音楽×癒し

音楽×癒し

スリ・スワミジのこのコンサートは世界中で開催されています。それは、音の中に存在する神性を探究する努力であり、「天上のメッセージ」を解明する綿密な科学です。それは、母なる大自然と一つになり全ての痛みと怖れから解放されるための大いなる冒険です。

音楽、そして音楽の中のそれぞれの音が、いかにして植物や動物そして人間に対して影響を及ぼすのかについて、約30年間にわたり深い探究を続けてきたスリ・スワミジは、1996年にこの独特な「ラーガ・サガラ(癒しと瞑想のための音楽)」を見出されたのです。そして、世界中で多くのラーガ・サガラコンサートを開催し、何千人もの人々を癒してきました。

古代からのラーガ・ラーギニの科学と、音を通しての癒しの原理に基づくスワミジの音楽は、音楽の歓びや楽しさに加えて、治癒的側面をも鋭敏に引き出します。

本Webサイトでは、スリ・スワミジによってなされた膨大な量の研究・調査のごく一部についてご覧いただくことが可能ですが、いずれも、スリ・スワミジによって、音楽による癒しの効能が証明されています。すなわち、適切な音楽を聴くことによって以下の項目についての効能が明らかにされています。

• 血圧の降下
• 心臓の鼓動の安定
• 気分の落ち込みの緩和
• (医師による)治療前の不安の減少
• 集中力や創造力の強化
• ( 手術の前後での)鎮静剤や痛み止め薬剤の服用量の減少
• 化学療法後の吐き気の緩和
• 痛みの制御
• パーキンソン病患者における安定感の向上

適切な音楽を聴くことによって得られる肉体面における効能

• 脳機能が音楽に反応して変化する。
• 特定の音楽のリズムによって、呼吸がより深く、ゆっくりとなり、気持ちが落ち着く。
• 音量が大きく早いリズムの音楽は心拍数と血圧を上げ、ゆっくりとした優しく安定した音はその逆の結果を生み出す傾向にある。
• 音楽は筋肉の緊張を和らげ、身体機能を向上させる。リハビリの医療現場でしばしば用いられ、身体の反復機能を回復させるのに役立つ。
• エンドルフィン(脳内で機能する神経伝達物質のひとつ。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられ、モルヒネ同様の作用を示す)の分泌が増加し、ストレスホルモンの分泌が減少する。これにより、免疫機能が改善される。

ミシガン州立大学での研究によると、たった15分間、音楽に触れることでインターロイキン-1(免疫系細胞を刺激して疾患に対する抵抗力を高める生物学的反応修飾物質の一種)
のレベルを上昇させ、その結果免疫力をも高めることが示されている。

適切な音楽を聴くことによって得られる精神面における効能

• 精神を鋭敏にし、気持ちを落ち着かせる。
• 記憶力・学習能力を高める。
• 「モーツァルト効果」とは、クラッシック音楽を聴きながら数学の問題を解いた大学生の能率が上がった、との研究が発表された後に造られた言葉である。

適切な音楽を聴くことによって得られる感情面における効能

• 落ち着き、緊張、興奮、ロマンスの感覚を創り出す。
• 子守唄は、赤ちゃんをなだめ寝かしつけるのに、昔から有用である。
• 言葉を使わずに感情を表現するのにも用いることが可能。

注意

音楽療法を受ける患者さんは、他の保健医療専門家から処方されている医療の受診や医薬品の服用に関して、専門家との事前の相談なく止めるべきではありません。音楽療法は、通常の医療ケアに代わるものではありません。

音楽療法の効果を最大限にするためには

• 「音楽のお風呂」に20分浸かるようにする。
• ゆったりとしたリズムの音楽を選ぶ。
• 繰り返しのパターンを持つ音楽はほとんどの人にとって有効であることが知られている。
• 呼吸に意識を集中させ、深くゆっくりと規則的に行うようにする。
• 音と音の間の沈黙に意識を集中させる。そうすることで、音楽を頭で考えることなく、より深くくつろぐことができる。
• 一日の労働の後の刺激が必要な時は、静かなゆったりとした音楽ではなく、早いテンポの曲が良い。
• 気持ちが辛い時には、よくなじんだ音楽、例えば、子供の時に好きだったものとか、懐かしい曲などを選ぶ。自分がよく知っている曲はしばしば落ち着きをもたらす。
• ウォークマンなどで好きな音楽を聴きながら散歩をする。吸う息と吐く息を調和させながら。
• 自然の音、例えば、潮騒や森林の中の静けさ、などはストレスを減らす。

ナーダ・ウパーサナ(音楽を通して神を礼拝すること)は解脱へと至る

内なる光は絶えず輝いています。この光は「マインド」という鏡を通してそれ自身を現します。マインドに汚れや欠陥があれば、内なる光は歪められしまいます。しかし、実際には、マインドがどのような状態であったとしても、その光は何ら影響を受けることはありません。マインドの限界を無視して、内なる光に集中すべきです。この内なる光が神です。神を探究することが人生の目的であるべきです。音楽と神との間には緊密な関係があります。しかし、この関係は、ナーダ(音)に対して、敬意と帰依心を持って接する時に初めて確立されるのです。

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