INNER LIGHT

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INNER LIGHT

Sri Ganapati Sachchidananda Swamiji
with Dr.L.Subramaniam (Karnatik Violin)

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  • 1. SARASANGI RAGA ALAPANA
  • 2. BHAJAN SAPTASHVARUDHAM
  • 3. PANTUVARALI RAGA ALAPANA
  • 4. BHAJAN JYOTI VELIGINDI

 アルバム「Inner Light」は、スリスワミジの「Inner Healingシリーズ」の第3弾で、ふたつの南インド古典音楽の旋法「Raga(ラーガ)」が、前奏曲「Alapana(アーラーパナ)」と、スリスワミジ作のヒンドゥー讃歌(献身歌)「Bhajan(ハジャン)」の主題・第二主題を用いた即興演奏で納められています。南インド古典音楽演奏家による伴奏陣には、現役最高峰のDr.L.Subramaniam (Karnatik Violin)を加えた、豪華なメンバーです。

アルバムと作品

 「Inner Light」は、スリスワミジ作Bhajanの主題を用いた、インド古典音楽の手法による即興演奏と、その前奏曲としての即興演奏による組曲が二組納められています。つまり、一枚のCDをふたつのラーガ旋法で二分してあるので、それぞれをたっぷり聴くことができるという内容です。
 加えて、共演に現代の最高峰の巨匠を迎えた音楽性の高さも特筆すべきでしょう。よって、このアルバムは、「心と体のHealing」のみならず、「聴いて楽しむ」ことと「インド古典音楽を学ぶこと」の三つの価値を高く持つアルバムと言えます。
 即興演奏の主題として用いる二つのBhajanは、いずれもファンの多い作品ですが、「Bhajan:Saptashvarudham」は、2008年、巨匠Sri Arokya Swamy師の鍵盤楽器「Harmoniyam(ハルモニヤム)」を招いて録音された「Sangati Smarana」で披露され、もう一方の「Bhajan:Jyoti Veligindi」は、2006年のアルバム「Nava Bhakti Geetalu」で披露されました。

楽曲と音楽

 一曲目のAlapana(前奏即興曲)で始まる「Raga:Sarasangi」は、第27番目のMela(メーラ/※)のJanak-Raga(ジャナク・ラーガ/代表ラーガ)で、「ドレミ」で言うと、「ラ」だけがフラット。北インド古典音楽にも「Raga:Nata-Bhairav」として移入され、全インドで非常に有名で親しまれているラーガです。
 アーラーパナ(前奏曲)は、リズムサイクル「Talam(ターラム)」を用いず、いわゆる「自由リズム」で展開する即興演奏で、そのラーガの持つあらゆる性質を具現する、演奏者にとって最も技量が発揮される様式です。

 二曲目の「Bhajan:Saptashvarudham」は、同じRaga:Sarasangで、境目なく演奏されますが、「Talam(リズムサイクル)」を用いるので両面太鼓「Mridangam」が加わることで分かります。
 スリスワミジ自作の大変親しみ易い主題「Pallabi(パッラビ)副主題Anu-Pallabi(アヌ・パッラビ)を含む」と「Charanam(チャラナム/副主題)」が何度か展開された後は、即興演奏「Swara-Kalpana(スワラ・カルパナ)」が「Talam」の上で繰り広げられ、スリスワミジとDr.L.Subramaniamの掛け合いもふんだんに繰り広げられ、インド音楽ファンにも楽しまれるであろう展開となっています。Talamも親しみ易い四拍子系の「Adi-Talam(アーディ・ターラム)8拍子」。
 
 三曲目のAlapana(前奏即興曲)で始まる「Raga:Pantuvarali」は、第51番目のMela(メーラ/※)のJanak-Raga(ジャナク・ラーガ/代表ラーガ)で、「ドレミ」で言うと、「レ」と「ラ」がフラットし「ファ」がシャープの、西洋音階や日本音階にはないインド独特の音階を用いるラーガ。これは北インドの代表的なラーガである「Raga:Purbi」に相当し、やはり全インドで親しまれていると言えます。

 Raga:Pantuvarali(パントゥヴァラーリ)は、南インドでは大変有名で親しまれているラーガで、正確には、第51番目のMela(メーラ※)の正式名は、「Kamavardani/Kamavardhinii」ですが、もっぱら「Pantuvarali」の名で知られています。言わば、「愛称」で、それほどに好まれているラーガであると言えます。

 Alapanaが一旦フェードアウトして、Talamが刻まれ、Mridangamが加わる四曲目は、二曲目同様に、スリスワミジ作の「Bhajan:Jyoti Veligindi」の主題・副主題を用いた即興演奏となっています。Talamは、前二曲と同じく「Adi-Talam(アーディ・ターラム)8拍子」。
 
 南インド古典音楽は、近代に「古典音楽Vishnu讃歌」とも言える様式「Kriti(クリティ)」が大流行し、主流となりました。スリスワミジも多くのKritiを作詞作曲しています。

 Kritiは、主題(副主題を含む)、第二主題、それぞれの後に展開部を含むなどの構造が厳格な形式で、それらを忠実に再現するだけで数十分を要します。

 その後に即興演奏展開部「Swara-Kalpana(スワラ・カルパナ)」が来ますが、この「Swara-Kalpana」の構造は、即興が主体の北インド古典音楽と同様に、「主題~即興~主題」の繰り返しです。

 本CDの楽曲様式「Bhajan(バジャン)」は、「主題(Pallavi)~副主題(Charanam)」を交互に繰り返すもので、BhajanのCharanamは、言わば展開部で、各回異なる歌詞を展開します。

 本CDでは、スリスワミジ作詞作曲の、既にファンが多い名曲の主題と副主題を器楽で提示した後、Swara-Kalpanaを展開するという南インド古典音楽演奏家が行うスタイルになっています。

 共演のDr.L.Subramaniamは、今日の南インド古典音楽の長老の一人で。叔父には、1960年代にそのレコードで世界に南インド古典音楽の深遠さを驚きをもって知らしめた声楽家のDr.Ramnad Krishnanが居り、弟のDr.L.Shankarもまた南インド古典音楽Violinの名手で、世界でも活躍し、ジャズギタリストJohn McLaughlinとのインド音楽・Jazzユニット「Shakti」で1970年代末~80年代に世界的な注目と評価を得ました。兄であり、本CDの伴奏者、Dr.L.Subramaniamもまた世界でも活躍しましたが、もっぱら古典音楽演奏家のスタンスを守り、現地でも長く重鎮を務めています。

(※) Mela(メーラ)は、正式には「Melakarta」と言い、南インドのほぼ全部のラーガを72の「親ラーガ:Janak-Raga」に分類したもので、少ないものでは「子ラーガ:Janya-Raga」がひとつふたつしかないが、多いものでは、数十、百幾つもある。

若林忠宏(アーユルヴェーダ音楽療法士)

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