若者のためのクマラクリヤヨーガ

若者のためのクマラクリヤヨーガ

次期アシュラム後継者
スリ・ダッタ・ヴィジェヤーナンダ・ティールタ・スワミジからのメッセージ

『人生には四つの段階があり、それぞれ、児童期、思春期、青年期、老年期と名前がついています。人生を満了させるために、人はこのすべての段階を上っていかなければなりません。これらの段階をただ通り過ぎることは重要ではありませんが、それぞれをどのように生きるかは本当に大切なことです。
 ヴェーダは「サタユプルシャ(Satayu purusha)」、あるいは百年間の人生について述べています。人は八年間くらいを子供として過ごし、この期間は数に入りません。そのため児童期は重要ではない期間として過ごされます。
 児童期はその後の人生の基礎となりますが、それほど重要ではありません。人生の主要な側面は思春期に始まります。そのため、この時期をすべての人の人生にとってのターニングポイントとしてみなすことができます。
 思春期を注意深く過ごしたならば、それぞれの人の人生のその他の段階はスムーズに進みます。
 思春期、あるいは十代はもっとも扱いが難しい期間です。ティーンエイジャーたちは混乱をもたらす複数の問題に直面します。彼らは自分たちにとって何が良く、何が良くないかを評価できる立場にありません。教師と両親は、子供たちが適切な方法で振る舞うよう助力するために重要な役割を果たさなければなりません。不幸なことに彼らはそのような役割を演じていません。この状況に陥っている原因は複数あります。
 聖なる師スリ・スワミジは、社会の支柱であるティーンエイジャーたちを導き祝福するために『クマラクリヤヨーガ』と呼ばれるテキストを上梓しました。
 十代は肉体、マインド、知性を活気づける期間です。この活発化のプロセスは、アーサナ、プラーナーヤーマ、運動、食習慣によってなります。それらの実践は限りない利益をティーンエイジャーたちにもたらします。身体運動は肉体を強めますが、プラーナーヤーマやアーサナの実践は知性を鋭敏にし、健全な心と思考を促進します。本書籍の最終目的は、ティーンエイジャーたちを国家や家系に名誉をもたらす知的で有益な人物へと変容することにあります。
 すべての学生が技術者や医者にはなれるわけではありません。彼らは自分が選んだゴールを第一とし、人生の主要なものとしなければなりません。ゴールに至るために努力し、何が起こっても標的を射抜く矢や光線のようであるべきです。クマラクリヤヨーガは人生におけるこの重要な時期を過ごすことを容易にし、人生の究極の目的に達することを助けます。
 わたしたちすべてが真摯に取り組むべきです。しかし人生は嘘をつき不道徳な生活をし、腐敗した習慣に従事しなければ、生活することが難しいものだという誤った解釈がなされています。
 ダルマの原則と真実に従う人は、人生の初期に複数の問題に見舞われますが、彼らだけが勝利を獲得することができます。アダルマと非真実の実践は永久には続かず、この不朽の真実を覚えておくことはあなたの人生を祝福します。』

2018年1月28日(日) 10代の若者に教えるためのセミナー&ワークショップ 【クマラクリヤヨーガ】

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