言葉と教え

シュリーマド・バーガヴァタム 第73話

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聖仙シュカは、パリクシット王に言います。
「原始の時代に、主ブラフマーはヴァースデーヴァを崇拝し、ヴェーダで規定された瞬時に起こる解脱(サダヨムクティ)と漸進的に起こる解脱(クラマ・ムクティ)について尋ねました。主ヴァースデーヴァはこのことをブラフマーに説明しました。

na hy ato ‘nyaḥ śivaḥ panthā viśataḥ saṁsṛtāv iha
vāsudeve bhagavati bhakti-yogo yato bhavet

世俗的な束縛(サムサーラ)に囚われた人々にとって主ヴァースデーヴァへの至高の献身を育むことよりも偉大な方法はありません。献身あるいは帰依の道(バクティ・マルガ)よりも優れている道は他にはありません。

完全に集中した主ブラフマーは、三回にわたりヴェーダを徹底的に精読しました。そして、「彼」は知性を手掛かりに見極めました。「自己」の化身である至高の主シュリハリに対する献身が自発的に強められる方法が最も優れたダルマであることを。

シュリ・ハリは、内なる自己として、意識の具現者として、そして内なる目撃者として、あらゆる存在の内側で光を放っています。私たちが意識というものを推測(演繹)できるのは、諸感覚や他の内的器官の働きを介することによって可能になります。また、意識の存在自体もそれらを通して知られます。

したがって、王よ!どんな時代でもどんな状況でも、人間は鋭い注意力と深い集中力でシュリ・ハリの栄光に耳を傾けるべきです。「彼」を賛美し、瞑想しなければなりません。

pibanti ye bhagavata ātmanaḥ satāṁ
kathāmṛtaṁ śravaṇa-puṭeṣu sambhṛtam
punanti te viṣaya-vidūṣitāśayaṁ
vrajanti tac-caraṇa-saroruhāntikam

マハトマは、普遍的な魂であるシュリ・ハリの甘露のような物語を永遠と語り広めます。この甘露のような物語を耳を介して嗜む人は、これまで世俗的な目的や楽しみのために汚されてきた内的なマインドを浄化します。そして、至高の主の蓮華の御足に到達します。

これで第二編の第二章を終わります。

第二編の第三章

第三章では、欲望の実現のためにさまざまな神々を崇拝すること、聖仙ショウナカの質問について、そして至高の主の崇拝に専念する感覚(インドリヤ)についてお話します。

聖仙シュカは、パリクシット王に言いました。

「王よ!あなたの質問は、“死に至る前に、知的で聡明な人間によって遂行されるべき務めとは何ですか?”というものでしたね。これの返答として、シャーストラ(経典)に含まれる重要な教訓をあなたに説明しました。
聡明な人はこれまでに規定された方法で至高の主の栄光を聴くことに専念すべきです。シャーストラは、これが時間の正しい使い方であると述べています。

至高の解脱を望む人は、ヴェーダの主宰神であるブラフマーを崇拝しなければなりません。強い感覚器を望む人は、天国の主インドラを崇拝するべきです。良い子孫を望む者は、ダクシャと他のプラジャーパティ(生類の主)を崇拝するべきです。繁栄を求めている人は母なる女神を崇拝するべきです。強い輝きを求める者は火を崇拝すべきです。お金だけを求めている人は、ヴァス神群を崇拝するべきです。

偉大なる勇敢さを望む人は、強い熱意を持って十一のルドラ神群を崇拝すべきです。豊富な食糧穀物を携え、優れた消化能力を得ることを望む人は、母アディティを崇拝すべきです。天国に到達したい人は十二のアーディトヤ神群を崇拝すべきです。強力な覇権と王国を望む人は、ヴィシュヴァデーヴァを崇拝するべきです。

人々の統治を望む人、仕事を成功裏に納めたい人、取引活動を成功させたい人は、サーディヤ・デーヴァタ群を崇拝するべきです。

何の欲望もなく、究極の解脱だけを求めている人々は、原初の存在であるシュリ・ハリを崇拝すべきです。
さまざまなタイプの欲求が抱かれていることに気付きましたか?これらの欲望を満たすために責任を負う神々が細分化されています。非常に多くの部門があります。あらゆる部門とあらゆる形態の欲望に対処するために神々が区分されています。この章を注意深く聴いている人は多いでしょう。ノートに記録する必要があると考えるでしょう。何度も確認するでしょう。なぜなら、人々は欲望の貯蔵庫だからです。この記録をプリントアウトし、他の人々に配布するでしょう。

akāmaḥ sarva-kāmo vā mokṣa-kāma udāra-dhīḥ
tīvreṇa bhakti-yogena yajeta puruṣaṁ param

聡明で知性のある人は、解脱の欲望があるかないかにかかわらず、例え物欲があったとしても、全身全霊を捧げて最高の主シュリ・ハリに奉仕しなければなりません。
常にこのことを思い出してください。

上述のように、至高の主に対する献身を育み、「彼」を崇拝する霊的な志向者は、主の至高の帰依者の一員になり、共に生きる機会を得るでしょう。
これが最高の成果です。

ナーラーヤナ!ナーラーヤナ!

続く

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