な行為を行い、その結果を刈り取る、束縛された様々な魂の姿で現れたのでしょうか?それとも、あなたは平安と至福の化身であり、行為者と享受者の感情を持たず、すべての行為の目撃者であり続ける至高の真我なのでしょうか?私たちにはそれを理解することはできません。

おお主よ、あなたはこの創造物全体の支配者です。それゆえ、あなたの無数の性質と行為を数えることは不可能です。あなたへの嫌悪感から、邪悪な者たちはあなたの存在と栄光について無益に反論します。しかし、彼らの主張を裏付ける証拠はありません。幻想(マーヤー)の結果であるこの創造物には、真の実在はありません。

あなたの中には、属性を持つ(サグナ)と持たない(ニルグナ)、行為者(カルタ)と非行為者(アカルタ)といった、互いに矛盾する性質があります。あなたの幻想のエネルギーの範囲を超えるものは何もありません。

実際には、すべてを超越する非二元的な至高主においては、サグナ(属性を持つ)、ニルグナ(属性を持たない)、行為者性(カルットゥルットヴァ)、非行為者性(アカルットゥルットヴァ)といった性質は存在しません。あなたの存在は、これらの互いに矛盾する立場とは異なります。

聡明な賢者は縄をあるがままに見ることができますが、当惑した者は縄の中に蛇を見ます。同様に、平静を保つ者はあなたをすべての生命体の中に宿ると見ますが、他の人々はこの世界を二元性に満ちたものと見なしますが、実際にはあなただけが存在します。

徹底的に探求すれば、すべての世界の主であるあなたが、五大元素を含むこのすべての創造物の存在の原因であることが明らかになります。あなたはこのすべての創造物の究極の姿です。生命体の中に真我として宿り、感覚を照らします。このようにあなたによって照らされたすべての感覚は、あなただけを象徴しています。

この結果がもたらされる世界(カーリヤ)は原因(カーラナ)と異なるものではないという識別的な理解をもって、結果である世界が原因に融合するとき、非二元の存在であるあなただけが残ります。

おお、マドゥスーダナよ!あなたの神聖なる超越的栄光と呼ばれる甘露の海から、ただ一滴飲むだけで、あなたの信奉者の心は無限の至福に満たされます。これにより、彼らはこれまで経験してきた物質的な安楽の取るに足らないものを理解し、それらを完全に拒絶します。

あなたは万物の内に宿る真我です。あなたはすべての人々の幸福を願う方です。あなたは至高の本質です。揺るぎない信をもって、高貴な聖者たちは至高の本質であるあなたに、その心を完全に集中します。至高の目標へと揺るぎなく志向するこれらの信奉者たちは、あなたを自らの内なる真我と見なします。そのような信奉者たちは、あなたの蓮華の御足への奉仕をいつの日か諦めるでしょうか?この奉仕によって、人間はこの繰り返される輪廻から解放されるのです。

ナーラーヤナ!ナーラーヤナ!

ヴァースデーヴァーヤ・ナマハ

第341話へ続く

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