言葉と教え

【シュリー・スワミジによるシャンカラーチャーリアの教えの真髄の解説】

バジャ・ゴーヴィンダムの紹介

Sri Maha Ganapataye Namaha
Sri Saraswatye Namaha
Sri Padavallabha Narasimha Saraswati
Sri Guru dattatreyaya namaha

シュリー・アーディ・シャンカラーチャーリヤ・スワミが著したさまざまなシャーストラやその他の偉大な著作を深く理解した後に、著名な学者や哲学者は「シャンカラ・シャンカラ・サークシャート」という言葉を引用しました。これは、アーディ・シャンカラーチャーリヤ・スワミが至高の主シヴァ (シャンカラ) 自身に他ならないことを意味します。

今日から、彼が書いた聖典「モーハ・ムドゥガラ」についてお話しします。「ムドゥガラ」とは「幸福を追い払うもの」を意味します。「モーハ・ムドゥガラ」とは「モーハ (幻想) が享受している幸福を追い払うもの」を意味します。言い換えれば、それは幻想と無知（モーハ）を追い払うのです。これらの賛歌は、「バジャ・ゴーヴィンダム」のシュローカ（詩句）として非常に人気があります。

「サッドグル」と呼ばれる医者は、「ウパデーシャ」（教え）と呼ばれる薬を処方して「輪廻転生（サムサーラ）」（束縛）と呼ばれる病から人を解放させます。

クリタ・ユガ（4つの時代の最初の時代）の人々は、深く成熟した知性を備えた非常に賢明で知識豊富な人々（ジュニャーニ）でした。そのため、その時代に、ダッタ・スワミはウパデーシャ（教え）全体をウパニシャッドの形で伝えました。彼はこの時代に「アヴァドゥータ・ギーター」などの複雑な聖典を生みました。

トレーター・ユガ（2番目の時代）の頃には時代が少し変わりました。このため、マハリシ・ヴァシシュタや他の偉大な聖人たちはウパニシャッドからエッセンスを引き出し、「ジュニャーナ・ヴァーシシュタン」などの聖典の形で人々に提示しました。

ドワーパラ・ユガ（3番目の時代）の頃には、人々の間に大きな変化が見られるようになりました。彼らの中に、欲望の途方もない増加が見られました。時間の 50% は行政および政治活動に、25% は個人的なニーズと欲望を満たすために費やされました。残りの 25% だけが、霊的な活動 (アディヤートミック) に費やされました。それだけではありません。人々の間には欺瞞がはびこっていました。無私の行為 (ニシュカーマ・カルマ) に従事するという考えは、個人の知性から完全に消えてしまいました。このような重大な局面で、マハリシ・ヴェーダ・ヴィヤーサは、ヴェーダ全体をいくつかのグループに分割し、人々がヴェーダを学びやすくしました。同様に、人々にはウパニシャッドを読む時間がなかったため、彼は「ブラフマー・スートラ」と18の至高のプラーナ文献を編纂しました。しかし、彼はその結果満足できませんでした。そこで聖典であるシュリーマド・バーガヴァタムを著しました。その中では、献身 (バクティ) と呼ばれる柱/サーダナに全面的に重点が置かれています。

第4の時代、カリ・ユガが到来すると、すべてが変わりました。生活は混沌としました。人間は目が魅力を感じるものを追いかけるようになりました。「ヴェーダ」や「ウパニシャッド」などの聖なる言葉は、かすかにしか聞こえなくなりました。アーディ・シャンカラーチャーリヤ・スワミは、このような重要な時期に転生することを決意しました。

アーディ・シャンカラーチャーリヤ・スワミは、ウパデーシャ (教え) を伝える非常にユニークな方法を採用しています。短い賛美歌 (シュローカ) という媒体を通じて、非常に洞察力に富んだ深遠な教えを伝えます。人に軽いショックを与えると同時に、「本当の実在」も示します。短い賛美歌のように見えるものには、実際には最高で重要な洞察力に富んだ知恵が含まれています。それらを読み進めていくと、そこに含まれるより深い意味と、人生の究極の目標が目の前に明確に現れます。

この賛歌「バジャ・ゴーヴィンダン」で、アーディ・シャンカラーチャーリヤは、有害で人が明らかに避けるべき危険をはっきりと説明しています。また、人がそれらの危険から逃れる方法も教えています。彼は、この世のあり方、人間の本質、人々が通常惹かれる事柄/対象について詳しく説明しています。時間の偉大さ/重要性(カーラ・マヒマ)が教えられています。人が生涯にわたって義務的に従わなければならない義務が教えられています。
彼は、母親が子どもに教えるのと同じように教えています。

カースト、宗教、性別の区別なく、すべての個人がこの強力な教えを聞いたり読んだりする権利があります。

どうか聞いて、教えられていることを実践してください。ジャヤ・グル・ダッタ

バジャ・ゴーヴィンダン第2話 | シュリー・スワミジ日本公式サイト ダッタヨーガミュージックセンタージャパン (swamiji-music.jp)