言葉と教え

ラリタ・サハスラナーマの名の意味851~860

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851. Janma-mṛtyu-jarā-tapta-jana-viśrānti-dāyinī ジャンマ・ムルティユ・ジャラー・タプタ・ジャナ・ジシュランティ・ダーイニー

(これは一つの名であるため、「tapta(タプタ)」の後に間を置くのは誤りです。詠唱の途中で間を置くと、意味が変わってしまいます。)

意味:彼女は、生(janma)、老(jarā)、死(mrtyu)に伴う苦しみや災いを取り除き、それによって信奉者に安らぎや救いをもたらします。 生(janma)、老(jarā)、死(mrtyu)は、生きとし生けるものを苦しめ、甚大な苦悩を与える「三つの苦難(tāpatrayā/タプタ)」です。彼女はこれらを和らげることで、信奉者に幸福(sukha)と安らぎをもたらすのです。

852. Sarvopaniṣadudguṣṭā サルヴォーパニシャドゥドゥグシュター

意味:すべてのウパニシャッドは、ただ彼女(至高の女神)についてのみ説き、その栄光を讃えています。

「ウパニシャッド(Upanishad)」という言葉は、「ウパ(Upa)」、「ニ(ni)」、「シャッド(shad)」の三つに分解できます。「ウパ」は「近くに」、「ニ」は「低い位置(あるいは一段低い座)」、「シャッド」は「座る」を意味します。したがって、ウパニシャッドとは「(師や神よりも)低い座に就いて、その近くに座ること」を意味します。師や神よりも低い位置に座ることは、教えを請う生徒の献身と敬虔な姿勢を表しています。では、生徒は何を学ぼうとするのでしょうか。ウパニシャッドには「自己(真我)」に関する様々な真理が記されており、自己についての教えが説かれています。それらは神聖な境地に至る道を示し、ヴェーダの神髄を伝えています。そして、生・老・死という苦しみから人々を救い出すのです。

853. Śantyatīta-kalātmikā シャンティヤティータ・カラートミカー

意味――彼女は、完全なる平安の境地を超越して存在する「カラ」(芸術、あるいは特別な力や特質)の体現です。

彼女は、平安(シャンティ)を超越した境地に宿っています。絶対的な平安を享受するためには、心を制御し、静める必要があります。そうして初めて、その後に続く幸福を味わうことができるのです。そのような幸福こそが「ニルヴァーナ・スカ」(自由の至福)であり、その幸福もまた、聖なる母のひとつの姿なのです。

854. Gambhīrā ガムビーラ

意味:彼女が底知れぬ深さを持つ広大な大海のような存在であるということです。

知識が増すにつれて、謙虚さもまた深まるべきです。これこそが、真の霊的成長の証なのです。謙虚さがあれば、知識はさらに深まっていきます。真の「ジュニャーニー」(深い知識と智慧を備えた者)の深さは計り知れません。彼は、底知れぬ深さを持つ大海のような存在です。海は岸辺に向かってのみ波を立てますが、沖へと深く進んでいけば、そこが果てしなく深くとも、海面は穏やかで安定していることに気づくでしょう。『ラーマーヤナ』において、ラーマの人柄は「サムドラ・イヴァ・ガーンビールェ」(海のように深い精神性を持つ者)という言葉で表現されています。

855. Gaganāntasthā ガガナーンタスター

意味:彼女は空間(ガガナ)全体を満たしている。

856. Garvitā ガルヴィター

意味:「ガルヴィター(Garvitā)」とは、創造主であるという誇りを持つ者を指します。

彼女は「マハー・アハンカーラ(大いなる我執)」の体現です。個々の存在は、自己同一性から生じる個人的な「我執(アハンカーラ)」を抱いています。この個人的な我執は、神性との分離を招くため、有害なものです。一方、至高の主もまた、この創造界におけるあらゆる存在と自らを同一視するという「自己同一性」を持っておられます。主にとっては、宇宙で生じるあらゆる行為(カルマ)が、主自身の行為なのです。こうしたあり方が「マハー・アハンカーラ」と呼ばれ、これこそが全創造の源となっています。 このマハー・アハンカーラゆえに、彼女は「ガルヴィター」という名で呼ばれるのです。

857. Gāna-lolupā ガーナ・ロールパー

意味:彼女は音楽に没頭しており、素晴らしい音楽に心を奪われています。

858. Kalpanā-rahitā カルパナー・ラヒター

意味:彼女は想像(カルパナー)を超越した存在であり、想像によって到達することはできません。

859. Kāṣṭhā カーシュター

意味:彼女こそが究極かつ最終的な到達点です。

「サー・カースター・サ・パラー・ガティヒ」。

860. Akāntā アカーンター

意味:彼女は罪を滅ぼします。 「アカ(aka)」は罪を指し、「アンタ(anta)」はそれを終わらせることを意味します。

続く

ラリタ・サハスラナーマの紹介
アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
瞑想のための詩句
パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
ムーラグランタ(基調詩節)1-111
サハスラナーマ112-1000

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