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Birds Zodiac (鳥たちと星座)
Sri Ganapati Sachchidananda Swamiji

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  • 01.Raga Lasaki(Mesha – Aries)
  • 02.Raga Vijayanaagari(Vrishabha – Taurus)
  • 03.Raga Kokilam(Mithuna – Gemini)
  • 04.Raga Damarukaiya(Karkataka – Cancer)
  • 05.Raga Madhavapriya (Simha – Leo)
  • 06.Raga Preyasi(Kanya – Virgo)
  • 07.Raga Raagachandrika(Tula – Libla)
  • 08.Raga Neeli(Vrischika – Scorpio)
  • 09.Raga Bhramara(Dhanus – Sagittarius)
  • 10.Raga Shubhali(Makara – Capricorn)
  • 11.Raga Gurupriya(Kumbha – Aquarius)
  • 12.Raga Chandanagandhi(Meena – Pisces)

このアルバムは、スリスワミジの多重録音によって繰り広げられるシンセサイザー・インド音楽と言えるでしょう。テーマは、12の星座に関わる旋法ラーガと、それと形而上学的な関わりのある「色」、そして、その「色」を見事に表現している「オウム」と「インコ」たちを重ね合わせたもので、療法音楽としてはもちろんのほか、「インド占星術の音楽」として、極めて画期的なアルバムと言えます。

アルバムと作品

 このアルバムのテーマであります「占星術、療法音楽、生き物(鳥)、色」という、普通の感覚にとっては、一見唐突な組み合わせですが、それらは次のように理解することが出来ます。

 12星座と、音楽の旋法「Raga(ラーガ)」とそして「色」に関して簡潔に言えば、「音は宇宙の波動である」というインド古典音楽(科学音楽)にとって、一番重要な基本がありますから、「宇宙~星座~占星術~人間の運気と健康、心と体のテーマ」との関わりは、必然となって来る訳です。

 「色」に関しては、元々「Raga」という言葉が「Raga-Rang(心を彩る)」ということであり、言わば「音と色の共感覚」ということで説明できます。
 そして、それらが「オウム、インコ」とどう関わるか?ですが。流石にこれはスリスワミジならではの世界でしょう。
 しかし、「何故、鳥たちは、あのように見事で鮮やかな色をしているのか?」森に棲む際の「保護色」ばかりではないところが考えて頂ければ、スリスワミジの言わんとしていることも分かるかも知れません。
 
 タイトルに見られる「Zodiac」は、本来「天空十二宮」とか、「山羊」「牡牛」「牡羊」など獣(生き物)が多い星座の宇宙の通り道という意味で「獣帯」と呼ばれるものですが、このアルバムでは狭義で「星座」という意味合いではないかと思われます。サンスクリット語及び、インド占星術「Jotish(ジョティーシュ)」などでは「Rashi/Rasi(ラーシ)」と呼ばれています。
 

曲目と音楽

 
 一曲目「Raga:Lasaki」は、聞き慣れない音階で厳かな雰囲気で始まります。ラーガ(旋法)は、第14Mela(南インド古典音楽の72の主旋法)のVakulabharanamで、「ドレミ」で言うと「レとシが♭」で「ファとラを割愛」する五音音階なので、不思議な響きが感じられるのでしょう。最後は、「OM Shanti Shanti Hi」の旋律で終わっています。
 このラーガ(旋法)と深く関わる「Rashi(星座)」は、「Mesha(牡羊座)i」であるとされています。

二曲目「Raga:Vijaya-Nagari」は、南インド古典音楽一般では、第58番MelaのRaga:Hemavatiに属する、「ドレミ」で言うと「レ♮、ミ♭、ファ#」で「シを割愛」する「六音音階:Shadava」のラーガ(旋法)で、14世紀から17世紀に掛けて南インド一帯を支配し中世南インド古典音楽の中心的な存在であった、アンドラ地方の「Vijayanagar王朝」にちなむ有名なラーガ(旋法)です。

 ところが、本CDでは、CDクレジットにRaga:Vijaya-Nagariとされていますが、どうもCD制作スタッフの誤解があったかも知れません。

 この曲の実際の音階は、「レ♭、ファ♮、シ♭」で「ラを割愛する」、第16番MelaのRaga:Chakravakamの「六音音階:Shadava」のJanya(子)Ragaかも知れません。もしくは、「レ♭、ファ♮、シ♭」で「ラ♭を割愛する」、第14番MelaのRaga:VakulabharanamのJanya(子)Ragaの「Raga:Kalin-Daja」の可能性もあります。または、同Melaで、一部「ジグザグ進行」がある「Raga:Shuddha-Kamboji」ではないか?と思われます。

 演奏の前半は、前者を思わせるのですが、後半はジグザグが無いので後者を思わせます。総合的に考えると、おそらく「Raga:Kalim-Daja」であろうと思われます。
 
 もちろん芸系(南インド古典音楽には、北インドのような流派は無い)によって、「Raga:Kalim-daja」を「Raga:Vijayanagari」と呼ぶ可能性も否定出来ませんが。
 
 いずれにしても「ドレミ」でいうと「ミ」が無ければ、日本の箏曲の音階に近く、「ソから上」は、「春の海」を思い起こさせる旋律も登場します。

 「Rashi(星座)」は、「Vrishabha(牡牛座)」とあります。これが、「Raga:Vijaya-Nagari」としてだか、「Raga:Kalim-Daja」としてだかは分かりません。「Raga:Kalim-Daja」だとしても、その所属Mela「Raga:Vakulabharanam(14)」のグループ全体が「Vrishabha(牡牛座)」と関わりがあることは、全インドのJotish音楽の専門家の間では良く知られているはずです。

 
 三曲目の「Raga:Kokilam」は、第16Melaの「Raga:Chakravakam」のJanya(子)ラーガ(旋法)の「Raga:Kokila」と思われます。
 南インドの楽語には、末尾を「m」にするタミール系の習慣が見られたり見られなかったり、あまり統一はないようで、「RagaをRagam」「TalaをTalam」とまちまちです。
 本ライナーでも「Raga」には「m」を付けず、「Tala」に関しては、「TalaはAdi-Talam」と意図的に統一していません。

 「Raga:Kokila」は、「ドレミ」で言うと「レ♭、シ♭」ですが、「ソを割愛」し、伴奏音が「ドとソ」ではなく「ドとファ」の為に、四度ズレて聴こえるもので、同じく「レ♭」を用いる本CDの一曲目二曲目のような不思議さ(奇妙さ?)は感じられないと思われます。
 「Raga:Kokila」が深く関わる「Rashi(星座)」は、「Mithuna(双子座)」とされます。

 四曲目の「Raga:Damaruka-Priya」は、第31Melaの「Raga:Yaga-Priya」のJanya(子)ラーガ(旋法)で、「ドレミ」で言うと「レ#、ミ、ラ♭、シ♭」を用いるかなり不思議な音階に基づいています。基音の「ド」から感じてもかなり神秘的です。
 「Raga:Damaruka-Priya」が深く関わる「Rashi(星座)」は、「Marmataka(蟹座)」であるとされます。

 五曲目の「Raga:Madhva-Priya」は、第12Melaの「Raga:Rupavati」のJanya(子)ラーガ(旋法)で、「ドレミ」で言うと「ミ♭、ラ#、シ♮」というこれも不思議な響きを持っています。
 このラーガ(旋法)も、一瞬「日本音階に似ている!」と思わせながら、やはり「ラ#シド」と半音が三つ並ぶ辺りで、かなり度肝を抜かれます。「Raga:Madhva-Priya」が深く関わる「Rashi(星座)」は、「Simha(獅子座)」であるとされます。

 
 六曲目の「Raga:Preyasi」は、通常の南インド古典音楽では、第61Melaの「Raga:Kantamani/Kanthamani」のJanya(子)ラーガ(旋法)で、「ドレミ」で言うと長音階で「レを割愛する」というもので、「ラ」は割愛せず、「シ」は「シ♮」のみですが、本CDでは、「ラ」を割愛した「ドミファソシ♭ド」もしくは「ドミファソシ♮ド」の五音音階を基調に、「シ♮」もしくは「シ♭」を多分に含む特殊な音階に基づいています。

 理論的には「ラ#とシ♮」ということも言えるのですが、実際当てはまるラーガ(旋法)は見当たりません。少なくとも「Raga:Preyasi」の名ではそのような音のラーガ(旋法)は見当たりません。
 また、「シ♮で、ファとラを割愛する」「Raga:Gambhira-Nāttai」もしくは「Raga:Vedhāndha-Gamana」に創作的に「シ♭」を加えたか、「シ♭で、ファとラを割愛する」「Raga:Sāvithri」に創作的に「シ♮」を加えた可能性もゼロではありませんが、おそらくは、第28Melaの「Raga:Harikāmbhoji」のJanya(子)ラーガ(旋法)「Raga:Thilang」であろうと思われます。これは、かなり有名なラーガ(旋法)です。 幾分「Raga:Thilang」としては異なる音の動きが気になるのですが。

 この演奏と関わる「Rashi(星座)」「Kany(乙女座」)は、Raga:Preyasi」として記されたのか、「Raga:Thilang」として記されたのか分かりませんが、「Raga:Thilang」が属するMela:「Raga:Hari-Kambhoji」は、「Simha(獅子座)」と関わりが深いとされます。ちなみに「Raga:Gambhira-Nāttai」は、 「Makara(山羊座)」、属するMela「Raga:Chala-Nata(36)」は「Mina(魚座)」と関わるとされます。「Raga:Vedhāndha-Gamana」が属するMela「Raga:Dhira-Shankara-Bharanam(29)」は、「Simha(獅子座)」と関わるとされています。

七曲目の「Raga-Chandrika」は、第17Melaの「Raga:Suryakantam」のJanya(子)ラーガ(旋法)です。「ドレミ」で言うと「レ♭でシを割愛」の「六音音階」を基本にしています。「Raga-Chandrika」と深い関わりがある「Rashi(星座)」は、「Tula(天秤座)」とされています。

八曲目の「Raga:Neeli」は、おそらく第28Melaの「Raga:Harikambhoji」のJanya(子)ラーガ(旋法)「Raga:Nila」の「ファ♮をファ#に替えた」ものだと思われます。当然Melaも第64Melaの「Raga:Vachaspati(レ♮)」か、第52Melaの「Raga:Rama-Priya(レ♭)」ということになろうかと思います。

 南インド古典音楽は、北インド古典音楽ほどは厳密ではないのですが、「六音、五音音階」で、割愛した音(実際のラーガで用いない音)のことも考えないと「Janak(親)Raga」が限定されないのです。この「Raga:Neeli/Nili」を「ドレミ」で言うと「ファ#レとソを割愛し、シが♭」の「五音音階」です。
 この曲と関わる「Rashi(星座)」は、「Vrischika(蠍座)」とされています。

九曲目の「Raga:Bhramara」は、第19Melaの「Raga:Jhankaradhwani」のJanya(子)ラーガ(旋法)です。「ドレミ」で言うと「ソを割愛し、ミとラが♭で、シが♭♭」というもので「♭♭=ダブルフラット」は、厳密には「ラ♮とシ♭の間の音」ですが、ここではほぼ「ラ♮」です。これを「ラ♮」としてしまうと、音階上に「ラが二つでシが無い」ということになる場合「♭♭」を用いる場合があります。(北インドではやりませんが)
 「Raga:Bhramara」と深く関わる「Rashi(星座)」は、「Dhanus(射手座)」とされています。

 
十曲目の「Raga:Shubhali」は、第45Melaの「Raga:Shubha-Pantu-Varali」のJanya(子)ラーガ(旋法)です。「ドレミ」で言うと「レ、ミ、ラが♭でファが#」で「ソを割愛」という不思議な響きの「六音音階」です。

 北インド古典音楽の有名な「Raga:Todi」にも似ていますが、「Todi」は、希に「ソ」を取りますが、この「Raga:Shubhali」は、一切出て来ません。「ソ」が割愛されるラーガ(旋法)では、伴奏音「ドとソ」は、「ドとファ」に替えられますが、このラーガ(旋法)は「ファ♮」も出て来ませんので、「ドだけ」もしくは「ドとファ#」という不思議な伴奏音になります。
 「Raga:Shubhali」と深く関わる「Rashi(星座)」は、「Makara(山羊座)」とされています。

十一曲目の「Raga:Guru-Priya」は、第4Melaの「Raga:Vachaspati」のJanya(子)ラーガ(旋法)です。「ドレミ」で言うと「ファ#とシ♭でソを割愛」するものです。
 スリスワミジは、シンセの音を打弦楽器「Santur(サントゥール)」や弦楽器「Sitar(シタール)」の音にして、若干、西~中央アジア風な雰囲気で演奏しています。
 「Raga:Guru-Priya」と深く関わる「Rashi(星座)」は、「Kumbha(水瓶座)」と言われています。

十二曲目の「Raga:Chandana-Gandhi」は、一般の南インド古典音楽では、第3Melaの「Raga:Gana-Murti」のJanya(子)ラーガ(旋法)です。「ドレミ」で言うと「ファを割愛し、レが♭でミが♭♭」で、この「♭♭=ダブルフラット」は、九曲目の「シのダブルフラット」と同じ理屈です。

 しかし、本CDでは、「レ#、ミ♮、ファ#、ソ、シ♮」で、「ラを割愛」という全く異なる音階のラーガ(旋法)が演奏されています。おそらく、第68Melaの「Raga:Jyothiswa-Rupini/Jyotiswa-Rupini」のJanya(子)ラーガ(旋法)「Raga:Dipa-Varāli」辺りの変形ではないか?と考えられます。

 この曲と関わる「Rashi(星座)」は、「Meena(魚座)」記されており、「Raga:Chandana-Gandhi」としてか、「Raga:Dipa-Varāli」としてか?はわかりませんが、「Raga:Dipa-Varāli」の場合、属するMela「Raga:Jyothiswa-Rupini/Jyotiswa-Rupini」はグループ全体が「Meena(魚座)」と関わるとされています。ちなみに「Jyotiswa-Rupini」は「Jyotis+Swar+Rup(a)+ini」で、まさに「Jyotis(占星術)のSwar(音)のRup(姿)」という意味ですから、「Zodiac」にうってつけのラーガ(旋法)と言えましょう。しかも、「Swar(音)のRup(姿)」は「Swarup(山並み、大きな輪郭)」という別な単語とも掛けてあります。

若林忠宏(アーユルヴェーダ音楽療法士)

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