社会貢献

社会貢献

社会貢献と活動拠点

スワミジは音楽活動以外に、さまざまな社会貢献を行っています。
活動の拠点となっているのは、南インド、カルナータカ州マイソール市チャームンディの丘の麓に広がるアヴァドゥータ・ダッタ・ピータムです。
40エーカーにも及ぶ広大な敷地内には、ヨガ、ヴェーダ、サンスクリット語、バジャン、音楽などを学べる教育施設や、伝統的な催しを行なうホール、音楽や 舞踊などの文化イベントが開催される劇場のほか、インド伝統医学アーユルヴェーダと近代西洋医学の統合医療を行なう病院、インド最大規模の盆栽園、薬用植 物園、鉱物博物館などさまざまな施設があり、インド国内外に支部も多くあります。

主な社会貢献

• 教育

本部マイソールや他の支部では、ヴェーダを含むインドの伝統的な教育と、教育者の養成を行っています。インド哲学、神話、古典文学、芸術、音楽などに関する 試験、セミナー、ワークショップ、講話も頻繁に開催されています。マイソール、グントゥールなどにある教育施設では、貧困家庭の子どもたちに無料教育を行っており、現在、3,000人以上の児童が学んでいます。バンガロールには、コミュニケーション障害や体の不自由な子どもたちに特別支援教育を行なう学校もあります。

• 古典知識の復興:クリヤヨガ

スワミジは古代の智慧の復興にも力を注いでおり、なかでも古代インドの賢人ダッタートレーヤが広めたクリヤヨガに重きをおいています。呼吸法を重視したクリヤ ヨガを通して、人は感覚や思考過程を制御できるようになると言われていて、スワミジはこのインド伝統の智慧を、西洋社会に積極的に紹介しています。

• ミュージック・セラピーの研究

人々の健康に貢献するため、スワミジは長年、ミュージック・セラピーを多面的に研究、博士号を取得しています。
「肉体的健康は健全な心から生まれます。適した音楽を聞くと神経が鎮まり、リラクゼーション効果が期待できますし、リラックスすることで、心の平穏と静寂を得られるんです」とスワミジは言います。

人間の体には、ナディと呼ばれる神経経路が72,000あり、それぞれが独自の周波数で振動すると言われています。音楽を聴くとリラックスできるのは、音楽は振動そのものであり、音響振動によってナディが落ち着き、振動数が正しく調整されるためです。
スワミジがシンセサイザーを駆使するのは、1台で1,100を超える楽器の音を出せる優れた楽器であり、幅広い音楽を演奏できるからです。
それぞれのラーガが持つ振動の特性を生かし、どのようなラーガをどの時間帯に聴くと、どんな症状に効き、どんなヒーリング効果が得られるのか、科学的根拠 にもとづいたミュージック・セラピーを積極的に行っており、2015年4月6日にはオーストラリアのシドニー・オペラハウスで世界最大規模のミュージッ ク・セラピー・レッスンが実施されました。1,814人が参加し、ギネス世界記録を達成しました。

• 医療サービスの提供

ダッタ・ピータムでは医療サービスも提供しており、貧しい人々には無料で診察を行っています。
また、さまざまな医療キャンプを通じて、年間1,000万ルピー相当の医薬品を配布。医薬品を乗せた医療車両で、山村やスラム街に医師も派遣しています。
無料医療施設も多数運営、がん検出検査、内視鏡検査、糖尿病対策、母子医療ほか、さまざまな医療キャンプを一年を通じて行っていて、伝統医療の重要性や現代病について説明する機会を設けることで、病気の予防と人々の健康意識向上にも努めています。
ハイデラバードの主要病院に運ばれた患者への緊急時献血に対応する、1,000名のメンバーからなるボランティアグループもあります。

• 他の慈善活動

  • 女性支援のためのリハビリテーションセンター、シニアホーム、児童養護施設の運営
  • 津波、洪水、干ばつなどの自然災害で苦しむ人々への救済資金の提供
  • 車イス、杖ほか、障害者への各種器具の寄贈
  • 貧困地域にある教育施設への備品寄贈、教室の環境整備
  • 倫理観を育てる生徒・学生向き月刊誌や道徳的な書籍の発行
  • ヒーリング・ミュージックのCD制作
  • 図書館の建設と図書寄贈
  • 占星学、医学、農業、水源など、自然科学に関連するインドの古文書調査
  • ヴェーダ、音楽、演劇、舞踊ほか、インドの古典文化の伝播・保存・研究や、社会事業、地域活動などに貢献した人々への賞の授与 など
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