ラリタ・サハスラナーマの名の意味791~800
更新日 : 2026.8.18
カテゴリー : ラリタ・サハスラナーマ
791. Satyajñānānanda rūpā サティヤジニャーナーナンダ・ルーパー
意味 ― 真理(サティヤ)、知識・意識(ジュニャーナ)、そして至福(ルーパ)が彼女の姿です。 彼女はサッチダーナンダ(サット+チット+アーナンダ、すなわち真理・知識・至福)そのものです。
792. Sāmarasya- parāyaṇā サーマラスヤ パラーヤナー
意味 ― 信奉者が社会の中で他者に対して理解と調和の心を示すとき、彼女は喜びを感じられます。 シヴァとシャクティは、分かちがたく結びついた、極めて調和のとれた関係にあります。シャクティはシヴァであり、シヴァこそがシャクティです。両者の間に何の違いもありません。
793. Kapardinī カパルディニー
意味――彼女は、結い上げた髪(ジャター)の中にガンガー(ガンジス川)を湛える主カパルディ(シヴァ神)の妻(エネルギー)です。 天から地上へと降り注ぐガンガーの奔流は凄まじく、そのままでは大地をことごとく押し流してしまうほどの勢いでした。しかし、シヴァ神はその流れのすべてを黄金色に輝く結い髪で受け止め、大地を救ったのです。このことから、彼は「カパルディ」の名で知られるようになりました。彼の黄金の髪は、猛々しく輝く三叉の矛(トリシューラ)のようでもあり、同時に、柔らかく繊細な花々のようでもあります。そのエネルギーである聖なる母は、「カパルディニー」として知られています。
794. Kalāmālā カラーマーラー
意味――彼女は、様々な「カラー」(芸術や相)を花輪のように首にまとっています。 「カラー」には多種多様なものがあります。16のカラー、64の芸術(カラー)、96のカラー、あるいは太陽、月、アグニ(火)、ヴィディヤー(知識)などに関連するカラー(側面)などが挙げられます。太陽やアグニが放つ輝きや炎を司る「テージャス」(光輝・熱力)こそが、その「カラー」なのです。
795. Kāmadhuk カーマドゥク
意味 ― 彼女は「カーマデーヌ」、すなわち願いを叶える聖なる牛です。彼女は、信奉者たちのあらゆる願いを成就させてくださいます。
796. Kāmarūpiṇī カーマルーピニー
意味――「カーマルーピニー(Kāmarūpiṇī)」とは、自らの意志でいかなる姿にもなれる存在であることを意味します。 あらゆる神々は、彼女が自らの意志でとった姿に他なりません。彼女はこの宇宙という姿でも顕現しています。 自らの意志で姿を変える能力は、神々だけでなく、悪魔(アスラ)も持っています。例えば、『ラーマーヤナ』に登場する女悪魔シュールパナカーも、意のままに姿を変えることができました。しかし、悪魔がとる姿は欲望から生じたものであり、長くは続きません。クリシュナもまた、様々な信奉者の求めに応じるために異なる姿をとりましたが、その姿は彼自身の欲望(必要性)によるものではなく、信奉者たちの願いに基づいたものでした。
797. Kalānidhiḥ カラーニディヒ
意味――彼女はあらゆる「カラ」(芸術・技芸)の宝庫(ニディ)です。
798. Kāvyakalā カーヴヤカラー
意味――彼女は心から称賛に値する存在です。
799. Rasajñā ラサジュニャー
意味――彼女はあらゆる「ラサ」(本質、味わい)の中で最も優れたものです。「ラサ」こそが彼女の姿なのです。 信者の心に浮かぶあらゆる善き想い、それこそが彼女の「ラサ」なのです。
800. Rasa-śevadhiḥ ラサ・シェーヴァディヒ
意味――彼女は至上の「ラサ(至福の味わい)」である至福の、尽きることのない大海です。 献身者たちは、この至福に浸ることを求めるべきです。 ここで、『ラリター・サハスラナーマ』は私たちを第9の「アーヴァラナ(囲い/階層)」へと導きます。これは最後にして最も重要なアーヴァラナです。その先にあるのは、聖なる母との完全な合一です。
続く
●ラリタ・サハスラナーマの紹介
●アンガニャーサとカラニャーサ(身体への神の勧請)
●瞑想のための詩句
●パンチョ―パチャラ・プージャ(五つの捧げものの儀式)
●ムーラグランタ(基調詩節)1-111
●サハスラナーマ112-1000

