言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味831~840

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831. Prāṇeśwarī プラーネーシュワリ

意味:彼女は生命力(プラーナ)の支配者(イーシュヴァリー)です。

プラーナは10種類あり、それらは5つのプラーナ(パンチャ・プラーナ)と5つの副プラーナ(ウパ・プラーナ)から構成されています。プラーナ、アパーナ、ウダーナ、ヴィヤーナ、サマーナという5つの力が「パンチャ・プラーナ」と呼ばれます。ウパニシャッドは次のように説いています。

Na prāṇena na apāṇena martyo jeevati kaschana Itarena tu jīvanti yasmin etavupāshritau

意味:人はプラーナやアパーナのみによって生きているのではありません。それら二つ(プラーナとアパーナ)が依拠する別の力があり、生命はその至高の力によって生かされています。

832. Prāṇadātrī プラーナダートリー

意味:彼女は存在にプラーナ(生命力)を授けます。

833. Pañcāśat-pīṭha-rūpiṇī パンチャシャトゥ・ピータ・ルーピニー

意味:彼女は「51のシャクティ・ピータ(聖地)」そのものの姿です。

これらのシャクティ・ピータがいかにして生まれたのかを見ていきましょう。 サティーはダクシャの娘であり、シヴァ神の妻でした。ある時、ダクシャは盛大なヤグナ(火の儀式)を執り行いましたが、義理の息子であるシヴァだけは招待しませんでした。サティーはシヴァ神の制止を振り切り、父が執り行うその儀式の場へと向かいました。しかし、そこで屈辱的な扱いを受け、その苦しみに耐えかねて自ら火に身を投じました。激怒したシヴァはダクシャの儀式の場へ乗り込み、ヤグナを破壊しました。そしてダクシャは、シヴァの従者たち(ガナ)によって命を奪われました。 深い悲しみに打ちひしがれたシヴァは、サティーの遺体を肩に担ぎ、世界中を彷徨い歩きました。シヴァを正気に戻すよう他の神々の懇願を受けたヴィシュヌ神は、自身の武器であるスダルシャナ・チャクラ(円盤状の武器)でサティーの遺体を51の断片に切り分けました。その51の遺体の部分は異なる場所に落下し、それらの場所が「シャクティ・ピータ」として知られるようになりました。 それぞれのシャクティ・ピータには、女神シャクティがバイラヴァ神(シヴァ神の化身)と共に鎮座しています。これらの聖地では、優れたヨーギ(修行者)たちが女神の存在を感じ取ることができます。これらの場所は極めて高い霊的意義を持っています。その名を思い浮かべるだけでも、実際に寺院を参拝したのと同様の功徳が得られるとされています。

これらの寺院の多くは、現在老朽化が進んだ状態にあります。シャクティ・ピータを参拝する際は、必ずバイラヴァ神の寺院も併せて参拝しなければなりません。そうしなければ、参拝の成果は得られないとされています。

834. Viśruṇkhalā ヴィシュルンカラー

意味――シュランカラ(鎖)・デーヴィーとして、彼女は信奉者たちを縛る束縛の結び目を解き放ちます。

彼女自身はいかなる束縛にも縛られていません。彼女は(以前に述べたブラフマー、ヴィシュヌ、ルドラの)グランティ(結節)を解くのです。

835. Viviktasthā ヴィヴィクタスター

意味:彼女は完全な孤独(エーカーンタ/独りきりであること)を好みます。彼女は、信奉者から捧げられる「エーカーンタ・プージャ(独りきりの礼拝)」を愛でます。

836. Vīra-mātā ヴィーラ・マーター

意味:彼女は、英雄的で勇猛な息子たちの母です。

主ガナパティ、主スブラフマンヤ、ヴィーラバドラ、そして多くの高名なヨーギーたちが「ヴィーラ(英雄)」と称されています。

837. Viyatprasūḥ ヴィヤトゥプラスーフ

意味:彼女はこの広大な空間(アーカーシャ、ヴィヤト)を産み出しました。

彼女は、果てしなく広がる空間すべての母です。 ヴェーダは、創造の過程を次のように説いています。 「アートマン(至高の自己)よりアーカーシャ(空間)が生じ、アーカーシャよりヴァーユ(風)が、ヴァーユよりアグニ(火)が、アグニよりアーパス(水)が、そしてアーパスよりプリティヴィー(大地)が生じた」 パラマートマン(至高の自己)は、まず空間を創造しました。その空間から風(空気)が生まれ、そこから火が生まれたのです。

838. Mukundā ムクンダー

意味:彼女は解放を授けます。

ムクンダはクリシュナの御名です。「ムクン・ダダーティ・イティ・ムクンダ」――すなわち、解放(モークシャ)を授ける方こそがムクンダです。信奉者の無知を打ち砕き、生の束縛から彼を解き放ち、彼を覆う幻想(マーヤー)の覆いを取り除く主、それがムクンダなのです。

839. Mukti-nilayā ムクティ・ニラヤー

意味:解放 (ムクティ) は彼女の住居 (ニラヤ) です。

840. Mūla-vigraha-rūpiṇī ムーラ・ヴィグラハ・ルーピニー

ムーラ・マントラ・スヴァルーピニー(根源のマントラの体現そのもの)と同じ意味です。

続く

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

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